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異世界灯台守の日々 (連載版)  作者: くりゅ~ぐ
第1章 ある灯台守の日々

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第59話 縄の痕


爽やかな朝である


爽快な目覚めは気分を良くする


但し一つ頂けない事もある


今日は曇り空でどんよりとして居る。


昨日の夜は雲一つ無い空であったのに 何時の間に天気が崩れたんだろうか?


昨晩はアマンダと遅く迄、二人で話しをして居た。


だが寝不足と言う訳では無い。


十分な睡眠を取る時間は合ったし、何より気分が良かったからか深い眠りに就けた。


因みにむっつり六人娘はやや寝不足気味の様だが、おそらく虫刺されによる痒みで眠りが浅かったのだろう。


俺とアマンダは一切虫に刺されて居ない。


何故なら除虫の魔法を掛けて居たからだ。


あのむっつりスケベ六人娘達には掛けなかったので思いっきり刺されたのだ。


バカめ、スケベ根性を出さず室内に居れば虫に刺される事も無かっただろうに。


まぁ自業自得だ仕方無い。


室内は虫除け香の匂いが微かに漂って居る。


夜に焚いてた物が残り香となり香って居るのだ。


その為 むっつり六人娘以外の村人は刺されて居ない、なのでむっつり娘達の虫刺されは結構目立つ、皆にジロジロと見られながら掻いて居る。


「守長おはよう」


「おう おはよう、どうした貧‥‥ ジル、寝不足みたいだな」


「うん、外に居た時に結構虫に刺されたみたいで、夜痒くて目が覚めちゃって、昨日はありがとうね、私、立ち眩みして守長に世話になったみたいで、世話掛けたね」


「ん、気にするな もう大丈夫なのか?」


「うん大丈夫、それより痒いのが辛い、薬塗ったからもう少し したら平気になると思う」


「お大事に」


「うんありがとう、ねえ守長、私何だか守長から目を離せないんだけど何でなんだろ? 特別な意味があるとかじゃ無いの、何でか分から無いけど今日は守長を見て居たいのよね」


げっ! コイツ無意識の内に、昨日の事 覚えてるんじゃ無いだろうな?


いや、大丈夫だ気のせいだ、これ位なら誤魔化せる、落ち着いて対処するんだ。


「「・・・」」


「何だ、昨日俺に介抱されたからってホレたか? お前チョロすぎるぞ」


「そんな訳無いでしょ、私そんな軽い女じゃ無いしチョロくも無いよー」


ケツはデカイのに?


思わず口に出し掛けたが何とか堪えた。


危ない 危ない、昨日の事を思い出させる様なキーワードは控えねば。


貧乳、ケツデカ、むっつりスケベ、被虐趣味等は言ってはいけない、気を付けよう。


「まぁこの格好のせいだろうな、何時も違ってシュッとしてるからつい目が行くんだよ、三日目でも見飽きないって所じゃないかな?」


「あー そうだね、確かにそうかも、まぁとにかくありだとね守長、じゃーねー」


行ったか‥‥


大丈夫そうだな、しかしアイツ割とチョロいよな、昨日の事忘れてくれて良かったよ。


今後気を付けよう、再びそう思った。



さて、バハラから来る連絡要員が昼頃に今日も来るだろうが 対応5の解除になるかそのまま継続か分かるが、まだ解除にはならない様な気がする。


この様な予感は割と当たる、実際問題として小物君達、軍人だけで事足りると思うがバハラの行政府はそう思っては居ないだろう。


バハラから北方にある村では現在忙しく捜索して居るらしいので、ついでにハルータ村も対応継続で良いんじゃないか程度に思って居るだろうな。


まぁ官吏何てそんな物だ、数字でしか判断していない奴は多い、まぁ俺もそんな官吏の一人である訳だが・・・


対応が三日を越えると手当てが多少は増える、勿論増える金額は大した事無い、食事は保存庫から供出され、使った分は公費で補充されるので食費は実質タダだが 保存の効く物だからなぁ。


味の問題もあるし 同じ様な食事内容の飽きも問題だ、工夫はしてるが限度もある。


一番の問題点は人も残骸も見付からないと言う点だな、皆ダレ始めてる、斯く言う俺もだ。


その辺りを連絡要員に伝えよう。



しかしたった三日で問題続出だな。


これ等の事は今後に生かさないといけない。



「守長おはよう」


「おう、おはようアマンダ、ついでにマーラ」


「あたしはついでかね?」


「おう、ついでにおはようだ」


何でマーラの奴ちょっと嬉しそうなんだ?


