僕と君が眺める空は何時も一緒だよ!
僕と君は、一緒に生まれてきたんだ!
同じお母さんから、たくさんの子供たちが生まれてきたんだよ!
同じ顔で、身長も歳も見た目も同じ。
だけど、、、?
僕たちそれぞれの、新しい家族の家に行くと、、、?
次第に性格や話し方、考え方や仕草も癖も何もかも変わっていく...。
生活環境や周りに居る人達が変わってくると、、、?
初めは同じでも、変わっていくんだ、、、!
▽
僕の名前は 【ミスティ】永遠の12歳なんだよ!
僕の新しい家族は、とっても笑いの絶えない家族なんだ、、、!
僕のお父さんは、【ジャノン】 お母さんは 【キティ】
妹は 【クリスティーナー】
僕と同じ時期に一緒に生まれてきた子達は、、、?
この世界に、50万体といるらしい、、、!
きっと、みんないろんな新しい家族の元で生活しているんだろうな、、、!
僕は、新しいこの家族と共に幸せに暮らしていた、、、!
とっても優しい家族なんだよ!
お父さんとは、よく一緒に釣りに行く仲なんだ、、、!
お父さんは、よく僕にこう言うよ!
『男同士! これからも! 俺とミスティが出来る事を一緒にやって
いこうな~!』
『うん! 分かったよジャノン!』
お母さんは、心配性でよく僕にこう言うよ。
『ミスティ! 忘れ物してないの? ハンカチ持った? ティッシュは?』
『・・・持ったよキティ!』
『それならいいわ!』
妹のクリスティーナーは、まだ4歳で、可愛い女の子なんだ!
それに、僕にべったりなんだよ!
『お兄ちゃーんー! お兄ちゃーん! どこ?』
『クリスティーナー! ここだよ!』
『お兄ちゃん! やっと見つけたわ~!』
『おいおい? そんなに僕に抱きつかなくても、、、!』
『お兄ちゃんは! 私だけのモノよ!』
『はいはい! 分かったよクリスティーナー!』
『お兄ちゃんが分かっているなら、それでいいんだけどね!』
クリスティーは、独占欲が強い女の子だ、、、!
でも、それだけ!
僕の事が好きだと言う事なんだと嬉しく思うよ。
▼
僕はたまにね、、、?
僕と同じ顔をした男の子に会う事があるんだ、、、!
悪そうな友達の中に、その子がいたり、、、。
時には、ゴミとして出されているところを目撃したり...。
僕はそれを見るとね、、、?
勝手に目から水が出て来るんだ、、、!
なんだか、、、?
凄く気分が落ちてしまって、、、。
その事を僕は、お父さんとお母さんに話したんだ、、、!
そうしたら、、、?
お父さんとお母さんの目からも水が出てきていた、、、!
『それって? 僕と同じだね!』
『ミスティ! これはね! 【涙】って言うのよ!』
『悲しくなったり辛い事があると、目から涙が出るんだよ!』
『・・・そうなんだ! でもどうして? お父さんとお母さんも
涙を流してるの、、、?』
『もし、、、? 貴方が同じ目に遭ってしまったらと思ったら、、、!』
『俺たち家族は、どんな事があってもずっとミスティと一緒に居るからな!』
『ううん。』
そう言うと、、、?
お父さんとお母さんは、僕を強く抱きしめてくれたんだ、、、!
だから僕も、二人を抱きしめたよ!
▽
この頃、僕と同じ日に生まれたAI(人工知能)の子供たちは、、、?
みんな、回収されて、、、。
2度とAI(人工知能)を増やさない運動が盛んになっていた、、、!!!
僕もそのターゲットになっていたんだ、、、!
回収された、AI(人工知能)の子供たちは廃棄処分されるらしいと
言う噂になっていたが、、、!?
実際のところは、誰も知らなかった、、、!
*
『ねえ? お母さん! 僕、回収されるの?』
『ミスティ! そんな事、絶対にさせないわよ!』
『俺たちがどんな事があっても! ミスティを守るからな、、、!!!』
『お兄ちゃん!』
▼
でも1か月後、、、。
僕は何者かに、、、夜中寝ているところを連れて去られてしまった、、、!
いろんな検査をされて更に1か月後、僕は家に帰れる事になったのだけど...?
家に帰ると、、、?
お父さんとお母さん、クリスティーナーは僕を見てこう言った、、、!
『あら誰? ボク? どこから来たの、、、?』
『・・・お母さん! 僕だよ! ミスティだよ!』
『迷子になったのかい? 警察に一緒に行こうか、、、?』
『違うよ! ココが僕のお家なんだよ!』
『変わった子ねぇ~うちの子だなんて、、、!』
『クリスティーナー!』
『お父さんお母さん、もうお家に入りたーい!』
『そうね!』
『さあさあ~家に入ろう~! キミも家に帰った方がイイよ!』
『・・・・・・』
▽
もう、僕の帰る家はなくなっていた、、、!
3人の中に、僕の記憶がなくなっていたんだ、、、!
僕はこうして、、、!
『ストリートチルドレン』として生きて行く事となってしまった、、、!
【さようなら! 僕の大切な家族...。】
最後までお読みいただきありがとうございます。