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異世界灯台守の日々 (連載版)  作者: くりゅ~ぐ
第2章 バハラと追憶と彼方

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第91話 精霊の悪戯 又は風の精霊の気まぐれ


大天使が舞い降りた


善と悪 光と影 陰と陽 天使と悪魔 慈悲と無慈悲


そして姉と妹 ジゼルとアンナ


その大天使たるジゼルが現れた。


「ジゼルどうした?」


「その‥‥ 軍人さん達がまだ居ますが、対応5も終わって六日目になるし、本を貸して欲しくって来ちゃいました‥‥」


あー 落ち着いたらって言ったもんな、

まぁ良い頃合いだな、どうせ軍人達も明日で終了して、明後日の早朝にはバハラに帰還するんだからな。


「バラス高原会戦記始末だろ? 良いぞ、どうする? 上中下三巻 持って行くか?」


「その‥‥ 万が一何かあったら困るので上巻を一冊だけにしておきます、読み終わって返しに来た時に又貸して貰っても良いですか?」


まぁその何かはどうせアンナの事だろうな‥‥


「俺は構わないぞ、出すからちょっと待ってくれ」


「有難う御座います守長」


ジゼルが物凄い笑顔になった、正に満面の笑みだ、

本当に心底嬉しそうだな、てか可愛いやっちゃな。


「ジゼル、コレちよっと重いぞ、大丈夫か?」


「わぁ 凄く大きいですね、装飾も立派だ‥‥」


「だろ? だがな見た目の立派さだけじゃ無い、この本の内容は装飾に負けない位に立派なんだ、書き手の魂が籠った出来だ、前にも言ったが会戦当時の息遣いが聞こえて来そうな、いや、読んでて本当に聞こえて来た、それ位俺はこの本に入り込んだな」


「楽しみです! 守長、本当に嬉しいです、有難う御座います」


ん、本当に嬉しそうだな、見ててこっち迄が嬉しくなって来る、気持ちの良い笑顔だ。


おっと、何か風が強いな。


「ジゼル、何か風が強いな」


「来る時も風が強かったですね、昼位まではそうでも無かったんですけど」


風でジゼルの髪が乱れ顔に張り付いたな、ジゼルは髪が綺麗だよな、サラサラの美しい髪だ。


「秋風にはまだ少し早いな、しかし風が強いな」


「本当ですね‥‥ もう、又髪の毛が‥‥」


うーん、サラサラだからこそ、髪が風に吹かれて飛び散らかってるなぁ‥‥


そーいやアンナも髪は綺麗なんだよなぁ、髪はな。


だがそんな事を奴に言えば調子にのるから言わないがな。


「守長、本棚に前に無かった本があるんですけど、もしかして買ったんですか?」


「いや、実家から送って貰ったんだ、色々と送って来てな、そんでついでに送って来たんだよ、元々俺が持ってたのとか、家族が帝都で新たに買ったのとかを送ってくれてな、その一部を執務室に持って来たんだ、自室にはまだまだあるぞ」


「へぇ‥‥ ここにある分だけでも結構な数が増えたのにまだまだあるんですね?」


「新たに買った本だけでも結構な数になるな、姉や妹達が選んで送ってくれてな、それに加え今回は両親が買った分も送って来たんだよ」


「あの‥‥ 本棚の分も少し見ても良いですか?」


本当コイツは‥‥


遠慮がちに聞いて来なくても良いのに、まぁそれがジゼルの良いとこ何だよなぁ。


「ジゼル遠慮するな幾らでも見て良いぞ、何なら本棚の分も貸してやる、あっそうだ! 自室にあるのも見て行くか? リビングや寝室にも置いてあるんだ、結構な数があるぞ」


「えっ! 自室? そ そ それにし 寝室ですか? そ それはちょっと‥‥ いやでも‥‥ し 寝室‥‥」


おいおい、まさかジゼルの奴エロい事を想像して居るんじゃ無いだろうな‥‥


てか流石に十歳はなぁ‥‥


いや違うな、十歳でも女は女だ。


そうだよな、ちょっと軽率な発言だったかな。


「あー ジゼル、そうだな()を寝室にってのは少々不適切な発言だったな、すまん、ジゼルももう十歳になったんだ、そう言うのは良く無いよな、意識する年頃だもんな、悪かったジゼル」


