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異世界灯台守の日々 (連載版)  作者: くりゅ~ぐ
第1章 ある灯台守の日々

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第56話 無駄な隔世遺伝


こんな時にも美しい星空が広がっている


この夜空を汚す者が居る


流星がまるで泣いて居るかの様に流れて居る



この盛りの付いたメスドラ猫どもが・・・


ガキんちょ共みたいに 縛ってお仕置きは出来無いしなぁ‥‥


これはあくまで個人的な事であって、(おおやけ)な事では無い。


俺とアマンダの事を覗き見してたのはコイツらの個人的な興味であって、俺とアマンダが二人で話しをして居たのも又、個人的な事だからだ。


とは言えこのまま済ますのも(しゃく)だし、きっちり教育的指導をしないと絶対、そう、絶対に又やらかしやがるだろう。


何か上手い手は無いだろうか・・・


「おい、むっつりスケベ六人衆」


「ちょっと守長、さっきからそんな変なあだ名で呼ばないでよね! 人が聞いたら誤解されるでしょ!」


「何が誤解だ、事実だろうが、てか何で覗き見てた? しかも態々 夜番の当番の順番まで変わってもらって、 ん?・・・ もしかしてお前・・・」


「ちょっと何よ守長? 何で唖然としてるの?」


「お お前・・・ ジル‥‥ そうだったのか‥‥ なるほどな、お前 俺の事が好きで、それで気になって覗き見しに来たのか‥‥ だが悪いな、お前は好みじゃ無いんだ、主に‥‥」


とりあえずジルのささやかで慎ましやかな胸をガン見しながら言ってあげる。


「ちょっと守長どう言う事よ! そんな訳無いでしよ、大体どこ見て私が好みじゃ無いとか言ってんのよ!」


「ジル、それ以上言っても辛くなるだけだぞ、叶わぬ恋だからって、俺にフラれたからってやけになるなよ‥‥ それと何処見て言ってるかって? そりゃ勿論、ジルの慎ましやかでささやかで控えめで大人しくて、主義主張をしない‥‥ プークスクス‥‥ 壁‥‥ ちっぱいに決まってるじゃないか」


「なっなっなっな・・・」


「どうしたジル?俺にフラれておかしくなったのか? てかそんなに口パクパクさせてどうした? お前は(おか)に上がった魚か? そんな事しても胸はおっきくならないぞ、無駄な抵抗ってやつだ 」


