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スケルトンの正しい使い方  作者: 浮浪人
序章
1/5

第1話、転生

マイペースに投稿していきます。

何卒よろしくお願いします。

あるところに、神様がいました。

その神様は退屈な事が嫌いで、いつも何か楽しい事を探していました。


ある日、神様は星を創って、そこにいる生物を観察すれば少しは暇を潰せるのでは?と思いました。


さっそくその神様は、星を二つ作り、一つは自分、もう一つは仲の良い神様に管理を押し付け、しばらくその星を観察していました。


神様の観察していた星には、生物が生まれ、魔法が生まれ、そして魔物が生まれました。


しかし、人間を中心とした、正義を司る神を信仰する者たちと、魔族を中心とした自由を司る神を信仰する者たちとで戦争が勃発してしまいました。


そのため、星にいる生物たちは争いに勝つために魔法を、道具を、戦略を考えました。


神様は歓喜しました。


なぜなら、生物が様々な物を開発したり、様々な感情を持ったり、様々な行動を起こしたからです。


神様は自分の好奇心が満たされるのを実感し、満足していました。


しかし、いつかは飽きるというもの。

神様も同じで、何十年も決着がつかないくだらない戦争に飽きてしました。


そのとき、神様は仲の良い神様に星の管理をお願いしていたのを思い出しました。


神様は仲の良い神様の所に行き、強引に互いの管理する星を交換し、別の星を観察することにしました。


もう一つの星は『地球』と言うらしく、神様はそれを聞いて、自分の星に名前を付けていないことに気づきました。


神様は自分の星に今考えた、『ハルベート』という名前を付け、仲の良い神様に名前を伝え勝手に名前を変えてはいけないと忠告しました。


自分の星に名前を付け終えた神様は、『地球』を観察しました。


観察を始めた神様は、自分の星とあまりにも違うことに驚きました。


なんせ、魔法がないのです。魔物がいないのです。戦争が終わっているのです。


『地球』には神様が管理している星にはあったものが無く、無かったものがあり、違いがあって観察がとても楽しかったそうです。


神様は自分の星を『地球』の人間たちに知って欲しくて、仲の良い神様に内緒で『地球』に『ハルベート』の存在をお話しで伝えました。


すると、『地球』でそのお話しが広まり、アニメやライトノベルとして様々な人に知られることになりました。


神様はその結果を見て、自分の星が褒められているように感じ、いい気分になりました。


しかし、『地球』の観察もやがて飽きてしまいました。

神様は退屈になったので、この日が終わったら新しい星を創ろうと思いつつ、てきとうに目に止まった人間の頭の中を覗いて見ました。


その人間は、『ハルベート』の世界に自分が転生し、その世界で楽しい人生を過ごしている自分を想像していました。


神様は、これだ!と、思い、仲の良い神様に相談し、5人づつ『地球』と『ハルベート』の人間を交換する事を提案し、許可を貰った神様は、五人の人間を『地球』から選びました。


一人目は、勇者願望がある学生。

二人目は、ハーレム願望があるサラリーマン。

三人目は、神様のお気に入りである、ネクロマンサー願望のあるおっさん。

四人目、五人目はーーーー。


五人を選び終えた神様は、『地球』に五人の僕を送り、彼らを刺し殺すように命令し、こうして殺された五人のたましいを『ハルベート』に持って行き、記憶だけを残したまま、適当に赤子の肉体に宿らせました。


「ふふふ。」


神様は五人がどのようにして生きていき、どのようにして死んで行くか、楽しみに観察を始めるのであった。


地球某日、謎の黒装束の性別不明の人物が、被害者の近くに突如現れ、刺し殺したかと思うと、急にその場から消えたという珍事件が同時に5件発生し、世界中が恐怖に震えたとか。


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