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空想噺短編集  作者: 遊耶
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許されぬ恋情



 私には愛する人がいる。



 その人は私が恋心を抱いていることを知らない。あの人は鈍いのだ。



 ずっと一途に思い続けても、恐らくこの恋は叶わない。



 たとえ同じ屋根の下で過ごそうと、一緒に風呂を入ろうと、私の好意は気付かれる事は無い。



 この恋心を異常と呼ぶ人がいた。

 叶わないのに思い続けるなんておかしい、と。




 その通りかもしれない。でも、私はあの人しか見えない。異常と言われようと、そこだけは譲れないのだ。




 そしてまた今日も、私はあの人と肩を並べて歩っている。




 私は彼女の美しい長髪を見ながら思う。



 ああ、私が男だったらよかったのに。


ある女の子の性別を越えた叶わない恋の話。


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