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ぼっち探偵・リトル2  作者: oga
進撃の事件
11/17

新しい事件

 現在、時刻は深夜の3時。

私は、進〇の巨人のシーズン2を、パソコンから違法ダウンロードして見ていた。

友達とラインしてて、暇だなんだけど面白いものない? と聞いたら、進〇の巨人でも見たら? と言われた為だ。

アニメ自体は少し前から始まっており、現在32話まで更新が終わっている。


(えええっ、この人、巨人だったの!?)


 私は、コンビニで買いだめしておいたプリンアラモードを口に運びながら、画面にくぎ付けになっていた。


 アニメは、エレンをどうにか救出するも、巨人に追い詰められる、という所で終わっており、私は居てもたってもいられず身支度を始めた。


(これは、アニメを待ってる場合じゃない!)



 



 コンビニで漫画を購入。

私はソファに横になって続きを再開した。

読んでいる巻数は、12だ。


(ここであのおっさんが登場するのね。 にくい演出だわ……)


 読み進める手が止まず、私は至福の時を感じていた。

テーブルの上には、最新の22巻までが山積みされている。


(しばらくは、退屈しないで済みそうね……)


 その時、ワンッ、と私の耳元でポワロが吠えた。

登場に全く気付かなかった私は、うわあっ、と驚いた声を上げ、飛び起きた。


「なな、何なのよ!」


「いきなり申し訳ありません。 事件の匂いがしたため」


 じ、事件?

そんなもの、今はどうでもいいのに……


「ポワロ、私が今何してるか、分かるわよね?」


 少しキレ気味でポワロに言うと、ポワロの方も言い返してきた。


「ご主人、僕が言うのもなんですが、そんな怠惰な生活を送ってていいんですか?」


 ……兄さんを見送りしてから1か月。

ほとんどニートみたいな生活を送っていた私は、完全に仕事への意欲を失っていた。

でも、家賃は払わないといけないし……


「……分かったわよ。 で、どこから事件の匂いがするっての?」


「この、漫画本です」

 

「……えっ」

 

 漫画から事件?

どういうことかしら…… 

漫画を売っていたコンビニに、食べ物の匂いが付着してた、とかじゃないわよね。

私が問い詰めると、この進〇の巨人の内容に、何かきな臭ささを感じるとのことだった。


「えええ…… じゃあ、作者がこの内容を書くにあたって、何かしてるかもってこと?」


「その通りです」


 そんなの追求して大丈夫なのかしら……?

とりあえず、私は作者の住まいを検索し、翌日、向かうことにした。

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