第二話 初花と妄想少女と堕天使
「…………」
洗面所で一人の少女が立ち尽くしていた、彼女の名は「鷺森初花」十七歳。
つい三年前までは男だった少女だ、彼女が男だった頃に不慮の事故に遭い死亡し目覚めると三年の月日と性別が変わっていたと言う神の悪戯か……いや、これは例の彼女の仕業なのだが余計なことをしてくれると初花は恨んでいた。
「で、これをどうすれば――」
初花は服を一枚脱いだ状態で鏡とにらめっこしている。
両腕で胸を隠しているようだがどうやらブラの扱いに困っているご様子。
「こ……これをこうして……って腕めっちゃ痛いんですけど!!」
腕を背中に回してホックを外そうと試みるがうまく行かずに肩を痛そうにさする。
「なんで俺がこんな目に……」
涙目になりながらも再度チャレンジを試みる初花。
「こなくそ! こうか!? こうなのか!?」
ジタバタとしてはみるがどれもこれもうまくいかずに苛立ちだけが募ってくる。
「だぁあああああ! もういいわ! このまま入ってやる!!」
「なに一人でやってるんですか――って初花さん!?」
初花が一人で喚き散らかしている洗面所に顔を出すメディスン。
「あぁ?」
恨めしそうな表情を浮かべながら彼女の方に向き直る初花。
「なにをやってるかと思えば外し方がわからなかったんですね……早く言ってくれればわたしがお手伝いしましたのに……」
「はぁ? なんで俺がお前に裸を見せなきゃならないんだよ。
つーか入ってくんなよ」
「同じ女同士なんですから恥ずかしがらなくても」
「あのなぁ……ついこないだまで男だった俺がそんな簡単に見せられるとでも思ったら大間違いだぞ!」
「いいからとりあえず後ろ向いてください」
初花のリアクションに無反応なまま後ろを向くように指示するメディ。
「…………」
「まずは――」
初花の後ろに回り込みホックに手を伸ばすメディスン。
「ここを外すだけでそんな難しいことではないです、まぁ――最初はなかなか上手くいかないかもですが慣れですよ。
あとは下着ですが――は!?」
素早く背中のホックを外して得意げに初花に教えるメディスン、しかしそこで彼女の見えないとあるスィッチが入ってしまう。
「これでもう用は済んだだろ? さっさと出て行けよ――って聞いてんのか?」
「ふふ……ふふふ」
初花の呼びかける声に反応することなく一人でにやにやと笑みを浮かべながら一人の世界に浸るメディスン。
「初花さん、そんな大胆な!
もぅわたし我慢できませんよぉ――ふふふ」
「このぉ――」
拳を強く握り締めると大きく振りかぶる初花、目標は一人で悦に浸るメディスンの頭上。
「いい加減にしろぉおおお!」
そう怒鳴りながら振り上げられた拳がメディスンの頭上めがけて振り下ろされると鈍い音と共に彼女の頭上には大きなコブが一つ作られた。
「――ひたひ(痛い)」
「さっさと出て行けこの淫乱ピンク!」
「淫乱とは失礼な!わたしはこう見えて初花さん一筋なんですからね!」
「はぁ……」
初花はなぜかきっぱりと偉そうにするメディスンにどっと疲れがでて呆れてため息しかでない。
「いいか! ぜったい入ってくんなよ!?」
「覗くのは?」
「ダメだ」
「匂いを嗅ぐのは?」
「ダメだ」
「撮影は?」
「お前は変態か? 変態なのか?
もぉツッコミきれんわ!」
「うぅ……いいじゃないですか別に……」
(こいつ、ほんっとにめんどくせぇ)
「と・も・か・く! 俺は早く風呂に入りてぇんだ、それともなにか? 俺にこのまま風邪ひけって言いてぇのかよ?」
「いやいや、滅相もないですよ!
