表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法探偵 天宮晴人の探し物  作者: 工藤啓喜
13/38

3章 その5

「被害届は出しましたか?」

「ええ。しかし、所在が全く分からなくなってしまいました。」


晴人達は、絵本の手がかりを失い、落胆の色が見え始めた。しかし、田辺は晴人達にある可能性を伝えた。


「もしかしたらなんですけど、絵本の行方を探せるかも知れません。」

「え?」

「私と古くから付き合いのある出版関係の方でその人なら、絵本の所在を知っているかも知れませんよ。」

「本当ですか?」

「ええ。ちょっと連絡してみましょうか?」

「はい。是非。」


晴人の意思を確認した田辺は、一度自分の書斎に行き、黒い手帳を持ってきた。この手帳に出版関係の人物の連絡先が書いてあるらしい。田辺が、手帳のページを目的の所まで捲り電話をかけた。田辺とその人物はかなり親しい関係であったことが、電話口からでもわかった。

そして、絵本の所在を知っているかもしれないその人物と、会って話せるようにアポを取った。


「ありがとうございます。田辺さん。」

「いえいえ。大した事はしてませんよ。手がかりが掴めるといいですね。」

「はい。」


晴人達は、田辺からアポを取ってもらい、その人物とは、三日後にカフェで会うことになった。晴人達は、田辺に礼をして田辺邸を後にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