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空想噺短編集  作者: 遊耶
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家族の暖かみ



前に僕が書いた二百文字小説を作り直してみました。



話の意味は後書きに書かれています。



 私の家は昨日から停電中だ。


 近所の家は普通通り電気がつくので、私の家に何かしらの原因があるようだが。



 窓に直接殴るような吹雪をリビングから見つめ、私たち家族は四人で体を寄せ互いを暖め合っている。



 寒くて暗くて最悪な状況だ、と父は嘆くが私は実のところそうは思っていない。



 今だって、普段は私たちと事務的な会話しかしない父でさえも私や私の弟、そして母と言葉を掛け合い励まし合っている。私にはその暖かさが心地よかったのだ。


こんな時だからこそ、感じられる家族の暖かみというのだろうか。


 いつの間にか時計の長針は十二を指し、私は一足早くリビングを抜け寝室に向かう。



 停電と言う非常事態で、私は家族の大切さを知ることができた。そんなことを思いつつ。



 寝室に入り布団にくるまる。


 電気毛布が付いてたのだろうか、ぽかぽかになった私の心と同じくらい暖かい布団のお陰ですぐに眠ることができた。




現在停電中、理由は不明。



もちろん電気毛布など使えない。


しかし主人公の私は「暖かい」布団で寝た。



主人公以外の家族はリビングにいたまま。



となると……



家族以外の「誰か」が今までその布団の中にいたことになる。



そして恐らくはまだ家の中に……



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