ささ、どうぞごゆるりと」
「お前はさっさと出て行けよ、これで三回目だからないいな!」
そう言うとさっさと下着を脱いで浴室に入りシャワーを浴び始める、すると浴室の扉にもたれかかる様にメディスンはそっと口を開く。
「アナタの力が目覚めるまではこのわたしが必ず守って見せます。
もちろん、アイツが来ようとも――」
メディスンはいつになく真剣な表情で話すがその言葉は初花には届かず彼女はそっと洗面所をあとにした。
◇
そして日が暮れ、月夜が姿を現す時刻になろうとしている。
そんな中で不審な影が彼女らに目をつけていた。
「ふふ、やっと見つけましたわ。
まさかこんなところに隠れてるとは思いもよらなかったですわ」
初花たちの住む家を電柱の上から見下ろす影。
「それにしたってけっこう無理やり結界をはったものね。
こんなのじゃあ発見してください~って言ってるようなものじゃない、まったく……まぁ、あの子らしいといえばらしいですけれど」
『どうだ? やつらの様子は』
彼女の頭に話しかけるかのように男性の声が聞こえた。
「えぇ、今は大した動きはないですし相手も結界を張ってると思って気を緩めているかと思われますわ」
『そうか……ともかく目標が力を開花させる前に潰すんだ生死は問わない、でなくば我々の存在も危ういんだからな』
「わかっていますわ、鷺森初花……貴方がどれほどのものか見せていただきますわ」
クスッと静かに笑みを浮かべて少女は静かにその姿を眩ませた。
「はぁ……なんか風呂に入るだけなのになんだこの疲労感……」
ソファに横たわりぐったりする初花、その奥から冷えた牛乳を片手に持ったメディスンが姿を現した。
「だ、大丈夫ですか? 初花さん」
「誰のせいだと……」
「あ、あはは……」
メディスンは苦笑しながらも初花に牛乳を差し出した。
「あ? なんだこれ」
「なんだって……牛乳じゃないですか、もう変な初花さん」
屈託のない笑顔を見せるメディスンだが初花からしてみれば今度はなにを企んでいるのかという疑心しかでてこなかった。
「で? なにが望みなんだよ……」
「望みもなにもお風呂のあとはコレって日本ではそういう風習あるんでしょ?」
「まぁ……あながち間違ってはないと思うがなんか違う」
牛乳を手に取り蓋をとると一気飲みする初花。
「はぁ、はぁはぁ――」
牛乳をゴクゴク飲むその姿に異常に興奮を覚えるメディスン。
「い……」
「んぐんぐ……ん?」
「初花さああああああああん!!!」
飲み干そうとする瞬間に我慢ならずに初花に飛びかかったメディスンだったが勢い余って初花と共に転んでしまう。
「んん……」
「いっつつ――」
衣服がはだけてあられもない格好で絡み合ってしまう二人、しかし――
「ふふ、ふふふ見つけましたわよメディスン」
ガラスの割れたような音ともに結界が破られ家に侵入してくる一人の少女、黒いゴスロリのドレスに身を包み黒く綺麗なツイテンテール、そして両手には両刃の大きな鎌をもっているその姿に初花はただ唖然とするばかりであった。
「あ、あんたは!?」
「え? 知り合いか?」
「ええ、なんともまぁ因縁のある相手と言いましょうか……幼馴染ってやつです」
「まぁ、わたくし達の計画を阻害させるわけにもいかないのでこうして始末しに参上した次第でございますわ。
さぁ、初花さん? わたくしたちと共に来ていただけませんこ――」
「それにしたってこいつなんか禍々しいと言うか――」
「だからわたくしの……」
「それもそうですよ、なんてったって彼女は堕天使ですからね。
敵と言っても過言ではないです」
「わたくしの――」
「堕天使って言うと神様に反旗を翻しなんたらかんたらってやつか?」
初花は過去にならった知識をありったけ思い出しながらメディスンに聞く。
「そうです、おこがましくも神に意見しその意思に反した外道どもです。
