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下書き~今思うこと~

作者: 篠原葵

「ありがとう」

そう思っていても伝えられないこともある。


生きていて、つらいと思うことがないわけではない。

沢山、つらいこともあるし泣きたくなるときもある。


ほんとうの友達が何なのかわからなくなったり、裏切られたように感じることもある。


つらくて、泣きたくなったときいつも側で支えてくれるのは家族だ。

時にはひとりになりたいこともある。

けれど、家族の優しさに触れるとほっとする。


生きていて、つらいことばかりではない。

楽しいこと、うれしいこともそれ以上に沢山ある。


そんなとき、一人で大きくなったように感じている私を支えてくれるのもまた家族だ。


つらいこと以上に楽しいことがある。

家族と、大切な人とであえた。


だから私は生まれてきたことを後悔したことは一度もない。


お父さん、お母さん。

この世に生まれてきて、大切な人に出会えたのはお父さんとお母さんのおかげです。

つらいことも沢山あったけど、嬉しいことも沢山ありました。

後悔したくないから。

言えなくなった後で悲しむのは嫌だから。

今、伝えます。

産んでくれて「ありがとう」





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― 新着の感想 ―
[一言] 前作、「ありがとう」に似てますね。 何の下書きかはわかりませんが、「ありがとう」も含め、素直な気持ちが小説に出ていてよかったと思います。 ありがとうございました。
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