第38話 最悪の目覚めとまやかしの胸中
身体が軽い
いや違う 重さを感じない 浮いているのか?
ねえ何で死んだの? ねえ何で?
約束したじゃん あっしと約束したじゃん
何であっしを残して・・・
嘘でしょ? 何でなの?あっしを・・・
あたしを残して死んだの?
あたしを あたしを1人にしないで
約束したでしょ! 死んだ何て嘘でしょ!
あたしを 私を1人にしないで 約束したのに
お願いだから・・・ 私を・・・
~~~~ ~~~~ ~~~~ ~~~~
「・・・」
クソ……
最悪の目覚めだな……
久々に目覚めが悪い、いや、夢見が悪いだな。
何故あんな夢を見たか等 考えても仕方無い、
今日も現実と言う1日が始まるんだ、
気持ちを切り替えて行くしかないな。
身支度を整え、じい様達に朝の挨拶をした後、
灯台横の建物に行くと 奴が居た。
お前は何で昨日より更に、ボリュームアップしてんだよ・・・
あんな夢を見た上、
朝っぱらからツッコミたくねーよ!
あーもう・・・
面倒くせーな、てか完全に待ち伏せしてやがったな
避けて通るのも スルーすんのも無理っぽいな……
「守長 おっはよー」
「・・・」
もう何なの本当コイツ・・・
近くで見れば更に違和感が凄いんだけど・・・
頼むから誰か突っ込めや!
勿論、俺以外の奴がだぞ、大体何で俺がアンナ担当なんだよ、勘弁してくれよな……
「守長、元気が無いねー おっはよ~」
いやいやいや、お前が元気過ぎるんだよ、
コイツ朝っぱらから酒でも飲んでんのか?
しかし面倒クセーなー。
「どちら様ですか? 私は貴女の様に不自然に胸に詰め物した方等、寡聞にして存じないのですが」
「もーう、そんな難しい言葉使いして~ あっ! そうか、私のおっぱいに見とれてるんだね♪」
もうもうもう、コイツ強すぎだろ、
本当めげないよな、精神力極強かよ。
「ねえねえねえ、私のボインボインのおっぱいに興味あるなら触ってもイイよ♪」
「・・・」
ふざけんなや! んーなもん触りたい訳無いだろうがよー。
「守長にだけ 特別だよ、ホラ触ってイイよ」
こ、こいつは・・・
「おい! 誰でも良いからマーラを呼んで来い、大至急だ!早くしろ」
「守長 突然どうしたの?」
どうしたのじゃねーよ、何アンナの奴キョトンとしているんだよ、マジかコイツ・・・
「守長どうしたのさ?」
「どうしたもこうしたもあるか! このませガキがな!…………………………」
~~~
「ありゃ~ それは・・・」
マーラの奴め、まだ俺がアンナ担当とでも思ってんのか? 駄目だ、埒があかん。
「おい、アンナのその詰め物を取ってしまえ」
「やーん 私のおっぱい取らないで」
何が私のおっばいだ、詰め物だろうがよ、
しかもコイツ 偽乳を手で押さえて抵抗してやがる、
アンナごとき子供に何手こずってんだよ
「もういいどけ、俺が捕まえて押さえとくから」
コイツらはアンナ1人 捕まえる事が出来ないのかよ
まぁちょこまか逃げて抵抗しているが、 こんな程度
さっさと捕まえろよな。
「ヒャッ! 守長いつの間に後ろに…… もう~ 私の事ギュッってしたいなら 言えばイイのに~ 守長なら何時でもイイよ♪」
この色ボケませガキが、何がギュッっだよ!
ただ単に後ろから捕まえて、羽交い締めにしてるだけだろが!
コイツがこんな事 抜かすから 俺がロリコン扱いされるんだろうが、ふざけやがってからに。
「おい、さっさとアンナの胸の詰め物取っちまえ! 心配すんな、俺が抑えとくから!」
この場合は押さえるより抑えるが正しいよな、
うん、こんな時まで下らん事を考えるのは、
本当に俺の悪い癖だな。
「おら、暴れんな! 無駄だ、どんだけ暴れても 逃げられ無いぞ、大人しくしろや」
「ヤダ! 守長離して! キャー! 守長にお嫁に行けないカラダにされる~ 傷物にされる~」
このクソガキゃーよ! ふざけやがって。
まぁ確かに知らない奴が見たら完全に事案だよ
幼い少女の服に手ぇ 突っ込まさせて服の中のもん剥ぎ取らさせてんだからな、
てか何がお嫁に行けない身体にされるだ!
傷物? と言うか コイツ前々から思って居たが
何処でそんな言葉覚えるんだ?
