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異世界灯台守の日々 (連載版)  作者: くりゅ~ぐ
第1章 ある灯台守の日々

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第78話 守長なんか知らない!


アマンダとアンナと俺


珍しい組み合わせだ、普段ならあまり無い組み合わせである。


「アマンダ~ 俺が信じられ無いのか?」


「うーん‥‥ ねえ」


「おい! 他の奴になら兎も角、アマンダに誤解されるのは何か嫌だ」


「もう‥‥ 又そんな事言って‥‥ 守長ダメよあんまり縛っちゃ、ね、分かった?」


「はい、極力控えようかと思います」


「うーん‥‥ 止めるとは言わないのね、まぁ良いわ、本当仕方ない人ね」


はい、仕方ない人です、まぁとは言えだ、多少は控える様にしよう。


「ねえ守長、私の前でイチャイチャしないで!」


「ん? なんだ居たのかアンナ」


「さっきから何なの? 私とゆーものがありながら何なの?」


「うっせーな‥‥ てか子供組はもう寝る時間だろうが、さっさと中に入ってクソして寝ろや」


「ちょっと守長、私そんなのしないから! 大体まだ寝るまで少し時間あるもん」


何抜かしてんだコイツは、何がしないだよ、お前は一昔前のアイドルかよ?


「てか俺はお前のものでは無い、ついでにお前は好みじゃ無い、つーか後20歳+されてから言えや」


「はぁ? こんなに可愛くて愛らしくて美人な私の何が不満なの? 大体後二十年もしたら私おばさんになっちゃうじゃない」


「いや‥‥ それを言ったら俺は既におっさんになる訳だが‥‥」


「守長は良いの!」


そう言うとアンナは、アマンダを意味ありげに見やがった。


「私も、もうおばさんだもんね‥‥」


何てアマンダがボソッと言った。


「いやいやいや、アマンダは十分若い、失礼な言い方かも知れないが、アマンダは童顔で幼顔だからおばさんには見えないからな、笑わない顔も凛として美しいが、可愛いし十分以上に魅力的だよ」


「もう‥‥ 守長ったら又そんな事を‥‥ ありがとう、でも持ち上げ過ぎよ、何だか恥ずかしいわ」


「事実だ、嘘偽りの無い本心だ」


「もうもうもう、又そんな事言って‥‥ 本当にいけない事なんだよ‥‥」


「そんな事は無い、法によって決まってる訳じゃ無い、それに法でそう決まったのなら、法自体を変えてやるさ」



「ちょっと! さっきから何なの? 私が居るのにイチャイチャしないで!」


「何だ、まだ居たのか、さっきも言っただろ、お花摘みに行ってさっさと寝ろ」


コイツは‥‥


貴重なアマンダとの時間を邪魔しやがって‥‥


俺に恨みでもあんのかよ?


「私そんなのしないもん!」


「えっ? お前冬場の事を忘れたのか?」


「あっあれは‥‥」


そうだよな、冬場に吊るした時におもいっきり漏らしてたもんなぁ、まぁ可哀想だからあえて言わんがな。


「お前は本当、ジゼルを見習えよ、本当に血が繋がってるのかと思う位 真逆だよな?」


「お お姉ちゃんは関係無いでしよ! 大体守長はデリカシーが無いよ、レディにはもっと優しくしないとダメなんだよ」


「レディと言う、言葉の意味を分かってるのか? お前に比べればバハラのチンピラでも、もっと控え目だぞ、アイツらきっちり分からせたら、以後は大人しくなるし、礼儀正しくもなるからな」


「私はレディだもん」


「ふっ・・・」


鼻で笑っちゃうわ。


コイツの場合はレディはレディでもレディースだろ。


「もう! 守長何か知らない、アマンダのおっぱいばっか見て何よ、守長の変態 本当にもう知らないんだから」


「ちょっおま!」


あんのクソガキ! 去り際に嫌な爆弾投げ捨てて行きやがってからに!


