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ダンジョンと共に往く  作者: 畔木 鴎
十三章 永垂不朽
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とある語り部

 戦争が始まるまでの間、ここでは国の歴史について話そうと思う。私がこうして話している間にも時間は進み、戦争に向けての準備は整っていっている。どこぞの王によってある商人の家が無くなっているかもしれないし、また別の王は国民と打ち解けているかもしれない。

 もしその事が知りたいのであれば、私がかたとなって風の様に物語を運び、諸君らに届けることをここに約束しよう。私が語れるのは別に上記だけではない。普段の日常であったり、愛ある日の夜だったりと、私は諸君らが望むがままにこの口を開いて見せよう。




 グラキエス教国。 言わずと知れた、この物語の中心にいるエバノ・シュヴァルツヴァルトを裏で支える宗教国家だ。どうしてこの国が宗教国家として成り立ったのか。それにはもちろん理由がある。


 ルーマンド。森人エルフが暮らすその土地には、長年人間の手が入れられていおらず、背の高い針葉樹が軒を連ねている。だが、トハン帝国付近の森にはある魔法が掛けられている。エルフの殆んどが団結して掛けた魔法は、何者も通すことはないだろう。


 オーラルフット。そこの王族の名前には、ルイーナ、つまりは、破滅という意味の名前が入る。王族にしてはあまりにも縁起が悪いこの名だが、それを誰も改名しようとはしない。いや、出来ないと言った方が正しいだろうか。それは神の呪いに同じく、自らの祖先の失態によってもたらされたものだからである。


 シュヴァルツヴァルト。旧ノーマリー領であった、『ヴァーチャル大森林』にきょを構えるその国に、1つの古ぼけた砦があったのを覚えているだろうか。アバビムとの闘いのきっかけとなった場所である。どうして森の中に重厚な砦を築く必要があったのだろうか。何を恐れ、何と戦っていたのだろうか。


 トハン帝国。その地に祝福がどうしてあるのか。この物語では敵役として書かれることが多いこの地は、大陸から見れば主人公なのかもしれない。


 この、バラバラなような物語。これらすべては一本の線で繋ぐことが出来る。

 私がこれから語るのは、バベルの塔が起因して起きた、人間、土人ドワーフ小人ホビットと竜の戦いが終わったのちの物語。国作りの物語である。

退屈であれば言ってくれると助かります。更新速度を上げるなりして対処するかもしれません。


この章は基本的に裏設定の様な物ですので、読まなくても支障はありません。どうしても駄目だと言う方は、申し訳ありませんが、戦争が始まるまで待っていてください。

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