もしアンナの親や爺さん婆さん、曾爺、婆さんから教えられてるなら、とことん話し合わなければならないな。
「暴れても無駄だって言ってるだろ、一回捕まえたらもう離さねーよ」
「もう何で? 何で抜け出せないの?」
「アホか! 鍛え方が違うわい」
チッ……
「おいコラ! 見世物じゃねーんだ! 女衆以外は失せろやボケ! あぁコラ、ケンカ売ってるなら買ってやんぞコラ、あぁーオラ!」
後に聞いた所に因ると、俺はチンピラ丸出しで
見物していた男衆を追い払って居たらしい、
と言うより威嚇していたそうだ。
「守長落ち着きなよ」
「俺は落ち着いてるわ、いいかマーラ、コイツはこんなんでも一応は女なんだから 肌を見せる訳にはいかないだろう、野次馬根性丸出しの男にひん剥いた姿は見せられ無いし、コイツも見られたくは無いと思うが、どう思うマーラ?」
「そっ、そりゃーそうだね」
分かったか、俺は一応はアンナに気を使っているんだ、こんなんでも一応は女だからな。
「オラ聞こえただろ、さっさと失せろや、それとも見たいのか? それかやっぱり俺にケンカ売ってんのか? どっちだ?」
「おい! 皆 行くぞ! 守長マジだ! 俺はもう守長にヤられたくない」
ん? アイツはブライアンか?去年の祭りの時に酔っぱらってケンカおっぱしめて、俺が止めたら、今度は俺に絡んできたから大人しくさせた事があったな、そんでリターンマッチだって、もう一回ケンカ売ってきたから、お仕置きしたな・・・
「おいブライアン、お前が責任持って男衆を向こうに連れて行け、分かったな」
「分かった、分かった守長! ほら皆早く来い 」
よしよし素直で宜しい。
「アンナ、無駄だ大人しくひん剥かれろ」
「ヤダー 私のおっぱい~」
うっせーな・・・
何が私のおっぱいだよ、そんな物はまやかしだ。
「おいまだか?」
何でこんな時間掛かってんだ?
「守長、アンナが足バタバタさせてるから近づけ無いよ」
チッ…… コイツは往生際が悪いな……
羽交い締めにしたまま腰を降ろしてと、
そんで胡座を組んで……
コイツ本当に足癖悪いな、だがまだまだ修行が足らんな。
足でアンナの足を押さえて……
良し! これで大丈夫だ。
「守長が私のおっぱい見ようとしてこんな事してるんでしょ?」
「アホか!お前のペッタンコな胸なんぞ見たく無いわ、いい加減にしろよ、このド貧乳が! お前のせいで俺はロリコン言われるんだぞ! お前は俺に何か恨みでもあんのか?」
「今は小さくてもその内おっきくなるもん」
「じゃあこんな事すんなや」
まぁアンナの願望は希望的観測なんだがな。
何故ならコイツの家系は貧しい胸の家系だからな。
まぁ・・・ 奇跡を願え、無理だろうが。
「キャー 守長が嫁入り前の娘にいかがわしい事する~」
「お前さっきからうっせーよ! てか俺だって相手を選ぶ権利はあるわ」
コイツ・・・
さっきから本当うるさいな、マジで誰だよ、
コイツにこんな事 教えた奴は。
「だから守長は私を選んだんでしょ」
「アホか! 寝言は寝て言え! お前はどんだけ自意識過剰なんだよ、てかお前本当凄いよな、ここ迄来ると逆に感心するわ」
「エヘヘ」
エヘヘじゃねーよエヘヘじゃ。
「なぁ、まだ取れないのか?」
「この子固く結んでるし何重にも重ねてるから、ちょっと、これ流石に多過ぎない?」
女衆 何人かで外して居るが、かなり手こずっている
何と言うかパイ生地かって位に巻き付けてやがる、
かなりの時間が掛かったがやっと全部取れた、
てかどんだけ巻き付けて、挟んで詰め込んでたんだよ、本当凄いなコイツ。
「おいアンナ、これ1人でやったんじゃ無いだろ? 協力者が居るな、誰だ?」
「ひ 1人でやったもん」
「嘘つけや! コレを1人で出来たら大したもんだよ、だが1人では不可能なんだよ、ホラ吐け、誰に手伝って貰った?」
「・・・」
「沈黙は肯定と見なす」
誰が手伝ったんだ、全く‥‥
絶対吐かせてやるからな。
「おい、間違い無くここに居てる 女衆の誰かが手伝ったんだろうが今の内に名乗り出ろ!
コイツが男に手伝わせる訳無いからな、そして村に居る奴らに手伝わせるのも無理だ、
となれば消去法として、ここに居る奴が手伝ったはずだ、 今なら厳重注意だけで済ますが、
今名乗り出無いなら分かってるよな?」
子供達の何人かが急に焦り出しやがった、
しかも目が泳いでる。
「まぁコイツに脅されて 強要された可能性もあるから その場合は情状酌量の余地はある、つまりある程度は考えてやる、何人かの子供達が急にオドオドし出したのは何でだろうな?」
俺の言葉に女衆が子供達を見だすと、更に子供達の何人かが挙動不審になりやがった。
さて、審判の時だ。




