〝夜〟
時は文久三年。桜田門外の変や生麦事件など、いろいろと血なまぐさい事件が起こるこの時代に、私は京都夢見世物小屋の軽業師として活躍していた。
年に一度だけある感謝披露演で成功をおさめた日の夜、私は浪士に絡まれているところを、駿馬に乗った不思議な人に助けられた。
男性とも女性ともわからない性別。漆黒の長髪を夜闇に舞わせ、駿馬に乗って京の町を駆ける姿は、まるで夜の闇のようだった。
その人の名は〝夜〟といった―
年に一度だけある感謝披露演で成功をおさめた日の夜、私は浪士に絡まれているところを、駿馬に乗った不思議な人に助けられた。
男性とも女性ともわからない性別。漆黒の長髪を夜闇に舞わせ、駿馬に乗って京の町を駆ける姿は、まるで夜の闇のようだった。
その人の名は〝夜〟といった―
第一章
2012/03/30 08:14
第二章
2012/03/30 08:17
第三章
2012/03/30 08:19
第四章
2012/03/30 08:21
第五章
2012/03/30 08:21
第六章
2012/03/30 08:22
第七章
2012/03/30 08:23
第八章
2012/03/30 08:40
第九章
2012/03/30 08:41
第十章
2012/03/30 08:41
第十一章
2012/03/30 08:42
第十二章
2012/03/30 08:56
第十三話
2012/03/30 08:57
(改)
第十四章
2012/03/30 09:02