第29話 ある特級官吏の追憶と胸部装甲
村長の家は喧騒に包まれていた
そこそこ広い家には人が詰め込まれたかの様だ
実際人が多いし込み合って居る
「アンタ 浜にもっと人を増やそうよ」
「うんそうだな 分かった」
「それと浜で探す時に気を付けるようにアンタから もっかい言って注意しとかなきゃね」
「ああそうだなその通りだ」
村長、お前はイエスマンか?
あー そうかイエスマンだったわ。
「アンタ○■◎●§♭は? 備蓄庫から今の内に出しとこうよ アンタから言ってさ、今からやろうよ」
「そうだな そうしようか」
「帳簿は書いといたから 目を通してね」
「うん分かった」
コイツ・・・
想像はしてたけど、
完全にカレンに丸投げじゃないかよ。
「カレン 休憩の順番の事だけど……………」
「ああそうだね そうしようかね
アンタそれで良かったよね?」
「うん そうしようか」
村長・・・
「おっ守長どうしたんだ?」
「ちょっと カレン…… 村長に話が合って来た」
問いかけてきた男衆に答えた後、思いっきりカレンと先に言ってしまったが、誰も気にしていなかった・・・
「おっ! 守長どうしたんだ? やけにめかし込んで どっかにお出かけか?」
「・・・」
ヘラヘラ笑いながら息子と同じ事を言うなや、
その冗談大して面白く無いからな。
「おい村長………………」
二度手間ではあるが バカ息子に言った事を
同じ様に村長も言ってあげる、
すると 村長も同じ様に真っ青な顔して
動きが止まった、こんな所もそっくりだ。
仕方無い奴だよ。
カレンも苦労…… してないんだよなぁ……
全く苦に思って無いみたいだし、
少なくとも他人には苦労してるとそう思わせない、
それか元々持ってる素質なんだろうな。
出来た女だよ本当。
村長の村に対する最大の功績はカレンを射止め
嫁に迎えた事だろうな。
「村長、こんな状況だ 軍人も官吏も何時来るかは分からん、だが確実にハルータには来る、その時に村民に無茶振りされない様にしなければならない」
チラッとカレンを見るとしっかりと頷いた、
うん、カレンは分かってるみたいだ、頼もしいぞ!
流石は裏村長、いや真の村長だなカレン。
真っ青な顔して動きが止まった村長はほっといて
カレンと話しを詰めた、
官吏と軍人が来たら俺が前面に出て話しをする事
俺が居ない所で万が一 無茶な要求をされたら必ず
俺に報告しに来る事
そしてその事を こっちにいる村民に話し 徹底させる事
それらをカレンに話し決めた。
まぁ大丈夫とは思うが念の為だ。
じい様達が子供の頃、官吏同士の面子争いも合ったからな、万が一の事もある。
念には念を入れといても無駄になる事は無いだろう
因みにマーラには既に話してあり、
灯台では話が通っている為、心配は無い。
カレンとは情報交換と共有も終わり帰るだけとなったが、村長と言う名の置物が目に入った。
「村長 軍人にも官吏にも 何言われても安請け合いはしないようにな 安易にはいはい返事はするなよ 頼むぞ」
「分かってるよ、大丈夫だ」
うん、カケラも信用出来ない、
カレンを見ると頷いたのでまぁ良しとしようか。
村長の家から灯台へと帰る途中、何気なく川を見たらかなり濁っていた
内陸部でも激しく降ったみたいだな、
山からの分も多少はあるだろうが・・・
『ちょっと 何でこんなに濁ってんの?
こんなんじゃ釣れないじゃん ハァ~ あっしじゃ無くてアンタの日頃の行いが悪いからっしよ~ 』
『はっ、あんねえ 今時のJKはあーし じゃ無くて あっしって言うの、関西の方じゃ昔からそーだったみたいよ』
『あっしみたいな可憐で美しくも可愛い大和撫子のJKと一緒に釣りに来れて最高最強に幸せっしよ この幸運を神とあっしに感謝しろよ』
『ハァ~~ 何抜かしてんの? 俺はお前みたいな小汚ない黒ギャルは好みじゃ無い 嘘つけや
あっしと一緒に来れて嬉しいくせに ハァー 誰がガキだよ■■■んーな事言ったらお前おっさんじゃんよ ふっ…… 二十歳越えたらおっさんだよ』
『もう! ずぶ濡れになった~ あっ! ■■■お前あっしの乳見ただろ! 濡れてカラダに張り付いた服越しに乳見ただろ 金払えホラ100円払え
ハァ? だれが安い女だよ! ■■■だから特別だぞ 他の奴なら10万払わしてっし 』
『お前又 トマトジュース飲んでんのかよ、そんなん ケチャップだろ~ ハァ~~ 誰がガキだよ 良いよ飲んでやるよ! アレ? 結構美味いな……
ちょっそのドヤ顔ムカつく あっ! お前コレ間接キッスじゃん ■■■お前狙っただろ、て! おい! お前何飲み口ティッシュで拭いてんだよ! あっしはキレイだっつーの』
『道場に何で修行に真面目来てるかって? 強くなりたいし ダイエットになるし ついでに■■■が居るからだよ 勘違いすんなよついでだからな』
クソっ!
