表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/204

【153】精神攻撃?

 チームは三つに分けられた。


 一つ目は、ツクヨミチーム。俺とフェリちゃんとツクヨミの三名。


 二つ目は、センチーム。レイン、スズネちゃん、センの三名だ。


 最後にワタツミチーム。ペトリーナとパリス、そしてワタツミの三名。


 まあ、要するに【LG】たちを上手いこと使って勝てってことだね。


 勝負内容は、学園内を利用したバトルロワイアル。


 ツクヨミが魔改造した水鉄砲からマチオカが飛び出るらしく、それを相手に当てればやっつけた事になるらしい。


 個人戦でもないのにバトルロワイアルと呼ぶのが気にならなくもないけど、そもそも個人じゃ【LG】相手に勝ち目なんてないから気にしたら負けだろう。


 要はひとチームになるまで戦って、残ったチームが勝者となるとのこと。


 それ以外は何をしても良いそうだ。



「ゲームを始める前に聞きたいんだけどさ。センはミルの護衛で部屋に残してたよね? なんでここにいんの?」


「えー、だってあの子、部屋で大人しくしてるから退屈なんだもん。本を読んだり、外を眺めたりしてるだけで動こうとしないから欠伸が出ちゃう」


「センが暇かどうかじゃなくて、何かあった時の為に側にいて欲しいんだけど!」


「ここからでも、ちゃんと見てるから大丈夫よ」


 あー、まあ確かにセンの【千里眼】だったら、問題ないか。いざとなったらワープもできるみたいだし。


 つか、ミルの様子を聞いちゃうと、自分だけ学校ではしゃいでるのもなんか引け目を感じちゃうんですけど……。


 俺がちょっと申し訳ない気持ちになっていると、センがニヤニヤ笑っていた。あ……これってセンの精神攻撃か!


 自分勝手だけど、人の心が読めるセンは俺の意図から外れた行動は取らない。


 ミルのことが心配で護衛に付けたのに、それを勝手に放棄してまで楽しむ事を優先したりはしないだろう。


 たぶんセンは、ツクヨミからゲームをやると事前に告げられていて、その為に側を離れる事をミルにも伝えている筈だ。


 なのに敢えてそれを伏せて、煽るような言い方をしている。勝負は既に始まっているのである。


「もの憂げにお兄様って呟いて、溜め息を吐いていたわ」


 ぐわはっ!


 部屋で一人寂しく俺の帰りを待つミルを想像して、俺の精神に二千ダメージ。


 こいつ、同じチームじゃないからって何て事をするんだ!



「今から十分後に開始とする。学校の敷地内からは出ないこと。それじゃあ、開始」


 ツクヨミが開始の合図をすると、それぞれ部室から出て行動を開始した。


「おい、ブル。やる前から疲れた顔してんじゃねえよ」


 フェリちゃんからキツイご指摘だ。


 すまん。俺はもうダメかもしれん。


「おい、ホントに大丈夫か?」


 フェリちゃんが俺を心配して、可愛い顔をグググと近付けて来た。


 うおおお、元気出たかもしれない!


 ミルごめん。お兄ちゃんは、妹のことを気にしてても可愛い女の子を見るとテンション上がっちゃうダメな奴です。


「まずは屋上へ行く」


 ツクヨミが俺たちを先導して移動し、俺たちは一先ず屋上へと向かう事にした。

読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