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新しい友達 2

僕は実はとある委員会の会長をしていた。

だけどみんな動いてくれなくて僕が一人で頑張るのは馬鹿らしくて、協力してほしくて休み時間に呼び出した。


男子二人に女子一人。

女子は元々交流があって友達だったから話はスムーズに進んだ。

だけど男子二人は早く走り回りに行きたいから勝手にやってくれと委員会の仕事を放棄し始めた。


僕はそれに怒って「ちゃんとやれよ!」と言った。

だけど男子二人はなにも協力してはくれなかった。


だから僕がいなくて困ればいいと思って2日間学校を休んだ。


2日後学校に行くと僕なんていらなかったかのように全ての仕事が終わっていた。

2日間休んだので宿題の範囲も分からず、授業中に当てられても答えられなかった。


後ろの席に委員会が同じ男子が一人座っていて、僕の出来なかった回答は後ろの席の男子に流された。


そして大声で「お前なんか学校来なくていいのに!」と言われた。


そこから僕はあまり記憶がない。

先生が怒っていたような...気はする。


僕はそれから不登校になり月に一度学校でカウンセリングを受ける日々が始まった。


父親と母親は不登校の僕が許せなかったらしく毎日僕を怒った。

その度に僕は行かなくちゃいけない、だけど行ったらまた何を言われるか分からない。

そんな感情でいっぱいいっぱいになって過呼吸が頻繁に起こるようになった。


そして、三年生に上がる頃。

僕は気持ちを切り替えて学校に行った。

彩花ちゃん達がいるし大丈夫。そう思っていた。


彩花ちゃんと同じクラス、だからまずは朝の挨拶をしようと思った。


「おはよう!」


だけど彩花ちゃんからの返事はなかった。

僕を少し見てまた前を向いてしまった。

聞こえなかったのかな?

そう思い、もう一度「おはよ?」と言う。


だけど、返事はなかった。

そして違う子が挨拶をすると笑顔で挨拶をし返すのだった。


僕は彩花ちゃんに何かをしてしまったのだろうか?

考えても答えは出てこなかった。


そして、短期間で裏切り続けられた僕は日に日に弱っていった。

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