性別の壁
性別って誰が決めたのだろう。
何が正解で何が間違えなのかな...。
僕の名前はユウキ。
普段の僕は普通の女子高校生。
そう...女子なのだ。
でも僕には性別の悩みがある。
初めて違和感を抱いたのはあるテレビ番組だった。
彼女はとても綺麗な人でとてもかっこよかった。
彼女は自分の性別は男だと言っていた。
それは世に言う性同一性障害の番組だった。
なんとなく見ていた僕はそんな彼女を見て思った。
僕の性別はなんなのだろうと...。
僕は昔からフリフリのスカートを履かされ髪の毛を伸ばし、普通の生活を送っていた。
ある一定年齢を重ねた時...物心がついた時と言った方が正しいだろうか。
自分の性別に疑問を感じ始めた。
僕はどうしてスカートを履いて髪の毛を伸ばしているのだろう?と。
僕は昔から木登りや野球が好きだった。
男の子の中に入り学校が終わるとすぐに公園に行き鬼ごっこや野球、サッカーやドッヂボールなどをしていた。
だからといって、好きな子が女の子なわけでもなく男の子が好きだった。
僕は性同一性障害ではない...。
じゃあ僕はなんなのだろう?
その時初めて自分の性別に対して違和感を覚えた。