非現実への訪問2
「・・・もう、こんな時間か。」
見ると、時刻は午前3時を回ろうとしていた。
俺は、パソコンをシャットアウトして、ベットに寝転がった。
明日からまた退屈な一週間を過ごすと思うと、気が滅入りそうだ。
まぁ、いつも通り、同じように振舞っていればいいのだが…。
やべぇ…。眠い…。寝ようかな…。
そう思っているのだが、なかなか眠りにつくことがてきない。
ギャルゲーのやり過ぎで少し興奮してるのかなと思ったが、少し違うな。
多分、寝てしまったら、また明日からの退屈な一週間がきてしまうからだろう。
それは、明日への、
恐怖…。 不満感…。 退屈感…。
あるいは、それ以外の何か…。
一体、どれに部類するのだろうか。
本当は、思っていることを言うと学校になんて行きたくはない。
ただ、行かされているだけだ。
強制されているだけだ。
本当は、もっとネトゲやギャルゲーをしていたい。
しかし、それは許されない。
それが、現実。
それは、正論。
だが、俺は、そんなもの下らないと思っている。
別に、好きな事をして何が悪い。
この世の中、そんな奴沢山いる筈だ。
だいたい、勉強なんてこの先の生活に必要じゃないだろ。
必要なのは、以下にして、仕事をこなせるかということだ。
いくら、勉強が出来ても、社会に出て頭がいいことが通用しないということくらい、そろそろ、俺は分かってる。
重要なのは、効率だ。
だが、仕事につくまでの過程で勉強が大事なのは、重々、承知している。
勉強をしなければ、高校に行けない。
勉強をしなければ、大学に行けない。
勉強をしなければ、社会人になれない。
そんなの、分かってる。
分かってる……つもり。
本当は、気付いてる。
「あぁ、もう、寝よ………。」