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ぼっち探偵・リトル2  作者: oga
リトル救出
3/17

事件

 ……と、息巻いて見たものの、事業は全く軌道に乗っていなかった。

今、パソコンの画面と睨めっこしているのだけれど……


「兄さん、ホームページも作ってないみたいだし」


 リトル探偵事務所、と検索をかけても、ぼっち探偵リトル、という誰得ネット小説がトップに出てきてしまう。


「ホームページの作成、30万かぁ……」


 生活費もかかるのに、そんなお金をひねり出すことは出来ない。

そもそもここ、家賃高いのよ……


「最初は自力で探すしかないか」


 私は観念して、左手薬指の指輪の表面をこすった。

すると、犬の霊獣ポワロが現れた。


「何でしょうか?」


「人海戦術よ。 事件、探しに行きましょ!」


 ポワロは、事件の匂いを嗅ぎつけるという、探偵よりはむしろ記者とかが喜びそうな能力を持っていたのだ。

ポワロは玄関をすり抜けて、そのままマンションの廊下へと出て行った。


「ま、待ってよ!」





 ポワロを追ってやって来たのは、商店街の串カツ屋の前だ。

結構列が出来ており、中々の人気店みたいだ。


「まさか、ここの主人が浮気してるとか?」


 そんな予想をしながら列に並んでいると、先頭に辿り着いた。


「何にします?」


「あ、じゃあ…… チョコレート串カツ2本で」


「あいよ」


 店員のおばちゃんが串カツを2本渡してくれた。

値段は240円で、片方をポワロに渡す。


「ハフハフ、ご主人、これは……」


「こ、この美味しさ、まさに事件ね!」


 ……うん?


「はい! 僕もそう思います!」


 いやいや、事件って、そういう意味の事件じゃなくて……


「あ、ポワロ。 もっと大きな事件、探してくれない? 確かにあなたにとって、これは事件かも知れないけど」


「分かりました!」






 次にやって来たのは、デパートの東北料理フェスだ。


「ご主人! ここは事件で溢れていますよ!」


 私達は、東北料理の試食を片っ端から回った。

……って、私は一体何をしているのかしら?


「あ、ポワロ。 私ら、漫才コンビじゃないし、ツッコミとか、出来ないからさ」 


「僕がツッコミをやりましょうか!?」

 

 ……いい加減にしろ!


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