↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/15

番外編 僕は脚が短い

僕は顔や頭が大きいだけではない。

脚も短い。

それに気が付いたのは小学五年生の頃、両親と姉、僕の四人で買い物に行く機会が多々あった。

母と姉は衣服やコスメを中心に買い物をしていたが、父と僕は食品以外を熱心に買い物することはなく、ショップの外で待っていることが多かった。

最近はあまり見かけないが、大型ショッピングモールにある鉄棒のような腰掛けに父と一緒に座って休憩をする。

だが、僕は頑なにその腰掛けに座ることはない。

何故なら、僕の腰のあたりに座る場所があり、僕にとってこの腰掛けが高いのだ。

僕がこの腰掛けに座るには跳んで、座るしかない。


隣を見てみると、僕と同じ高さの腰掛けに座っているはずなのに、父は足の裏に地面を付いている。

だが、それは大人だからだ。

小学五年生の僕と四十代くらいの父では足の長さが違うのは当然だ。


しかし、父を挟んで向こう側。

そこに僕と同じくらいの年代の子どもが、僕と同じくらいの高さの腰掛けに足の裏をぴたりと付けて座っている。

僕は目を細めて、見ていないふりをした。

そんな僕を誰も見ていないというのに。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。