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ダンジョンと共に往く  作者: 畔木 鴎
十三章 永垂不朽
133/145

戦略

 砦に向けてシュヴァルツヴァルトを発って一時間後。そろそろ軍列の最後尾もシュヴァルツヴァルトを出たころではないだろうか。

 今の所、行軍に問題は無い。極めて順調と言えるだろう。守護者達の足取りはミリ単位で揃えられ、黙々と道なりに進んでいく。鎧達のジャンルは基本的には[死]だから、疲れるといった事が無いのが最大の肝だ。これが普通の軍隊であるならこう上手くは行かない。まぁ、馬はどうしても疲れて来るので休憩を取る必要は出て来るが。


 ここでシュヴァルツヴァルトの軍勢の紹介をしようと思う。基本の守護者しかここに連れてきていないから若干迫力に欠ける部分も出て来るとは思うが、わざわざ味方を怯えさせる必要も無いのでこの場には居ない。


 右翼

  シールドアーマー×500 (+475)

   パイクアーマー×250 (+220) 計750


 左翼

  ルーンフェンサー×200

  ライトアーマー×3,750      計3,950


 後陣

  スナイプアーマー×300 (+255)


 ざっとこんな感じだ。守護者の数が増えているのは、コツコツと数を揃えていたからである。もちろん、この数を横並びにさせて終わりという訳では無い。場所の問題もあるしな。馬は使わない、というか鎧が重くて使い物にならないようなので、全員が歩兵で戦うのが一般的らしい。

 基本的な戦略としては、右翼が耐えて、左翼から潰すというもの。この辺はスタージュと打ち合わせを行って、戦争の戦い方を教えてもらって考えたのだ。


 盾を持たせればソイツは壁。となるような人間と違って、守護者はそこら辺の融通がききにくい。そのためにノーマリーの軍勢に右翼に入ってもらい、左翼から攻め落とすという形を取る。

 マインは右翼。シーゼンは二陣目。それ以外の守護者には左翼に入ってもらおうと思っている。俺は俺でやることがあるので、ギフトとメラニーを連れて別行動をする手筈だ。



 帝国側の作戦としては、守り重視の南側の戦場とは出来る限り接戦を演出し、北の戦場を異星の魔物を使って早期に落とす。その後、魔物は野放しにして、兵士は南側の戦場に加勢するらしい。

 これはスタージュには言っていない事だが、帝国の作戦を知っている俺は、守りよりも攻めの姿勢を取らせてもらう。つまり、さっさと戦線を崩し、北に加勢に行くわけだ。そのための別行動なので、ノーマリーの兵には俺は先陣で戦っているという事になるだろう。

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