って言うかアンタたちの計画なんてすでにお上の方たちはみーんな知ってるんですからね、あまり見くびらないでほしいです。
そもそも――」
「――って人の話を聞いてくださるかしら?!」
少女が話を遮られているのに頭にきたらしく声を荒げる。
「なんですか? 面倒ですねぇ」
(お前も人のことは言えんだろうに……)
初花もついツッコミそうになるがそこは空気を読んでグっと堪える。
「ふふっふふふ、まぁいいですわ。
ここで初花さんにわたくしと共に来てくださるかそれとも過去のように死んでいただくかどちらかを選んでいただきましょうか」
「ってちょっと待て、過去のようにってなんだよ?」
少女の一言にひっかかった初花、彼女たちが自分の死に関わっているのかと言う疑念が芽生え始める。
「あら? ご存知なかったんですのね。
三年前の貴方の不慮の事故……あれはわたくし達堕天使の仕業ですの」
「なん――」
「メディ、まさか教えていないなんて予想外。
天使の貴女ならとっくに教えてるものだと思っていましたのに」
「それは――」
「メディ……お前知ってたのか、こうなった原因を」
「いや、それはその……」
「おーっほほほっほ! 愉快ですわ、まさか天使である貴女がこの事実をひた隠しにできるわけなんてないでしょうに。
まぁ? 下級天使風情の貴女ごときではわたくし達堕天使の計画なんて止められるわけがないんですものね!」
「メディ……まさかお前――」
「えぇ、別に隠しておく必要性はまったくないですし。
それにこうして相手から飛んできてくれたんですから、話す時期が早まっただけのこと」
「話す時間差し上げてもよろしくてよ? 最後の晩餐ってわけですわ!」
身の丈以上もある大鎌を振り回し余裕の笑みを浮かべる少女。
「三年前……いや、アナタが生まれた頃にはすでに彼女たち堕天使のターゲットにされていたのです。
それは前にも言った通りアナタの魂は通常の何倍も大きくそしてかなりの強力なものだったからです。
しかしながら幼少時のアナタの魂の力はまだ不安定で不確定要素がごまんとあった……ではアナタのその力とは……っと言われるとそこまでハッキリしたことは未だにわかりません」
「なんだそりゃ、意味がわからん」
「これ以上は上級天使以上の天使でないとわからないのです、アズラエル様ならきっと知っているんでしょうけれど……
そしてアナタが死んだ原因は全て彼女たち堕天使の仕業なんです」
「なんだって……」
事実を突きつけられみるみるうちに顔色が変わっていく初花、彼女は堕天使と名乗る少女の方向に向き直る。
「そうか、俺はお前たちに殺されたってわけか」
「そうなりますわね! まぁ、わたくしが直接的に手を出してはいないのですから恨むのなら自制心を失った車の運転手を恨みなさいな」
「関係のない人を加害者に仕立て上げてまで俺を殺したかったってわけか、理由はなんであれ俺はお前を許しはしない――」
「ふふ、許さないってどうするのかしら?
まさかその寄り代に入ったからと言って力を発揮できるとでも思っているのかしら?」
「なにが特別なのかとかお前らの計画とかそんなもの俺にはどうでもいいが人の命を弄んだ罪はでけぇからな、覚悟しやがれこのクソ女が」
ワナワナと肩を震わせ拳を強く握り締める、そして初花の言葉にカチンときたのかみるみるうちに血相が変わっていく少女。
「く……くっく……クソ女……ですって! クッ屈辱ですわ!
わたくしこれでもハウロス家の血を引く者、その気高き血を引くわたくしに向けての暴言は万死に値しますわ!」
「じゃあ、もう一回俺を殺してみるか? あ?」
「ダメです! 初花さんはまだ完全な状態じゃないんです!
それなのに堕天使と戦うって自殺行為も甚だしいですよ!」
血気にはやる初花を迎え撃とうとする堕天使、そして初花を止めようとするメディスン。
彼女らの間に一触即発の空気が流れていた。
◇
「このわたくしを倒すことなんて不可能ですわ!
