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国王は
「何をしておる。たかが1人の人間を、なぜ見つけられん。」
「申し訳ありませぬ。陛下」と家臣の1人が言う。
くそなぜじゃ、おのれおのれ、わしが世界を取れると言ったでは、ないか。
「大臣魔術師は、どうした。」
「それが、どこを探してもいません。」
おのれ、このままでは、他の国ばれてしまう。
「早く勇者を見つけろ。それと魔術師もだ。見つけられんかったときどうなるかわかておるなぁ。」
「すすぐに」と家臣達は、あわてて出て行った。
おのれこうなるのであれば、さっさと殺すべきであった。
せっかく呼んでやった、というのに、想うがままに操れんものだ。
奴隷契約すらできんとなると本当にやっかいなぁ存在だが、くそが、早く早く
(フフフうまくいきそうだ。元魔王は、あまいここまでいけば魔物に変異もさせられるだろう。フフフ)この声に気づける者はいなかった。