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第29話 疼き


私達四人はオアシスの町をまだ日の高くない早朝に出た。

比較的涼しいうちに距離を稼がねばならないからだ。

町からある程度離れた頃、私達はアンの飛行移動に切り替えセンチュラルを目指した。

アンの飛行移動はコスト的にも体力的にもとても助かるものだ。


「見えてきました!センチュラルの国境線沿いの町サブルです。」


そして夕方頃にセンチュラルの国境付近の町サブルに到着した。

町は中央都市よりもやや田舎だが砂漠沿いとは思えない程に栄えていた。


「ここならようやく水浴びではなくゆっくりと暖かい湯に疲れそうですわ。」


旅は我慢の連続だ。

風呂に自由に入れないは当たり前の長距離の移動を伴う生活だ。

それからシルキーはサブルに着いてから宿の手配をしてくれた。

その間アンは長距離の移動で疲れたからリフレッシュをすると言い町中へと消えてしまった。


「あら、アンは何処にいますの?」

「なんだかんだセンチュラルには初めて来るみたいでリフレッシュに町を探索すると言って中央の広場の方向に行ってました。」

「全くアンは本当に自由人ですわね。

折角浴室付きの大部屋を借りられたから旅の汚れを落とせるというのに勿体無いですわ。」


浴室付きの部屋は決して安くはない筈だ。

だけど私とアリスが外で水浴びをしていたのをあの日の帰りに気付いてくれたのだろう。

本当にシルキーには頭が上がらない。


「だけど涼香とアリスは入るのは最後ですよ。

私が取った宿なのですから。」

「分かっています。」


そうしてシルキーは旅の疲れを取る為早速取った部屋へ入室し浴室へと向かって行った。


「……さて上がるまで一休みするとしようか。」


私はベッドに転がる。

そしてベッドによじ登ってくるアリスを抱えそっと横へ寝かせた。

アリスも疲れている様で私の隣で寝息を立て始めた。

次第に私の瞼も重たくなっていく。

そして私は眠りの世界へ落ちていった。




***





「ずっと我慢してきたんだ……。

何ヶ月も……何年も……」



ユウは私の上に覆い被さってって来る


そしてユウは再び私の首筋に歯を突き立て血を啜り始めた


私は抵抗するがびくともしない


「……他の男のモノにはなっていない様だな。」


ユウが血を一通り啜り終わる頃には私の体力はとうに限界を迎えてしまっていた


貧血で身体が思うように動かない


『視界が霞む……。』


私の意識が落ちる直前ユウは私に催眠を施した



「もう我慢なんてしなくて良いんだ。

……だから全て俺に曝け出せ。」



瞬間身体がまるで溶けてしまいそうな程熱くなっていく感覚がした


『違う、これは催眠ではない……催淫だ……!』



「……何をするのですか……!?


早く解呪してください……。」


「断る。」



先程まで感じていた倦怠感や眠気が吹き飛び、代わりに背筋を這う様な快感と熱がじわじわと下腹部に集まる感覚がした


身体を動かせば布が擦れる感触だけで身体が快楽を拾ってしまう


「何故この様な事をなさるのですか?

貴方にとって私との行為はなんの意味の無いものです……。」


「意味が無い訳ないだろう。


こうでもしなければ涼香はまた俺の元から離れていってしまうだろう。」


私の目を見つめるユウは何処か淋しげで、そして絶対に獲物を逃すまいとする捕食者の目をしていた


次の瞬間ユウは私の唇を奪い口内を隅々まで探る様に舌で侵していく


舌で舌を絡め取られ完全にユウの思うテンポに流されている


そして酸欠で頭が回らなくなってきた頃、ユウは器用に私の今一番敏感な二つの突起を服の上から擦り始めた


「っあ……そこは……駄目です……。」


甘い雄に媚びる様な声を押し殺しユウに訴える


「強がらなくて良い……。


だって涼香の身体は俺の熱をこんなにも欲しがっているではないか。」


さっきまで上ばかり触れていた右手が今度は下着越しに秘部を優しくなぞる


「んっ……」


そして私はユウの手で軽く絶頂してしまった



「本当に愛らしい……。

普段のクールな君とは違って夜は子猫の様だな。」



「手を……あっ、退けて……んっ……くださぃ……。」

「良いのか?ココもこんなにも良くなっているのに……。」


ユウは私の下着の中に手を入れ敏感な所を直接刺激した。

私はユウに秘部を弄られ甘く絶頂する。

そして私は下着をいやらしい液で汚していく。


「頃合いだな。」


ユウはもう我慢できないとばかりに今にもはち切れそうなソレを窮屈なズボンから解放する様に外気に晒す。

そしてソレを私の下着越しに擦り付けてくる。



「だ、駄目……やめて……じゃないと……」


ユウは私の制止は聞くつもりもないらしく私の下着を抜き取りベッドサイドに投げた。

そしてユウのソレが私の秘部にあてがわれる。


「また一つになろう。

……あの時の様に——」


ユウの先端が慣れた様子で私の園に割り入ってくる感触がした


私はその感触に抑えていた情けない声をうっかりあげてしまう


『マズい……このままだと……』


『ナニか楽しそうな事してるじゃない』



最悪だ


今にも理性が途切れてしまいそうなこのタイミングで本能(彼女)は目覚めてしまった


「お願い……今は……ダメ……。」


だが誰もその言葉に聞く耳を持ってはくれない


ユウはお構いなしに私の中へ侵入し快楽を拾おうと腰を打ちつけ始める


「んっ……あっ……いやっ……」


私は今にもユウに襲いかかりそうな本能(彼女)を抑えるのに必死だった


唯一の頼りだった指輪(・・)はユウに外され手の届かない床へ投げられてしまっている


今の状態だと私の体力が奪われれば奪われる程本能(彼女)は自由になってしまう


そうなればこの屋敷どころかセンチュラルを危険に晒しかねない


なんとしても必死に抑えなければ——


「何を考えている?


今は俺だけに集中しろ。」


そう言うとユウは私の奥をグリグリと穿(ほじ)る。


「やめて……!それ以上は……おかしくなるから……!」


「涼香はいい反応をしてくれるな。


……もっといじめたくなる。」


「ひっ……!」


するとユウの攻めは先程よりも激しくなった


私はユウの攻めに圧倒されとうとう限界を迎える


「ダメです……何かきちゃいます……」


「嬉しい……俺でこんなにも……感じてくれている……なんてな。」


ユウは我慢が効かなくなったのかスパートをかけ始めた。


「涼香もう限界だ……しっかり受け止めてくれ……!」


そしてユウは私の腹の中に新鮮で熱く濃いモノを注いだ。


そして私は呆気なくユウによって果ててしまった。


『どうしよう……もう限界……もう抑えられない……。』



私の意識は朦朧とする。

私はもう自分の意思で身体を動かせる程体力は残っていなかった。



『あーあ     涼香だけ 

    

     な  んて

           ズルい   わ

          

   独り占めなんて


                 ズルい


              ワタシも 



       混ぜなさい 』


そして私は意識を本能(彼女)に乗っ取られた。



***



そして目が覚めた。


「また……あんな夢を……」


私は娘の様子を見る。

アリスはかなり疲れていた様でぐっすりと眠っている。

そしてシルキーは浴室にいる様でまだ浴室からシャワーの音がしていた。


「風に当たって来るか……。」


私はまだ自分の身体の内側で燻る感覚を抑え込んだ。

そして私はアリスを起こしてしまわない様に外へ出たのだった。





to be continued……


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