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僕と君が眺める空は何時も一緒だよ!

作者: 七瀬




僕と君は、一緒に生まれてきたんだ!

同じお母さんから、たくさんの子供たちが生まれてきたんだよ!


同じ顔で、身長も歳も見た目も同じ。


だけど、、、?

僕たちそれぞれの、新しい家族の家に行くと、、、?

次第に性格や話し方、考え方や仕草も癖も何もかも変わっていく...。


生活環境や周りに居る人達が変わってくると、、、?

初めは同じでも、変わっていくんだ、、、!



僕の名前は 【ミスティ】永遠の12歳なんだよ!

僕の新しい家族は、とっても笑いの絶えない家族なんだ、、、!


僕のお父さんは、【ジャノン】 お母さんは 【キティ】

妹は 【クリスティーナー】



僕と同じ時期に一緒に生まれてきた子達は、、、?

この世界に、50万体といるらしい、、、!


きっと、みんないろんな新しい家族の元で生活しているんだろうな、、、!



僕は、新しいこの家族と共に幸せに暮らしていた、、、!

とっても優しい家族なんだよ!


お父さんとは、よく一緒に釣りに行く仲なんだ、、、!

お父さんは、よく僕にこう言うよ!


『男同士! これからも! 俺とミスティが出来る事を一緒にやって

いこうな~!』

『うん! 分かったよジャノン!』


お母さんは、心配性でよく僕にこう言うよ。


『ミスティ! 忘れ物してないの? ハンカチ持った? ティッシュは?』

『・・・持ったよキティ!』

『それならいいわ!』



妹のクリスティーナーは、まだ4歳で、可愛い女の子なんだ!

それに、僕にべったりなんだよ!


『お兄ちゃーんー! お兄ちゃーん! どこ?』

『クリスティーナー! ここだよ!』

『お兄ちゃん! やっと見つけたわ~!』

『おいおい? そんなに僕に抱きつかなくても、、、!』

『お兄ちゃんは! 私だけのモノよ!』

『はいはい! 分かったよクリスティーナー!』

『お兄ちゃんが分かっているなら、それでいいんだけどね!』



クリスティーは、独占欲が強い女の子だ、、、!

でも、それだけ!

僕の事が好きだと言う事なんだと嬉しく思うよ。




僕はたまにね、、、?

僕と同じ顔をした男の子に会う事があるんだ、、、!



悪そうな友達の中に、その子がいたり、、、。

時には、ゴミとして出されているところを目撃したり...。



僕はそれを見るとね、、、?

勝手に目から水が出て来るんだ、、、!


なんだか、、、?

凄く気分が落ちてしまって、、、。



その事を僕は、お父さんとお母さんに話したんだ、、、!


そうしたら、、、?


お父さんとお母さんの目からも水が出てきていた、、、!


『それって? 僕と同じだね!』

『ミスティ! これはね! 【涙】って言うのよ!』

『悲しくなったり辛い事があると、目から涙が出るんだよ!』

『・・・そうなんだ! でもどうして? お父さんとお母さんも

涙を流してるの、、、?』

『もし、、、? 貴方が同じ目に遭ってしまったらと思ったら、、、!』

『俺たち家族は、どんな事があってもずっとミスティと一緒に居るからな!』

『ううん。』



そう言うと、、、?

お父さんとお母さんは、僕を強く抱きしめてくれたんだ、、、!

だから僕も、二人を抱きしめたよ!



この頃、僕と同じ日に生まれたAI(人工知能)の子供たちは、、、?

みんな、回収されて、、、。

2度とAI(人工知能)を増やさない運動が盛んになっていた、、、!!!



僕もそのターゲットになっていたんだ、、、!

回収された、AI(人工知能)の子供たちは廃棄処分されるらしいと

言う噂になっていたが、、、!?


実際のところは、誰も知らなかった、、、!




『ねえ? お母さん! 僕、回収されるの?』

『ミスティ! そんな事、絶対にさせないわよ!』

『俺たちがどんな事があっても! ミスティを守るからな、、、!!!』

『お兄ちゃん!』





でも1か月後、、、。

僕は何者かに、、、夜中寝ているところを連れて去られてしまった、、、!


いろんな検査をされて更に1か月後、僕は家に帰れる事になったのだけど...?



家に帰ると、、、?


お父さんとお母さん、クリスティーナーは僕を見てこう言った、、、!


『あら誰? ボク? どこから来たの、、、?』

『・・・お母さん! 僕だよ! ミスティだよ!』

『迷子になったのかい? 警察に一緒に行こうか、、、?』

『違うよ! ココが僕のお家なんだよ!』

『変わった子ねぇ~うちの子だなんて、、、!』

『クリスティーナー!』

『お父さんお母さん、もうお家に入りたーい!』

『そうね!』

『さあさあ~家に入ろう~! キミも家に帰った方がイイよ!』

『・・・・・・』 



もう、僕の帰る家はなくなっていた、、、!

3人の中に、僕の記憶がなくなっていたんだ、、、!


僕はこうして、、、!


『ストリートチルドレン』として生きて行く事となってしまった、、、!



【さようなら! 僕の大切な家族...。】





最後までお読みいただきありがとうございます。

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