まさかコイツも被虐趣味に目覚めたのか?


それは無いか、たった一晩で目覚めるって・・・



いやいや、俺は昨日見たじゃないか。


「守長どうしたね? 変な顔してあたしを見て?」


「うん、何でも無いよマーラ君、所で何か用かねマーラ君?」


「何でそんな喋り方なのさ? まぁ良いけど‥‥ 特に用は無いよ、朝の挨拶しただけさね」


「そうか、マーラ両手首を見せてみろ」


「えっ? 何で?」


マーラの奴 不思議そうな顔しながらも素直に両手を出して手首を見せて来た。


うん、縄の跡は無いな、俺の思い過ごし、いや違うな 過剰反応だったか。


だが念には念を入れなければならない、昨日の事はそれ位衝撃的だったからな。


「マーラ、細縄と太い縄とどっちが好きなんだ?」


「えっ? どう言う事だい? 意味が分から無いんだけど、何かに使うのかね?」


うーん‥‥


本当に何か分かって無い様だな、ならコイツは白か


「アマンダ、マーラは白みたいだ、だが縄を使わないパターンも、所謂上級者の可能性もあるが‥‥」


「もう、守長の考え過ぎよ、そんな訳無いでしょ」


「だがなぁ‥‥ たった一晩、いや、一瞬で堕ちる奴を見たら念には念を入れないと怖いじゃないか」


「アレは又別よ、流石にアレは無いわ」


~~~


何か二人の距離が近い気がするんだけどねぇ、

昨日の晩に何か合ったのか・・・


覗きに行った娘っ子達は皆青い顔して帰って来るし、何聞いてもブルブル震えて答えやしない。


ジルは立ち眩みしたとかで呆けて何も覚えちゃ居ないし、そんでジルを休ませて他の娘っ子に改めて話を聞いても言わないから、気になって見に行ってくる何て言う子をあの子ら必死になって止めるから誰も分から無い。


察しろ、二人の邪魔者すんな、私達を巻き込むな、そう言って必死になって止めてたからねぇ‥‥


ジルはアレ、守長が何かしたんだろうけど、一体何をしたのやら‥‥


まぁ、アマンダと守長が楽しく二人の時間を過ごしたってんなら 良い事なんだろうけど、あたしも正直 気にはなるんだよ。


しかしあの子等の怯え様・・・


それにジルが全く覚えて無いのも気になるねぇ‥‥


まさかアマンダ本人に聞く訳にもいかないし。


二人を皆は見守ろうって言ってんだから、聞きたくても聞けやしないよ。


うーん‥‥


それにしても二人の距離が近い、いや近すぎじゃないかね?


皆、興味津々で見てるけどジル以外の覗きに行った子等は一切見てないし。

むしろ極力視界に入らない様にしてるのは非常に気になるんだけど、守長は本当に一体 何をあの子等にしたのかねぇ‥‥


そう言えばさっき手首見せてみろとか、縄は太いのと細いのどっちが好きかとか聞いてたけどありゃ一体何だったんだろうねぇ?


たまに守長はおかしな事言うからそれでかと思ったけど、ふざけてる感じでも無かったし、何だったんだろうかねぇ。



~~~


マーラが又々百面相してる、マーラもこっち来てから変なんだよな・・・



まぁ良いか、それにより何か問題がある訳じゃ無いし。


ジルは兎も角、その他のむっつりスケベ五人娘達は俺と目を合わせようとしないな。


どうやら昨日のが効いた様だ。


大変宜しい、これでこれからは いらん事はやら無いだろう。


俺の目の前でアマンダがニコニコと笑って居る。


うん、結構距離が縮まった気がする。


まぁお互い昨日の晩は色々話せたからな。


普段だったらお互い遠慮して聞けない様な話や、言えない様な話を色々と出来たからだな。


まぁバカっ話も結構したし、お互い子供みたいに笑い合ったと言うのもあるんだろう。


可愛いな・・・


だがなぁ、アマンダは旦那が居るし、まだ帰って来ると信じて居るんだ。


引き返せ無い程 深入りしたら駄目だ、その辺りは(わきま)えないといけないな。


そしてアンナの奴、柱の陰から顔だけ出してこっちを見てやがる。


しかも悔しそうな顔してだ。


ハンカチ持ってたら、ハンカチを噛んで引っ張って居そうな感じで悔しそうな顔してやがる。


もしかして 私の男に~ とでも思って居るのかも知れないな。


うん、俺はお前の男では無いからな、弁えろ七歳児と言いたい。



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