「い いえ、その‥‥ 私はまだ子供だから、それに私が変に考え過ぎました、守長が謝る必要はありません、守長すいませんでした」


うーん‥‥

顔を真っ赤にして恥ずかしがるジゼルを見てると、

何だが背徳感があるな、開いてはいけない扉を開きそうだ、気を付けよう。


しかし風が強いな、窓を閉めたら暗いし暑いから開けとかないといけないが‥‥


「あの守長、本棚のを見ても良いですか?」


「ああ良いぞ、手に取って見て興味が引かれるのがあればそれも貸す」


「はい! ありがとうございます」


ジゼルは本当に本が好きだな、良い笑顔で笑う。


又風が吹き込んで来やがった、ジゼルが言う様に昼までは穏やかな風だったのに、まさか又々嵐が来るとかじゃ無いよな? 勘弁してくれよ本当。


「んっん~~ん」


「・・・」


ジゼルの奴、届かないんだ‥‥


「ん~~~ ダメ、と 届かない‥‥」


「ジゼルこれを使え」


「良いんですか?」


「只の空き箱だよ、気にするな、てか使わないと届かないたろ?」


空き箱なら軽いし動かしやすい、本棚の上の方の本もこれで安全に取れる。


てか今までは俺が取ってやったり、予め本を用意してたからなぁ。


そうだよな、自分で取ってその場で確認したいよな、それにそう言うのが楽しいんだ。


今まで子供扱いし過ぎたな、例えそれが善意だとしても、良かれと思ってやったとしてもだ。


本は自分で手に取り確認するのも楽しいもんだ。


うん、正解だな、ジゼルの奴 楽しそうだな。


その場で確認しながら本を選ぶのは楽しいよな。


えらく考え込んでるな、おっ! 手に取った本を又戻して考え込んでら、何だろう嬉しそうに考え込んでるってのは変な絵面であるな。


「ジゼル迷ってるなら全部貸してやるから」


「いえ、流石に全部は読めませんよ、今日借りた本の中巻と下巻もありますからそれを先に借りたいですし‥‥」


「まぁそうだな、その次に借りれば良いしな、まぁゆっくり選んでも構わないからな」


「はい、ありがとうございます守長、じゃあ お言葉に甘えて‥‥ キャッ!」


それは余りにも強烈な風であった、この様な突風を精霊の悪戯や、風の精霊の気まぐれとも言う。


そしてそのイタズラな風は、ある現象を引き起こした。


そう、パンチラである、今それが起こった。


うん、紛れもないパンチラっすわ。


正確に言うと、ジゼルのスカートが捲れ上がった。


そして下着が見えた、勿論不可抗力だ、俺の目の前に、空き箱に乗ったジゼルのパンツが見えた。


それは俺のせいでは無い、不幸な事故である。


恣意的(しいて)言うならば、精霊の悪戯であり、精霊の気まぐれであって決して俺のせいでも無いし、見ようと思って見た訳では無いのだ。


「も も も 守長 み 見ました?」


「・・・」


はいバッチリ見えました、だがこの場合、真実が常に正しいとは限らない。


時に真実から目を背ける事もまた正しい時もある。


「まぁ何だ、気にするな!」


「わ 私が気にするんです! う~ み 見られちゃった‥‥ 恥ずかしい‥‥ もうお嫁に行けない‥‥」


うん、この辺りがアンナとの違いだな、もしこれがアンナなら『責任取って私をお嫁さんにしてね』


って恥ずかしげも無く堂々と言うだろう。


むしろ狙ってやるかも知れない、奴は状況を最大限利用する。


例えそれがイタズラな風だろうがだ、

アンナの身体能力ならスカートが捲れ上がるより先に手で押さえる事も可能だ。


だが利があると見れば、いや、奴は一瞬で判断する、そう奴は一瞬で損得勘定を計算し、そこに利があると判断すれば、スカートを押さえ掛けた手を一瞬で引き戻す位、余裕でやりやがる。


そしてパンツを見られる恥じらいであるが‥‥



奴にその様な可愛げは無い!

ついでに恥じらい等、奴の辞書には無い!

ジゼルとえらい違いだよ、本当 姉妹で真逆の性格してるよな。


まぁ良いだろう、それよりジゼルだ。


顔を真っ赤にして恥ずかしがってる。


ちゃんとフォローしておかねばならない。


俺は気遣いの出来る男だ、

その名もネイサン・サリバン 特級官吏、

だが現在は左遷され、とある灯台守をしている。


うん、アホなテンションになってしまったな。


最近どうも悪ノリが過ぎるな、昔からこうだった気もするが、それは多分きっと気のせいだろう。


「心配するな大丈夫だジゼル、気にするな、全く問題無い! だって見えたのはドロワーズだ、だから全然大丈夫!」


「そ そ そ それが問題なんです!」


そうか? ドロワーズだぞ? 問題あるか?


まぁこの世界の下着だからな。


説明無しでは分からんだろうが‥‥


うーん‥‥


ジゼルの奴、更に顔が赤くなったな‥‥






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