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気が付いたら猫でした…  作者: 小根畑 昌平
第23章 タイトル未定
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14_こいつら頭悪いわね~


「あらま、レーニャ、エレメントの話は、終わったの?」エルシアが嬉しそうに俺に声をかける。

『あっ!うん、終わったよ!』俺はエルシアに「ニャー!」と答える。

「フフフ…、そうしたら…、レーニャ、遊びましょう!」エルシアが嬉しそうに俺に声をかける。


「エルシア様、その前にこの方たちに尋問をしないと、いけないんじゃないですか?」サクラが3人のレプティリアンを見つめながら、エルシアに声をかける。

「えっ!あぁ…、そうね…」エルシアが後ろを振り向いて、溜息交じりの声を漏らす。


『尋問…、そうか…、そういえば、こいつらいたんだ…』俺はトコトコと歩いてエルシアの傍に歩いて行く。

「あらま、レーニャ、どうしたの?」胡坐をかいて座っているエルシアが傍に来た俺に声をかける。

『尋問って、なにをするんだ?』俺はエルシアに「ニャ?」と声をかける。


「な~に、レーニャ、いらっしゃい。」エルシアが俺を優しく抱き上げて、胡坐をかいた足の真ん中に俺を下ろす。

「エルシア様、1人1人、尋問をしますか?」フレヤがエルシアに声をかける。

「そうね…、どうしようかしら?」エルシアが3人のレプティリアンを見つめながら声を上げる。


「私は、お前たちに、なにもしゃべらないぞ!」左端に座っているレプティリアンの1人が声を上げる。

「あらま…、そうなの?…、ふ~ん…、それじゃ…、あなたはいらないわね。」エルシアが左端に座っているレプティリアンを見つめて声をかける。


『えっ!』俺は背中にゾッとするものを感じてエルシアを見つめる。

「パチン!」と音が聞こえて振り向くと左端に座っているレプティリアンの後ろにサクラが立っていた。

『ん…、なんだ…、サクラなにをするんだ?』俺がサクラを見つめて心の中で呟く。


「さて、あなたたち2人は、なにか話してくれるのかしら?」エルシアが真ん中と右端に座っているレプティリアンに声をかける。

『なんだろう?アイコンタクト?…』真ん中に座っているレプティリアンが、右端に座っているレプティリアンと見つめ合った後、左端に座ったレプティリアンを見つめる。


「ん?…、おい!テチュ、どうした?」真ん中に座っているレプティリアンが、左端に座ったレプティリアンに声をかける。

『ん?なんだ、あの赤い線…』俺が左端に座っているレプティリアンを見つめると首に赤い線が浮かび上がる。

「おい!テチュ!」真ん中に座っているレプティリアンが、左端に座ったレプティリアンに声をかける。


「ドサ!」と音がして左端に座っているレプティリアンの首が前に落ちる。

「えっ!えぇー!テチュ様ー!」右端に座っているレプティリアンが、首が無くなったレプティリアンを見つめて声を上げる。

『ヒャー!レプティリアンの首が落ちた…』俺は俺は心の中で呟く。


「貴様!テチュになにをした!」真ん中に座っているレプティリアンが振り向いてサクラに声をかける。

「エルシア様が、いらないとおっしゃったので、排除したまでですよ。」サクラが答える。

「は…、排除だと…」サクラを見つめたまま、真ん中に座っているレプティリアンが声を漏らす。


「そうよ、なにか話をしてくれる人じゃないと、今ここにいる必要がないのよ。」エルシアが真ん中と右端に座っているレプティリアンを交互に見つめて声をかける。

「こ、こんなことをして…、お前たちただで済むと思っているのか?」真ん中に座っているレプティリアンがエルシアに声をかける。


「あらま…、私たち、どうなっちゃうの?」エルシアが嬉しそうに真ん中に座っているレプティリアンに確認する。

「先々代の皇帝の命により、大陸で捕えられた我々の命は、保証されるはずだ。」真ん中に座っているレプティリアンが答える。

「なるほど…、私たちは先々代の皇帝の命に、背いたことになるわけだ…」エルシアが声を上げる。


「そうだ!この話が、現皇帝の耳に届けば、お前たちはただでは済まないだろう。」真ん中に座っているレプティリアンが声を上げる。

「なるほどね…、それで誰が皇帝陛下のお耳に、この話を届けるの?」エルシアが真ん中に座っているレプティリアンに確認する。


「えっ…、そ、それは…」真ん中に座っているレプティリアンがエルシアを見つめたまま声を漏らす。

「あのさ~、テメェらいい加減にしろよ!」エルシアが怒声を上げる。

『ヒャ!』俺は驚いてエルシアを見つめる。


「エルシア様、レーニャが驚いてますよ。」フレヤがエルシアに声をかける。

「あらま…、レーニャ、大丈夫よ。」エルシアが俺に優しく微笑んで声をかける。

『了解です…』俺はエルシアに「ニャ…」と答える。


『フフフ…、こいつら頭悪いわね~』アネモスが真ん中に座っているレプティリアンを見つめて、嬉しそうに声を上げる。

『アネモス、楽しそうだな…』俺は真ん中と右端に座ったレプティリアンの間をフワフワと飛ぶアネモスを見つめて心の中で呟く。


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