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性別の壁 3

心が部屋に遊びに来た時僕はいつも心臓がドキドキしていた。


心にくっついて座ったり寝っ転がったり。

心も嫌そうではなくて僕達にはそれが普通だった。


僕も心も漫画が好きでよく色んな本の話をした。

心が疲れて眠ってしまったら僕は隣で頭を撫でて心の髪の毛を触っていた。


心が起きたら長くて綺麗な髪の毛をとかして...。

今思えば、恋人同士のようだった。


僕は心のことを好きだったんだと思う。

恋愛感情として。


そしてその頃から僕は私ではなく"俺"と一人称が変わっていた。


性別なんてどうでもよかった。

そして心は家庭の事情でどんどん笑顔がなくなっていってしまった。


荒れる心を見ているうちに心の力になりたくて色んな我儘を聞いて、僕の気持ちは隠してずっと隣にいた。


そんなある日心から一通の手紙を貰うことになる。


--もうユウキとは遊べない、ごめんね。--


そんな内容だった気がする。

僕は心が僕の隣からいなくなってしまうことが苦痛で仕方なかった。


それは丁度小学校卒業近くだった。

時系列は出来るだけ思い出して書いていますが少し違う場所があるかもしれません。

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