主と守護剣士の心の内
名前 : マイン
ジャンル[陸]
HP98(+40)→138
MP148(+40)→188
・証
候爵『戦力指揮統括候位』
・技能
剣術[熟練度9.45]
鼓舞[熟練度--]制限
指揮[熟練度10.00](+2.00)☆
従者創造[熟練度10.00]☆
身体能力強化[熟練度1.02] NEW
指導
MP消費削減
MP増加
ライトアーマー ×66
名前 : ライトアーマー
HP150 → 250
MP0
・技能
剣術[熟練度2.00]固定 → [熟練度5.00]固定
『従者創造』が熟練度マックスになった恩恵か、ライトアーマーの『剣術』の熟練度が大幅に上がっている。
どうして、マインとライトアーマーのステータスを確認しているのかというと、マインに防壁の守護を任せたいからだ。少しでもMPの節約をしたい俺からすると、マインの『従者創造』は魅力的な技能だ。
クローフィも『従者創造』を持っているが、彼女は『吸血』と合わさって動いているように思う。コウモリを創っていた事から完全に連動している訳では無いようだが、レイのダンジョンの奪還戦の様子をブリッツの戦闘詳報を確認すれば狼を『吸血』して従者にしていたらしい。効果が被っているのかもしれない。
少数精鋭と言うか、大勢を率いていくのに彼女は向いていないと思うのだ。
「マイン少しいいか?」
『二階層』、大広間でライトアーマー三体と打ち合っているマインを捕まえる。
ライトアーマーに訓練を続けるように指示を出し、こちらに歩いてくる。
「何かございましたか?」
「お前に、砦の守護を任せたいと思っている」
「言葉と表情が一致していませんわ・・・」
俺はまた何か変な表情をしていたのだろうか。
自分の頬を撫でてみても何も分からない。
「失う事を恐れているのですわ。エバノ様はそういう方ですもの、私にはよく分かりますもの」
「・・・何が言いたい」
「ギフトから聞きましたわ。エバノ様の感情が守護者に影響すること」
ギフト・・・何を言ってるんだ。クローフィやリェースには言って無いだろうな。
そういう当時の事を思い出させるものは恥ずかしくてしょうがない。一種の黒歴史だ。
「エバノ様の感情、私の中に渦巻くソレは、何かを守りたいという強い気持ちです。ヴェデッテ様を騙そう、ではなくです。それはエバノ様が優しい証拠ではないでしょうか。たとえ騙したとしても自身の立場を確立し、護ろうとする。貴方様はそういう方です」
「・・・・・・」
何も言わない俺に、マインが続ける。
「私が生まれる前にダンジョンに居たのはギフトですわ。エバノ様にとってギフトは何があっても護りたい対象だったのです」
「・・・そうだよ」
たまらず声が出てしまった。
俺の中で渦巻く想いが喉を震わせ、声を出す。
「ギフトは俺の理想の女性そのものだ。暗殺用の技能を付けたのだって直接的には闘わないからだ。守護者の中でも彼女の存在は特別だった」
「エバノ様の左腕と態度を見ていれば誰でも分かりますわ」
そんなに露骨だったのか?
ガブリエナが守護者内の序列を聞いたのはこのため?
「ギフトが負傷したことでで守護者が傷つく事を極端に恐れすぎている。それでは前にすすめませんわ。エバノ様は命じるだけでよいのです。さあ、声に出してくださいませんか?」
「・・・守護者マイン、侯爵『戦力指揮統括候位』の任を解き、公爵、『シュヴァルツヴァルト防衛指揮統括公位』に任命する。お前は何があっても死ぬことは許さない。何があっても生きて俺の前に姿を見せろ」
「それでよいのです。私がエバノ様を護るのですから、貴方様が見るのは背中ですけどね」
そんな事言わないでくれ。守護者の全ては俺が創ったんだ、嫌いな部位なんてある訳ない。
守護者の皆には顔を見せてほしい。見ていたい。
□
・ジャンル選択[死]
・造形『人型』
・細部設定 技能『剣術』『双剣術』『走術』『身体能力強化』『火魔法』『雷魔法』『付与魔法』
消費MP122
・創造しますか?
