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気が付いたら猫でした…  作者: 小根畑 昌平
第20章 もっと凄いものがいたのよ

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04_ひょっとして人の言葉が話せるの?…


『いや、普通に話をしてるよ…』俺はお椀の中の鶏肉を食べ始める。

「そうか…、レーニャは言葉はわかるけど、話せないものね…」フレヤが声を漏らす。


「それから、レーニャちゃんがエレメントと、お話しているときって、ジッとどこかを見つめてるだけでしょう。」サクラが声を上げる。

「あれは…、そうか…、レーニャ、あの状態で話をしているんだ…」フレヤが声を漏らす。


「ねぇフレヤ、見つめ合うだけで、話って出来るものなの?」サクラがフレヤに質問をする。

「なんだろう…、なんとなく、わかるんじゃないのかしら…」フレヤが溜息交じりに答える。

「フレヤ、なにその、なんとなくわかるんじゃないかしらって、どういう意味?」サクラがフレヤに確認する。


「いや、だから…、そもそも動物って人のように、言葉を話さないじゃない。でも、家族を作ったり、同族で群れを作ったりするじゃない。」フレヤが説明をする。

「言われてみれば…、そうね。」サクラが声を上げる。


「私も昔ね、動物たちって、言葉を話さないのに、なんで、わかりあえるんだろう?って、トゥルペに聞いたことがあったわ。」フレヤが声を上げる。

「それでフレヤ、トゥルペはなんて言ってたの?」サクラがフレヤに確認する。


「うん、わからないって言われたわ。但し、よくよく観察をしていると、体の動作だったり、見つめ合うことで、わかるんじゃないかと言っていたわ。」フレヤが答える。

「見つめ合うことでわかる…」サクラが声を漏らす。


「うん、だから、レーニャは見つめ合うことで、エレメントと話をしてるんじゃないかと…、思うけど…」フレヤが声を上げる。

『見つめ合うこと…、そういえば、かぁちゃんたちとは、話はしてねぇなぁ~、あっ!食べおわちゃった。』お椀の中の鶏肉が無くなって、俺はペロペロとお椀の底を舐めると顔を上げる。


「あら、レーニャちゃん、今日も綺麗に食べたわね、ごちそうさま?」サクラが俺に声をかける。

『うん、ごちそうさま~!』俺はサクラに「ニャ~!」と答えると、毛づくろいを始める。

「はい、どういたしまして、フフフ…」サクラが声を上げて嬉しそうに笑う。


「レーニャ、エレメントの言葉って、わかるのよね?」フレヤが俺に質問をする。

『うん、わかるよ!』俺は毛づくろいをしながら、フレヤに「ニャー!」と答える。

「ねぇレーニャ、そしたら…、エレメントは、レーニャの言葉がわかるの?」フレヤが俺に質問をする。


『うん、わかるよ!』俺は毛づくろいをしながら、フレヤに「ニャー!」と答える。

「ちょ、ちょっと待って、フレヤ、怖い怖い…」サクラが声を上げる。

「えっ…、サクラ、なにが怖いの?」フレヤがサクラに確認する。


「いや、今の話って、レーニャちゃんは人の言葉が話せるって、ことになるんじゃないの?」サクラがフレヤに質問をする。

「うん、人の言葉がわかるのであれば、人の言葉が話せるかもって思ったんだけど…。ねぇレーニャ、レーニャは、ひょっして人の言葉が話せるの?」フレヤが俺に質問をする。


『話せるわけないだろう。俺は猫なんだから!』俺は毛づくろいを終えて、フレヤに「ニャ、ニャ!」と答える。

「そうだよね、サクラ、変なこと言わないでよ。」フレヤが声を上げる。

『あれ?ちょっと待て…、人の言葉は話せないけど…。あれれ?…』俺は首を傾げて固まる。


「あら!可愛い!」サクラが声を上げる。

「レーニャ、どうしたんだ?」フレヤが俺に声をかける。

『あぁ…、なんでもないよ!』俺はフレヤに「ニャ、ニャ!」と答える。


「レーニャ、なんでもないのか?」フレヤが俺に確認する。

『うん、なんでもないよ!』俺はフレヤに「ニャー!」と答える。

「そうか…、う…ん…」フレヤが顎に手を当てて俺を見つめる。


「フレヤ、どうしたの?」サクラがフレヤに声をかける。

「いや、今私って、レーニャと自然に話せたよね?」フレヤがサクラに声をかける。

「そうね、自然に見えたわ…」サクラが答える。


「うん、ひょっとしたら、今みたいにレーニャとエレメントって、話をしてるんじゃないのかしら?」フレヤが声を上げる。

「なるほど、そうか…。エレメントがレーニャちゃんになにかを聞いて、それにレーニャちゃんが、ニャーとかニャ、ニャって、答えてるってことかしら?」サクラがフレヤに確認する。


「ねぇレーニャ、今サクラの言ったことで合ってる?」フレヤが俺に質問をする。

『いや、普通に話してるよ。』俺はフレヤに「ニャ、ニャ!」と答える。

「えっ…」フレヤが俺を見つめて固まる。


「ねぇ…、フレヤ…、レーニャちゃん、ひょっとして人の言葉が話せるの?…」サクラがフレヤに質問をする。

「いや…、でも…、レーニャはさっき…、話せないって言ったよ。」フレヤが答える。


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