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目立つ

頭が大きい僕は、僕自身が拒んだとしても目立ってしまう。

友達と待ち合わせをしている時、誰かの待ち合わせの目印されてしまうのではないかと思ってしまう。

自意識過剰だとわかっていても、誰かの目印にされているんじゃないかと 勘違いしてしまう。

目立つ。

この言葉だけ切り取れば、悪い意味ではないのかもしれない。

実際、僕は世間に自分自身を発信したいと思うほど承認欲求が高いため、人から認知されることは嬉しい。

本当に嬉しい。

だけど、悪い形で人から認知されたくないという願望もある。

簡単に言ってしまえば理想が高く、プライドも高いのだ。

例えば皆さんはこんな経験はないだろうか。

学生時代に修学旅行や体育祭、文化祭などで集合写真を撮る時に横に並ばれて、「鈴ノ本と一緒に撮ると顔が小さくなるからなー」や「小顔効果!」などと言われる。


何様のつもりだよ。


当時の僕はそう思っていたと思う。

だけど、冷静に考えてみると、学生同士のタダの悪ノリで、僕が根に持っているだけなのだ。

それに僕も人に対して、悪口を言っていなかったわけではない。言われたら倍にして言い返す。

僕にとって、修羅の世界にいたのだ。

だから、大人になってから久しぶりに会った友人や知り合いにも、「顔が大きいこと」をいじられる。

だけど、僕はやられたままではいられないので、言い返す。


それでいいじゃないか。


もちろんこれは僕に限った話だ。

誰にでも当てはまる話ではない。

人に対して悪口を言うのも、言われることも苦手だと思う人もいるだろうし、今はそんなご時世ではないことはわかっている。

それに大人になってから知り合った大人が自分の容姿を嘲笑してくるようだったら、それは絶対に許してはいけない。そんな人間とは関わってはいけない。

だけど、僕は「学生時代楽しかった」と胸を張って言えるため、昔のやり取りを懐かしく思えるなら、別に構わないと思う。

だって、それが僕にとってのアオハルだったのだから。

何者でも汚すことは許さない。



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