久々に思い出した!
あいつ怒ってんだろうな・・・
結果的に約束破っちまったからなぁ・・・
何か心が、心臓がキュッとするわ、
もう遥か彼方の事と言っても過言では無いのに・・・
何か、最後アイツ泣いてたんだよな・・・
クソ! 何でアイツが最後 泣いてたのかが分から無いんだ、その辺りの記憶が・・・
ハァ……
ため息しか出ないよ
もし俺が転生したって知ったら
あいつ何て言うかな?・・・
今更どうこう出来る訳でも無いのに、
考えても仕方無い事なのに、なのに考えてしまう。
人は生きてる間は悩みから解放されないと言うが
本当そうだよ、悩むと言う事は生きてると言う事だ
そしてこの想いと記憶は消える事は無いんだろうな
まぁ消したいとも思わないが。
今の俺は、ネイサン・サリバン 特級官吏だ
それは変わらない事実だ、そして現実なんだ。
どれだけ思い、想っても二度と戻る事は出来ない
そうだ、忘れる必要は無い、ただ今のこの人生の、転生したと言う現実を受け入れるだけだ。
余計な事をごちゃごちゃ考えるのは俺の悪い癖だな
海はまだまだ荒れてるな、だが海軍の船なら来れるか? うん、来れるな・・・
陸路と言う手もあるな、
その場合なら確実にバハラから約半日、
夜明け前に出発したら夕方頃にはハルータに到着出来るか。
海軍灯台からの連絡要員なら船になるから1時間半、安全を考慮しながらなら二時間って所か
しかし海軍灯台は、この波の状態で 無理して人を送り込むかは分からんな、だがもう少し海の状態が落ち着いたら間違いなく送って来るだろう。
まぁ受け入れ準備は終わってるから問題は無い、
後はどんな奴が来るかだけだな。
出来れば分別のある奴に来て欲しいものだ。
灯台に帰って来てじいさん達に海は何時頃 落ちつくか聞くと直に落ちついてくると言われた、
じい様達もハッキリ何時になったら落ちつくかは分からんらしい まぁ夕方頃には大分落ちついてくると言われた。
大雑把ではあるが夕方を目処に又、動き出すな。
それ迄は、準備と浜辺りの見廻りと捜索メインだな
灯台の事をじい様達に任せて横の施設に行くと
ハルータに来てから、もう数えるのも馬鹿馬鹿しくなる位に聞いた声が聞こえて来た。
「ねえ アリーばあ様 どうやったらおっぱいおっきくなるの?」
「そんなもん年取ったら嫌でも大きくなるわさ」
「そうじゃ無くて 今すぐおっきくなりたいの!」
「そんな無茶な…… なら詰め物したエエわい」
「ダメだよ そんなんじゃバレバレだよー」
アイツ何を言ってんだよ・・・
『ハァ~ あっしのは天然だし! 養殖じゃねーし
パット何か入れてねーよ! 天然だよ天然!
良かったな■■■ あっしが乳デカくて お前乳デカイのが好きだろ? ハッ…… お前乳デカイ女
何時も見てんじゃん あっしの乳も見てんだろ
嘘つけ どうせ見てるクセに~ いやだから! シリコンも入れてねーよ あっしは改造人間じゃねーし 天然だっつってんだろ ハァー 本当だし! そこまでゆーのなら触って確かめて見ろや おいコラ逃げんな■■■ テメー触って確かめろや! 逃げんなヘタレ 待てやコラ■■■』
チッ・・・
クソ・・・ 又、思い出しちまった。
「アリーばあ様 薬師なら今すぐおっぱいおっきく なる薬が本当はあるんでしよ?」
「アンナ、あんた薬師だからって出来る事と出来ない事があるんだよ 無茶言ったらいかんよ・・・」
「えー 何とかしてよー ねえアリーばあ様~」
「無理だよ!」
もう・・・
思い出に浸る暇も無いな、
これがここの日常で現実だ、まぁ退屈はしないがな
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