今からそれを証明してみせますわ!」
「ぐだぐだ言ってんじゃねぇよ、来いよ。
相手になってやる」
「初花さん!!」
止めるメディスンの言葉がまったく耳に入ることなく二人は身構える。
上右左と自由自在に大鎌を振り回す堕天使、それに対して初花は拳を握りしめて身構え迎え撃とうとする。
初花にとってはとてもじゃないが有利とは言えない戦いだった、なぜなら相手は人じゃないからだ。
「ほら、どうしたのかしら?
まさか怖気づいちゃったってわけではないんでしょう?」
「はっはっはっは! まさか。
俺はなぁ、そんじょそこらのなよっとした主人公じゃねぇんだよ!
行くぜ!」
初花は床を思いっきり蹴り前と突っ走った。
「猪突猛進とはこのことですわ、一気に決着つけて差し上げますわ!」
堕天使は大鎌を振りかぶると初花めがけてその刃を突き立てた!
鋭利なその刃は無音のまま気づけば床に突き刺さる、そして堕天使の前には初花の姿が消えていた。
「いないですって!?
ど……どこに行きましたの?!」
「ここだよ、堕天使のお嬢様♪」
堕天使は自らの脇腹を見下ろす、そこには初花の姿が見えた。
初花は握り拳を作るとそれを脇腹めがけて思いっきり叩き込んだ。
「ぐっ、この人間風情が!」
強がってはいるものの少しは効果があったみたいだ、初花は喧嘩慣れしているうえに少しは新しい体にも慣れ始めてるような感じがした。
「いてぇだろ? 俺だって現にこうして力も入るようになってきたんだ。
あまり甘く見るなよ?」
「ふふ、あっはははは!
いいですわね! ゾクゾクしますわぁ!
殺し甲斐があるとはこのことですわね、わたくしも少々甘く見くびっていたようですわね。
次は本気で行かせていただきますわ」
堕天使は不敵な笑みを浮かべて床に突き立てられた大鎌を引き抜き身構えた。
「さぁ、まだまだこれからですわよ」
いきり立って見せる堕天使、しかし初花からはさっきまでの勢いがないことに気づく。
「どうしたんですの? 来ないならわたくしの方から――」
「……たしかに俺はお前を殺そうとも思わないし殺しもできないだろう」
「いきなりなんですの? それこそ怖気づいたのかしら?」
「いや、お前の本気はたしかに俺に伝わった。
だがな、お前の本当の目的はなんであれこの時点で俺を殺す気もないんだろう?」
「初花さん? 一体何を――」
それまで戦いの緊張感でいっぱいだった空間にかすかだが緊張感がほぐれたかのようなやんわりとした空気が流れ始める。
「ぷっ……あはは、ごめんなさい。
よくお分かりでしたわね、貴女はわたくしの心でも読めるのかしら?」
「いんや、目がそう言ってた。
それに俺が暴言を吐いたこともさして気にしていないようだ、それはその言葉もアンタにしちゃあ戯言程度にしか思っていないようだったしな。
まぁ、あの大鎌の振りかぶり方や振り下ろすときはマジだったようだが……それでもわざと避けやすいように縦振りだったのはそれを試すため、要は俺を試してたんだ」
「ふふ、参りましたわ。
殺意よりもなぜか興味が湧きましたわ、なんだか殺すのがもったいないくらい」
小さく笑うその姿を見て初花はなぜか胸に針がつつかれたような痛みが走るような感覚に襲われた。
(あれ……? なんだ今の感覚)
しかし、まだこの時の初花にはそれがなんなのかは理解ができなかった。
「改めてご紹介させていただきますわ。
わたくしの名はフラム・ハウロスと言いますわ、気高きハウロス家の長女で人間で言うと年齢は17歳。
また貴方を襲いに来させていただきますわ、それではまたごきげんよう」
フラムはそう言うと壊した窓から颯爽と姿を消した。
「初花さん!」
メディスンの声でハッと我に返り彼女の方に向き直ると彼女の目には涙が浮かんでいた。
「おいおい、なに泣いてんだ?」
「だってだって、本当に殺されるんじゃないかって思ったんですからね!」
初花のもとに走り寄ってきて胸を叩きながら泣きじゃくるメディスン。
「おいおい、お前は俺を守るんだろう?