マジで吊るしてやろうか・・・


はっ! いかん! 誤解を解いておかないと。


「アマンダ、奴の戯れ事だからな! 俺はアマンダに対してそんな(やま)しい事して無いからな、いやマジで!」


「もう、分かってるわよ、でも見たかったら見ても良いわよ、勿論服の上からだけどね」


おーっと危ない、コレはアマンダの踏み絵だ。


ここで頷けば俺はそう言う奴だと思われてしまう、これは罠だ、流石に話が出来すぎている。


「もう、冗談じゃない、そんな真剣な顔して困らないで、大体 服の上からならねえ、ある程度は仕方無いじゃないの」


「と言うと?」


「んー 男の人って無意識に胸を見るでしょ? 勿論良い気はしないけど、ある程度は仕方無いと思うの、とは言え良い気はしないわよ」


「えっ、俺もアマンダのを無意識に見てるか? 」


「全く見てない訳では無いわね、でも守長は気を付けてるでしょ? あんまり視線は感じないわね」


だよね、俺は気を付けてるからな、女は視線に、特に胸に対する視線は敏感だからな。


見て無いのに胸を隠す奴も居る位だ。


テメーのは見てねーよ、自意識過剰かよって奴も割と居るが、男が全員 誰彼構わず胸を見てると思うのは大きな間違いだ。


こっちにも選ぶ権利はある、見ても無いのに見てると思われるのは、非常に心外だ。


まぁ、誰彼構わず見てる奴も結構居るのは事実だが‥‥


だが男が全員そうだと思うのも止めて欲しい。


「あー 何だ、その‥‥ 冗談でもそう言うのは止めてくれ、つい視線が行きそうになる、俺はアマンダに嫌われたくは無いんだ」


「もう、そんな事で嫌ったりはしないわよ、子供じゃ無いんだから、守長なら多少は良いけどジッと見るのはダメだよ」


だからそんな事言われたら見てしまうだろ‥‥


アマンダは美巨乳なんだから、いやまぁ生で見た訳じゃないから多分なんだが。


うーん‥‥

それにしても‥‥

一応は聞いておいた方が良いな。


「アマンダ、それはガン見しろってネタ振りなのか?」


「違うわよ、もう、直ぐそう言う事を言うんだから、ダメよ恥ずかしいから、ネタ振りでも無いからね」


「えーと‥‥ そう言うネタ振りでも無くて?」


「もう、もうもう、ダメ! ねえ守長、もしかして見たいの?」


はい、むっちゃ見たいっす。


でも人間性を疑われるので出来ないっす。


「守長、凄く苦しそうだけど、苦悩? 何だか見てて私の方が苦しいんだけど‥‥ 何かゴメンね余計な事を言っちゃって‥‥」


「いや、大丈夫だ問題無い」


「そ そう? 何か本当ゴメンね」


落ち着け俺、見たいが見たらダメなんだ。


禅問答の様だが見たらダメだ、一時の欲望の為に全てを失ってしまう。


カンチョーされて悶絶して居た村長を思い出せ、お井戸を押さえてもん絶・・・


「ブフォー ヒャッヒャッヒャッ、ゲホゲホゴホ」


「守長どうしたのいきなり? 大丈夫?」


「エホエホエホ、すまん! 心を落ち着かせ様として、村長がカンチョーされた時の事を思い出したんだが、逆効果だった」


「何で又そんな事を‥‥ フフフ、だ 駄目じゃ無い、そんな、村長がカンチョーって‥‥ フフフ、ゴホゴホゴホ、フフフフフフ」


「いやだってあの時の村長の姿‥‥ それに顔が‥‥ この世の終わりの様な、自らの身にこの世の全ての苦しみがのし掛かったみたいな顔して悶絶してたじゃないか、『あっあっあっあ 』とか言いながら痙攣してたしな、お前は浜に打ち上げられた死にかけの魚かよって」


「もう、ダメだよそんな事を言ったら‥‥ プークスクス、ちょっと守長フフフ、思い出しちゃったじゃないの、フフフ」


「あっあっあっあっあ カ カ カルン カルン あううう、もうダメかも知れないカルン ってカルンって誰だよ、お前の嫁はカレンだろうが、てか婆さん達が 『村長カルンって誰だね? 浮気でもしたんかいな』って冷静に突っ込んでただろ? アレはダメだろ~」


「守長もう、笑わせないで! 上手すぎよ、村長の真似 フフフ もう本当に」


ある芸人さんが確か、人を笑わせるのと、人に笑われるのは、全くの別物だって言ってたな。


「尻がー! 尻がー! 尻がーー! カルン!」


「もう、ダメだって言ったでしょ、メッ」


そう言いつつアマンダは笑ってるし、しかも涙流して笑ってるじゃないか。


しかし村長のアレは芸人としての完成形だったな、まぁ村長は芸人では無い訳だが。


まぁでもアレは笑うよな、村長はあの様な事をやってるからある意味愛されてるんだよなぁ。


憎めないと言うか、まぁそれも一つの才能か。


本当、退屈しない村だよ。




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