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【166】新たな魔王

 隣街に住んでいるルティルは、翌日に闘士登録をして俺たちのクラン、【黒のウンエイ】に所属することとなった。


 因みにだが、俺がなぜ【ウンエイ】ではなく、【黒のウンエイ】と呼称しているのかと言うと。


 変わってたんだよなぁー。


 ルティルをクランに登録しようとしたら、なぜかクラン名が【黒のウンエイ】になっていた。俺の知らない内に誰が変更したのか!?


 つか、クラン名って変えれんの? 代表の許可とかいらないのかな?


 まあ、変更出来るならば戻せば良い。


 そう思って受付の人に聞いてみたら……。


「一度決定されたクラン名は変更できませんよ?」


 だってさ!


 もう誰が変えたかわかっちゃったもんね!


 あのロッリは余計なことしかしないな。そもそも、そんな情報を日記に書いて、ロリさまに教えてしまったのが間違いなんだけど。神さまだし、日記がなくてもそういうことは把握してそうでもある。


 もう怒ったので、アウナスって名前をロリナスで浸透させてやることにした。


 既に広まっている名前だから、この戦いは長くなりそうだ。


 っと、ロリさまのことはおいておくとして、ルティルの件についてだ。


 ルティルは学園に入学するわけじゃないから、俺たちの方針を説明してクランの事務処理と受付を担当してもらうことにした。


 必要な問い合わせの整理をして、対応すべきものは俺に教えて貰う。で、平日の二日分のクエストの受注と、休日のクエストを予め見繕って貰う。これでミーティングの時間が省けるから、部活は平日の内三日間がお休みとなった。


 因みに、ツクヨミのブルドーザーがあれば隣街はそんなに遠くないから、拠点はそっちで良いよって言ったんだけど、ルティルは首を横に振った。


 自分の方がパンナコッタへ引っ越すと言って、次の日には引っ越しが完了してしまっていたのである。


 行動力があり過ぎて、俺氏困惑気味。


 張り切り過ぎてもやることなくなっちゃうよ。とも言ったんだけど、空いた時間は家の手伝いやマーガリさんの手伝いをするから問題ないとのこと。


 マーガリさんに聞いたんだけど、ルティルは有能らしいから、色んなところに引っ張りだこなんだって。


 専属で雇いたいって話も結構あるみたいなんだけど、何処にも所属しないで、フリーランスで仕事を受けてたみたい。


 それがなんで【黒のウンエイ】なんて新参者のクランに所属したがったのか……。


 いや、でもまあ、今は程々にしてるけど、キャロットではひと月で数億の儲けを出してるわけだから、見る目はあるっちゃあるのか。


 そこを感じ取ってたんなら、ルティルってまじ凄くね?



 そんなルーティンを組んで、日々を送っていた俺の元にある日、一つの知らせが届いた。


 わざわざ俺の部屋までやって来て、報告をしてくれたのはルティル。


 エルフが部屋に来ると急に彩りが増すっていうか、なんかほんわかするね。あと良い匂いもする。


「ブルさん大変です! 緑の魔王が倒されたそうですよ!」


 え? ふーん。そうなんだ。


 魔王って色があるんだね。初めて知ったよ。


「お、驚かないんですか?」


「うん。まあ、今までだって魔王は代わって来たんでしょ? 倒されることもあるのかなって」


「さ、さすがです! 私はちっとも落ち着いてなんていられませんでした」


「まあ、結局俺たちが魔王を目指すのってもうちょっと先だからさ。それまでに魔王も入れ替わるかなと……」


「そうですが、ここ二十年もの間、魔王の交代は起こっていなかったんですよ。それが急にですよ」


「丁度衰えた時期だったんじゃない?」


 とは言ってみたものの、カードバトルに衰えがあるのかも怪しい。ヨボヨボの爺さんだって、頭さえ回れば勝負に勝てそうだし、結局はカードの力次第なんじゃなかろうか。


 そう考えると、魔王になるのって凄く大変なことに思えてくる。


「衰えではないと思います……噂ですが、新しい魔王は【LG】を扱うらしいですよ」


 え? 【LG】を!?


 【LG】ってちゃんと存在してたんだね。まあ、伝説って言うぐらいだし、あるとこにはあるだろうね。火のないところに煙は立たないって言うし。


「数々の美麗な妖精も扱うらしいです」


 ……そっか。妖精のカードなんてもんも存在するんだね。この世界のカードはイマイチ美しいとか可愛いに無縁なところがあったから、なんだか安心したよ。


「私と同じエルフだそうです!」


 ……だあああ! もう、わかったよ!


 エディナでしょ! エディナだって言いたいんでしょ!


 敢えて惚けた発想してんのに、逃げ道を塞がないで欲しいね! この子俺とエディナのこと知ってんじゃないの?


 あーあ。


 つか、やっぱりエディナは魔王になっちゃったか。


 時間の問題だとは思ってたけど、結構早かったな。


 まあそうか。俺といた時に餌撒きはしてたわけだし、魔王の一人が食い付いちゃったか……。


 これはアレかな。いずれ戦うことになる展開なのかな? 嫌なんですけど。

読んでくださりありがとうございます。


キャンプする時に買った、ステンレス鋼?だっけ? それでできたコップを使ってるんだけど、まじで凄い。


氷が六時間ぐらい溶けきらないし、ホットもなかなか冷めない。


まじお勧めです。

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