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気が付いたら猫でした…  作者: 小根畑 昌平
第7章 7日目

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41_サクラのオタンコナース!


「サクラ、タンバとチヨは到着した?」サクラに体を拭いてもらいながら、エルシアがサクラに質問をする。

「はい、先ほど到着しました。」サクラは手を動かしながら、エルシアに答える。

「随分、遅かったのね、なにをしていたの?」エルシアがサクラに質問をする。

「なんでも、どこの道を進むかとかで、揉めたそうです。」サクラが溜息交じりに答える。


「レーニャ、久しぶりのお風呂は、どうだった?」フレヤが俺を抱いて、乾いた布で体を拭きながら声をかける。

『うん、気持ちよかったぞ~!』俺はフレヤに「ニャ~!」と答える。

「フフフ…、よしよし。」フレヤは微笑みながら俺の体を拭いてくれる。


『みんな、パンツ履いてるよな~』俺たちは風呂を上がって、脱衣所にいる。

一緒に風呂に入っていた少女たちも、体を拭いて寝間着に着替えている。


「それで、2人は?」サクラに寝間着を着せてもらいながら、エルシアがサクラに質問をする。

「はい、今、晩御飯を食べているところです。」サクラは手を動かしながら、エルシアに答える。

「サクラたちは、晩御飯は?」エルシアがサクラに質問をする。

「はい、タンバたちが到着する前に食べ終わりました。」サクラが答える。


「そう、そしたら、明日以降の話をしたいから、サクラ、フレヤ、一緒に来てくれる。」エルシアがサクラとフレヤに声をかける。

「かしこまりました。」サクラとフレヤが、声を合わせて答える。


「みんな、明日、明後日、大変だろうけど、今日はゆっくり休むのよ。」エルシアが寝間着への着替えを終わって、少女たちに声をかける。

「はい、かしこまりました、」寝間着に着替え終わった少女たちがエルシアの前で、1列になってマティルデが声を上げる。


「それじゃ、みんな、おやすみなさい。」エルシアが少女たちに微笑んで、声をかける。

「エルシア様、おやすみなさい。」マティルデが声を上げて、頭を下げる。

「おやすみなさい。」他の少女たちも声を上げて、頭をさげる。

エルシアは少女たちを見渡してから、頷いて脱衣所の出口に向かって歩き出すと、サクラと俺を抱いたフレヤがエルシアの後に続く。


「あっ!そうだ、フレヤ、レーニャちゃんを私に渡してもらえる?」脱衣所を出た廊下で、サクラがフレヤに声をかける。

「う、うん、どうしたのサクラ?」フレヤがサクラに俺を手渡しながら、質問をする。

「うん、そろそろレーニャちゃんのウンチの時間だから、先にエルシア様と一緒に、お部屋に行っててもらえる。」サクラが俺を抱いて、フレヤに答える。


「うん、わかった。」フレヤは声を上げると、前を歩くエルシアの後を着いて行く。

サクラは踵を返すと、エルシアたちとは逆方向に歩き出す。

『ウンチって、聞いたらウンチしたくなってきちゃった。』俺はサクラに抱かれながら、心の中で呟く。


『そういえば、サクラはなんで俺のウンチの時間、知ってるんだろう?』俺はサクラを見つめて、心の中で呟く。

「どうしたの?レーニャちゃん。」胸に抱いた俺を見つめて、サクラが声をかける。

『なんでサクラは、俺のウンチの時間知ってるんだ?』俺はサクラに「ニャー?」と質問をする。

「フフフ…、どうしたのレーニャちゃん、大丈夫よ。」サクラは俺に微笑むと声をかける。


『やっぱり、通じないな~。サクラのオタンコナース!』俺はサクラに「ニャー!」と声をかける。

『ん?止まった…』サクラは急に立ち止まって、俺を見つめる。

「なんか、いま少しイラっとしたんだけど、気のせいよね。」サクラが俺を見つめて、声を上げる。


『えっ!ひょっとして、通じた?』俺はサクラに「ニャ?」と質問をしてみる。

「フフフ…、な~に、レーニャちゃん、もう少しよ。」サクラは俺に微笑むと声をかける。

『やっぱり、通じないか…、あっ!出口がある。』俺はサクラから視線を外して、前を見ると廊下の突き当りに扉が見えた。


『あっ!森がある。』扉を開けると、目の前に森が見えた。

「レーニャちゃん、お隣はね、エスト国の帝都のお屋敷なのよ。」サクラが俺に声をかける。

『へぇ~、お屋敷…、この森の先に屋敷があるのかな?』俺は森を見つめて、心の中で呟く。


「はい、レーニャちゃん、どうぞ。」サクラが俺を優しく地面に下ろす。

『あっ!ここの土は柔らかいぞ。』俺は前足で地面をチョイチョイとと触る。

『そうか、サクラが俺のために、また、トイレ作ってくれたのか。』俺は前足で土を掘り出す。


『よし、スタンバイ、オーケー!』俺は掘った穴にお尻を向けると、上半身を起こし前足を揃える。

『あぁ…、出る~』肛門からウンチが出て来て、俺は「ニャ~」と声を上げる。

『しかし、またサクラに見られながら、俺ウンチしてるんだな…、なんか、だんだん恥ずかしくなくなってきたな~、慣れて行くのね…』微笑んで俺を見つめる、サクラを見つめて心の中で呟く。


『うわっ!相変わらず、くっさいな~!』俺はそんなことを考えながら、ウンチをした穴を今度は掘った土で埋める。


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