≪はい≫ ≪いいえ≫
・名称『ブルーダ』
ジャンルを[死]にして造形を『人型』にするとどうなるか。ゾンビが出来るのか、ミイラか、骨か。前例で言えば、クローフィの様に普通に人間が出来た。
しかし、俺が今回創ったブルーダは、ミイラに近い。ミイラによく見るような茶色だと、蝉の抜け殻みたいで嫌だったので全身黒色にしてある。皮膚が骨に張り付いた様なミイラの外見に、水と肉とをほんの少しだけ足したような外見だ。
鎧を着せると重さで潰れてしまうので、俺が創れる中で一番軽いローブを着せた。服も黒色にしてあるが、軽いだけあって今にも空気中に解けていきそうだ。
持たせる武器はショーテルというものを選んだ。この剣は両刃の刀身が大きく湾曲していて、盾を避けて攻撃できる。
ブルーダを10体創造
MP7075(-1220) → 5855
戦争において、予備戦力が重要だとリアスに教えてもらった。抜かれそうな場所に兵を送るのは勿論のこと、奇襲にも強くなるし、自分が奇襲する際に大隊の戦力を削がなくてもいいからだ。マインの采配によりそれらは分割されるのだろうが、防衛が主な任務の彼等には砦の外に出ることは難易度が高い。隠し通路を作っても鎧の音でバレてしまうだろう。そこでブルーダの登場である。
背後から素早く駆け寄り、戦場を荒らす。夜には黒い装束を生かして奇襲も行える。攻撃用の予備戦力である。
では、防衛用の予備戦力を創っていこう。
・ジャンル選択[死]
・造形『鎧』
・細部設定 技能『槍術』『水魔法』『光魔法』
消費MP67
・創造しますか?
≪はい≫ ≪いいえ≫
・名称『パイクアーマー』
パイクアーマーを30体創造
MP5855(-2010) → 3845
アーマーシリーズの槍兵バージョンである。予備戦力という事で、前衛の攻撃支援に『槍術』、敵の阻害に『水魔法』、回復用に『光魔法』がある。
砦の周囲は森なので魔法や矢は射線が通らないし、絶対に防壁が崩れないので通路の幅を広くとる必要もない。そうなると盾は邪魔になってくるので『盾術』はついていない。
『水魔法』は足場を悪くするためだ。ぬかるんだ森を歩くのは意外と大変で、その中で戦闘は困難だろうと思ったので選択した。
本当ならばもっと数を用意したいのだが、MPが足りないので仕方ない。ブリッツの所からスナイプアーマーを持ってくるか。『大聖堂』の戦力は流石に引き抜けないだろう。
残りのMPで攻撃用の守護者を創る事になる。既存の守護者と合わせるとどうにかなるか?
アバビムのダンジョンの中がどうなっているのか分からないのが問題だな。
市街地なのか、平原なのか、森なのか。環境によって戦い方も変わってくるだろう。いろんな対面に対応できるように守護者を創りたいが、MPが心許ない。
どんな場面、環境にも対応できる守護者か・・・。
・ジャンル選択[他]
・造形『不定形』
・細部設定 技能『硬化』『光学迷彩』『環境適応』
消費MP60
・創造しますか?
≪はい≫ ≪いいえ≫
・名称『キャモ』
斥候役のスライムだ。コレでMPは3785。
『盾術』、『槍術』を付けてシールドアーマーを消費MP60で10体創造。3785(-600)→ 3185
キャモ、俺 (アイリード、ディア含む)、シールドアーマーの順番でダンジョンに入り、相手側からの攻撃を防御する。防御後、又は、攻撃が来ない場合は俺の『土魔法』で簡易拠点を築き後続を護る。
これはあくまでも入口が陸地であった場合の作戦で、下が海だったり、空の中だと色々と変わるので何とも言えないが、それでもやりようが無い訳でもない。
フェイクが外に出れた以上はそんなことは無いと思うが、考えるのはタダだ。
・ジャンル選択[死]
・造形『鎧』
・細部設定 技能『剣術』『火魔法』『水魔法』『風魔法』『土魔法』『MP回収』『MP増加』
消費MP102
・創造しますか?
≪はい≫ ≪いいえ≫
・名称『ルーンフェンサー』
ルーンフェンサーはフロントガードに次ぐ、アーマー系の上位的守護者になる。職業で言うのであれば、魔法剣士にあたるだろう。
そして『MP回収』の技能。覚えているだろうか、マナフライに技能を付ける時に俺が最初に付けた技能だ。効果は、他の生物からMPを奪い、自身のものにするというものである。魔法を打ち、MPが無くなれば剣で戦う。ジャンルが[死]なので疲れることも、視界に縛られることも無い。
こいつが居ればある程度はやっていける。
30体を創造。
MP3785(-3060) → 725
MPも千を切った。残りの700ちょっとはどうするのか。
それはもう決まっている。
マナフライを65体創造。
MP725(-715) → 10
マナフライの総数は165。『MP譲渡』で俺に来るMPは1155になる。
悪い選択ではない筈だ。
対アバビム 創造数41
キャモ、シールドアーマー×10、ルーンフェンサー×30
『砦』108体
マイン、ライトアーマー×66、ブルーダ×10、パイクアーマー×30
『大聖堂』152体
スキアー、ハヤブサ×50、フロントガード×100、フクロウ
『二階層』188体
ブリッツ、フランメ、ガーゴイル×58、チルアーマー×53、シールドアーマー×15、スナイプアーマー×45、インプ×15
『三階層』219体
ギフト、クローフィ、アクル、マナフライ×165、ワーカーバット×20、ミストーカー=デス×29、
マーゲン、シュタール
『四階層』27体
リェース、妖精×10、馬×15、麒麟
側近 3体
アイリード、ディア、ガブリエナ