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1話

「え?すまんが・・・ もう一回言ってくれるか?」

俺は 決して難聴ではない自信があるが あまりの内容に俺は思わず

聞き直してしまった・・・。


「だ~か~ら~、アンタは勇者の生まれ変わりなの!

そんでもって私は僧侶の生まれ変わり!

そして もう少しで魔王が復活してしまうから それを阻止するの手伝いなさい!!」


同じ学校の制服を着た女が 訳わからない事を言ってくる。

そして 横にいる 全身ふりふりでヒラヒラな 

とても外でうろつきたくない洋服を着た幼い女の子が言う・・・。


「お兄さんは この街で唯一の 魔力を持っている人なんです!

だから 私と一緒に「魔法少女」として この街を守ってください!!」


「・・・ん?」

この時点で俺の思考回路が止まりかける

それに続けて 後ろにいる 実の姉が衝撃のカミングアウトをする。


「弟よ、16年間隠していたが 実は私達は・・・

戦国時代古来から伝わる 大野忍者一族の末柄なんだ!!

そして 明日から17歳になるお前が この一族の頭領なんだ!!」


「・・・・・・。」

どうやら ここで思考回路が止まったらしい

さてさて最後の一人の野球のユニォームを着た男は一体

何を言ってくるのでしょうか?タノシミデスネー


「ハハ!他の3人が何言ってるかわからんけどよぉ!!」

(おっ、その通りだ・・・野球少年) ※初めて同意見の人間に感動


しかしながら ほか3人の女性たちが 野球少年を睨んでいる

どうやら 今の発言で敵を作ってしまったらしい・・・。


「おれがお前に伝えたいことは 至ってシンプルだ!」

(お?)


「オレと一緒に野球部を作って 甲子園行こうぜッ!!!!!」


((((・・・・・・・・・・。))))


オレはあまりにアホな発言に絶句

そして他の3人も 呆れてしまっている・・・。


「あんたバカね!確かにうちの学校は野球部はないけど

いまさら あんたとコイツで部活作ったとしても 

あと1年で甲子園なんていける訳ないでしょう!!」


同じ制服の女子が ごもっともな事を言う。


「いやいや、こいつのピッチングセンス見たことないだろ!

前に 一人壁当てキャッチボールしてたときに 誤ってボールが

遠くへ飛んでっていてよ

そこに コイツが居てさ ボールをこっちに投げさせたんだ!

そしたらよ もうそのボールが凄くて凄くて!

これは 甲子園 いや プロ野球 はたまたメジャーにも通じる球だったぜ!!」


「あんた一人でそんなことしてんの・・・」

「可哀そうなお兄さんです・・・」

「ようするに うちの弟と友達になりたのよね?ね?

そ、そういう事よね」」


3人とも 哀れな目で野球少年を見る。

その目に耐えれないかのように  野球少年は叫ぶ!


「く、くそー!それならアンタらだって どうなんだよ!

勇者?魔法少女!?忍者!!?

アホか!そっちの方が非科学的、あり得ない話だぜ

バーカ!バーカ!!」


これまた こいつもこいつでド正論を言う。


 そしてその発言をきっかけに・・・。

そこからは 4人の言い合いが徐々にオーバーヒートしていく・・・。


                      ~続く~

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