普通逆だろ?」
「うぅ……初花さんは馬鹿です! 馬鹿すぎてもう……うわぁーん」
「はいはい、馬鹿で悪かったよ」
泣きじゃくるメディスンの頭を優しく撫でる初花だった。
◇
「面白い方でしたわ、ここまで胸を躍らせる方だとわかっていれば三年前に殺す必要性もなかったみたいですわ」
フラムの髪が夜風に吹かれてなびいている。
『報告書は読ませてもらった、サマエルの暴走は近年になるにつれて表面化し始めている。
それを食い止めるための処置だったとは言え――』
「みなまで言わなくてもわかっておりますわ、父様。
それとわたくしはもう敵としてではなく味方になることにしました」
『なっ! 待てフラム、それは天使どもと一緒になるってことだぞ?
わかっているのだろうな?』
「いえいえ、それは重々承知の上ですわ。
だからこそ天使を除外した上での話ですわ」
天使とはメディスンのことだろうか?真意のほどはまだ彼女自身言葉を濁しているようだ。
「なんであれ、わたくしはあの方を気に入りましたの。
外見ではなくあの方のまっすぐな気持ちに――」
「で、初花さん。
明日から学校ですけれど制服ご用意しました!」
「あぁ? もういいよなんかもう疲れた……」
部屋は綺麗に片付けられ先程まで激しい戦いがあったとは思えないほどであった。
そこで初花はさきほどの副作用とでも言うのだろうか突然体の痛みを訴えてソファーに横たわりクッションに顔を埋めていた。。
「うー……体がいてぇ」
「まったく、あんな無理に体を動かすからですよ!
ちょっとはご自愛してくださいよ」
「いや、でもああでもしないと事の収拾がつかないだろ?」
「確かにそうですけれど……」
「それにな、お前らはなんか因縁あるとか言ってたしグダグダになる前に片付けただけさ」
「…………」
急に黙り込むメディスン、なにを考えてるのかをなに気に察知したのか口を開く初花。
「俺はあいつが俺を殺したとは思えないんだよな」
「え?」
「まぁ、なんつーかそんな目には見えない。
真意はわかんねぇけどな」
初花は顔をうずめていたクッションから少し頭を浮かしてメディスンの目を見る。
「理由はわからねぇよ、それにイラついたりもこれからもするだろう。
けどな、それに対して俺がお前らに当たったりすることもない……っと思う」
「初花……さん」
「お前には心配かけさせたな、今度からは自分の力量にあった行動をするよ」
「……約束ですよ?」
「あぁ、約束する」
それから自然と笑みがこぼれてくる二人、そしてメディスンは制服を壁にかけると嬉しそうに口を開いた。
「明日、学校行きますよね?」
「あぁ、行くよ。
これからまたなんだかんだと騒がしくなりそうだ」
この時の初花にはまだ本当の自分の力や自分を取り巻く環境に大きな変化が現れることになろうとは未だ知る由もなかった。
みなさまこんばんは、夕方の投稿になりました。
さてさて、予定では来週火曜日までにと思っておりましたが今回休日が取れたので書き上げました。
楽しみにしてくださっている皆様本当にお待たせしました。
第一話投稿から約一ヶ月程度かかりましたが楽しんでくださると嬉しいです。
また第一話投稿から半月たらずでタイトル変更と諸事ありましたがこのまま完結まで押し進みたい所存です。
またブログの方でもいろいろご報告させていただいておりますので宜しくお願い申し上げます。
長くなりましたが第三話でお会いしましょう。