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155/204

【155】銃撃戦?

 ツクヨミのスナイパーライフルは、スコープで覗いた先へと弾を飛ばすチート武器でした。まる。


 そんなチート武器を使って、フェリちゃんが楽しそうに相手を狙って撃ちまくっている。


 ところが、弾は全然当たらないらしい。


 ツクヨミの武器もチートだったけど、それを以ってしても倒せないってどういう事なの?


 センのバフって凄いけど、そこまで強力だと結構痛い気もするんだけど……。


「おいっ! なんかセンのやつこっちに銃を向けてるぞ!」


 スコープ越しにフェリちゃんが叫んだ。


 その直後。


 ピシッと僅かに空間が歪むと、乾いた音が鳴ってフェリちゃんが後ろへ飛んだ。


 うおいっ! 人が飛ぶってどんな威力だよ!


 おそらくセンが空間を捻じ曲げて、こちらへ直接弾を撃って来たのだろう。


 それに当たったフェリちゃんは大丈夫だろうか?


 俺が駆け寄ろうとした時には、既にツクヨミの衣がフェリちゃんに巻き付いていた。


「あっぶね! 悪りいなツクヨミ」


 平然としているフェリちゃん。


 よくよく見れば、フェリちゃんに向かって放たれたマチオカは、ツクヨミの衣が手の形になって指でキャッチしていた。


 大きく飛んだように見えたのは、ツクヨミの衣がフェリちゃんを後ろへ引っ張ったからみたいだ。


 ピシッ、ピシッ、ピシッと続け様に空間がヒビ割れる。


 その瞬間に鳴る乾いた音。


 だけど、それら全ては、ツクヨミの衣が簡単に打ち払ってしまう。


 なんかもう、学園内である必要があるのかも怪しいぐらい、距離とか壁とか関係ない戦いなんですが……。


 それでも二人は楽しそうだ。


「ツクヨミ! 守りは任せたぜ! オラオラ!」


 フェリちゃんが再びスナイパーライフルを構えて攻撃を仕掛ける。


 そして。


「おいっブル! 突っ立ってねえでお前も攻撃しろよな!」


 フェリちゃんは、先程までツクヨミが使用していたスナイパーライフルを指差して言った。


 はい。すみません。頑張ります。


 俺が恐る恐るスコープを除くと、雷を纏ったセンの姿が見えた。


 フェリちゃんの撃ったマチオカを、指先で撫でるように逸らして行くのが見える。


 凄いね。目で追うのも無理な速度なのに、余裕で捌いてるよ。


 それじゃあ俺は、セン以外の二人を狙おうかな。


 すまんのレイン。


 センの傍に立つレインへ標準を合わせてズドンッ!


 肩のあたりを狙ったんだけど、ひょいっと躱されてしまった。


 これがフェリちゃんが驚いてたやつか。


 確かに人じゃ絶対に出せない反応速度である。


 近くにいるスズネちゃんも狙ってみたけど、クナイで簡単に弾き返していた。


 これ、決着するのか?


 【LG】の二人がチート全開で、俺たちはそれにおんぶに抱っこ。作戦なんてあったもんじゃないけど、どっちの性能も異常だから全く危なげも無い。


 暫く続いた撃ち合いは、一向に優劣が着かなかった。


「ツクヨミ! 変化球みてえのできねえのか! 直線ばっかじゃ当たる気がしねえ!」


 フェリちゃんや、その速度で撃っておいて弾を曲げるのは流石に無理だって。そもそも銃で撃たれた弾は、当たらない事はあっても、避けられる事はないんだから。


 ところが、ツクヨミはフェリちゃんに対して頷いてみせた。


 え? できんの?


 ツクヨミは網目状になった筒のような物を取り出し、それをライフルの先端に取り付ける。


 それを付けるとどうなんの?


 気になったから攻撃を中止して、スコープでフェリちゃんの撃つ弾を見ていたら……撃った瞬間散らばった。


 いやいやいや。


 色々おかしいって。


 それもう散弾銃じゃん。


 しかも撃ってるのマチオカだからね。この速度で撃ち出してるのも異常なのに、網目を通ってよくボロボロにならないね!


 とんでもライフルに対して、あれやそれやのツッコミどころがあるけど。二人は気にした素振りも見せない。


 出来るもんは出来るで良いんだけど、なんか納得出来ないんだが!


 そして、散弾を撃たれたセンチームだったが、細かくなったマチオカを躱し切るのは大変だったらしい。


 センが空間に亀裂を入れて、そこへレインとスズネちゃんを放り込むと、チラリとこちらへ視線を向けて何処かへ消えてしまった。


 あー、やっとひと段落着いた。


 そう思っていたら、俺たちの後方でゆらりと揺れる影あった。


 けど、その事に俺たちは気が付いていなかった。

読んでくださりありがとうございます。


このサイトで直打ちして書いてるけど、たまに通信が出来なくなってフリーズする。

書き終わったあとにアレやられると不安になるからやめて欲しい。

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