あれあれあれ~ ジルの奴プルプル震え出したぞ~ 何でだろうなぁ。


さて‥‥


後五人か、どうやって口撃(こうげき)してやろうか‥‥


必ず屈服させてやる、二度と覗き見出来ない様に、盗み聞き出来ない様にな。


「ヒッ‥‥」

「守長、もうやらないから!」

「わ 私も 私も二度とやらないから許して‥‥」

「ごめんなさい ごめんなさい口撃しないで」

「ちょっとした出来心だったの本当よ」


チッ・・・


先手を打たれたか・・・


コイツら勘が良いな、まぁ仕方無い。


自首してきた以上はあまりお仕置き出来ない。


「で? 言う事があるだろ? ホレ、言ってみろ」


「覗いたりしてごめんなさい」

「ちょっとした出来心だったの、もうしないから許して」

「二度としませんごめんなさい」

「守長許して、ごめん本当に許して」

「覗き見してごめんなさい‥‥」


仕方無いな、釘を刺して仕舞いにするか。


「おう、分かれば宜しい、今回は許してやる、今回はな、今回は!だぞ」


自首してきた上、謝って許しを乞うて来たんだ、これ以上の追及は難しい。


よって今回は許してやる今回は、な。


しかし納得出来ない奴も居る。


「あんた達裏切るつもり?」


「ジル謝っちゃいなよ、覗き見してたのは事実だし、守長には口で勝てないよ」


「そうだよ、私は守長に口撃されたくは無いよ」


「覗いて居たんだしこっちが悪いんだから‥‥

大体守長はあのアンナを口で言い負かせるんだよ、勝てる訳無いよ」


「ジル、私はアンタ見て怖くなっちゃった、むっつりスケベ何てあだ名は嫌だよ!」


「そうだよ、むっつりジル・スケベ何てあだ名付けられたら嫁に行けなくなるよ、嫌だそんなの」


ちっ・・・


コイツらも むっつり●●●スケベって あだ名付けてやろうかと思ってたのに‥‥


もう無理だな。



「ちょっと! 何で私だけ むっつりスケベになってんのよ! ヤメてよね、嫁に行けなくなるじゃないの!」


「まぁまぁ、落ち着けや、むっつりジル・スケベ、そんな怒ったら只でさえ慎ましい、薄い胸部装甲が更に 薄く小さくなるぞ」


「ちょっと守長! 誰の胸が薄いのよ! これ以上小さくならんわ! 大体私そこそこはあるんだからね、本当だから!」


「ふっ・・・」


笑わしてくれるよコイツは、そこそこの定義や言葉の意味を変えなきゃならなくなるぞ。


「又鼻で笑った~ それにさっき変なあだ名で言ったでしよ?」


「何の事だ? むっつりジル・スケベ? おっと、間違えたわ」


「クウ~~ 又言った、私むっつりじゃ無いもん、スケベでも無いもん!」


「人を覗き見てほくそ笑んでる奴はむっつりスケベなんだよ! おいアマンダ、ジルから離れた方が良いぞ、じゃないとおっぱい奪われるぞ 離れろ 離れろ」


バカめ、謝りもせず 反省もしないのであれば俺は口撃をやめない。


コイツは又必ずやる、だから今ここで完膚なき迄叩き潰す。


「守長ダメだよ、その位にしとかないと」


「アマンダ、コイツだけ謝りも反省も二度とやら無いと誓っても無いんだ、当然の報いだよ、てか離れないと胸を奪い盗られるから離れとけ」


「盗らんわ! てか守長は私を何だと思ってんのさ」


「むっつりスケベの貧乳」


「だだだだだ」


あらあら、言葉になって無いな。


だがまだだ、必ずキャン言わしたるからな。


完全に屈服させて二度とこんな真似出来ない様にしてやる。


「おいみんな! むっつりジル・スケベから離れろ! 貧乳が移るぞ! やべえ、清浄魔法を掛けなければ!」


と言う訳で皆にクリーンを掛けてあげた。


うん、俺って良い奴だよな。


「移るかー ちょっと、何で皆離れてくの? ねえちょっと、待ってよ」


「もう、守長駄目じゃないのそんな事言ったら、あっジル近づか無いでね」



「ブフォー、ひゃっひゃっひゃっ」


いかん変な笑い声が出てしまった。


飲み物を口に含んで居たら間違い無く吹き出してたぞ、アマンダの奴も悪ノリに乗っかったか。


まぁ覗き見されてた被害者だからな、この位は許されるだろう。


案外アマンダも怒ってたのかも知れないな。


しかし、覗いてた奴等は皆若い女達だ。


ジルと同年代の奴ばっかだが、全員独身ばっかだな。


田舎は結婚するのが早い、そして同じ平民でも富裕層と中流階級では婚期、まぁ結婚年齢が違う。


それは、富裕層は大概学園に通うからだ。


16の歳に入学し、19の歳に卒業するからである。


まぁ大体だが富裕層は20越えてから結婚するのが当たり前になっている。


都心部の中流階級の人間は大体だが、二十歳前後でと言うのが多く、富裕層は22.3歳位が多い。


田舎では18歳位で結婚する奴が多いが、ジルが丁度今18歳で結婚を意識している年頃だ。


まぁ 一昔前に比べれば帝国は晩婚化が進んだと言われて居る。


前世に比べれば遥かに早いが、帝国では結婚年齢が少しづつ上がり、今の結婚年齢でも晩婚化が叫ばれてる状況だ。


その原因の一つが自由恋愛にある。


勿論 お見合いでの結婚は多い、しかし近年自由恋愛での結婚も増えており それが結婚年齢の引き上げ、つまり晩婚化原因とも言われて久しい。


つまり今ジルに、むっつりジル・スケベなる不名誉なあだ名、まぁ陰口ネームが付くのは本人的には非常に避けたい所であろう。


まぁ‥‥


それでも俺は言うがな。


だってキャン言わしとか無いと又やらかすし、今楽しいからだ。


「何よ! デカけりゃ良いってもんじゃないでしよ!」


「ジル、それを人は負け惜しみって言うんだ、胸が貧しい者は心も貧しくなるのか?」


「守長、守長は私に何か恨みでもあるの?」


「えっ? お前がスケベ根性出して覗き見するからだろ? 後・・・」


そう言ってジルの貧しい貧弱な胸部装甲辺りを見る、うんペラっペラだよ 一撃で破壊されそうだ。


「ぐう~~~!」


ジルの奴悔しそうだな。


まぁだが事実だから仕方無い。


そして残酷な事実、いや現実として、ジルの年齢ではこれ以上の成長は見込め無いと言う事だ。


更に残酷な現実として ジルの家系はやや豊かな胸の家系なのにジルだけが貧しい胸なのだ。


確かジルの曾祖母(ひいばあ)さんがジルと同じく貧しい胸であったそうだ。


更にその曾祖母さんの曾祖母も 貧しい胸であったと言う・・・


つまり無駄に隔世遺伝して居るのだ。


そしてジルの姉妹の内ジルにだけその隔世遺伝の呪いに当選してしまって居る。


うん、本当運が悪いよな。


まぁ と言う訳でジルの貧乳は治らない、不治の病なのだ、完治‥‥ 不能です・・・


「これでもし結婚出来なかったらどうしてくれるのよ、責任取ってくれるの?」


「あっ無理、俺に貧乳は治せないから責任は取れないな、むっつりジル・スケベ君」


「だから私はむっつりじゃなーい!」


うん、叫んでも貧乳は治らないと思う。



さてと・・・


追撃は徹底的に、それが鉄則だ!







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