第84話、最前線
山のダンジョン攻略完了、初攻略組は合成素材一式のボーナス。
エナ
「魅了万能主義」
ソラ
「そうね。本当に万能よね」
トクラ
「買値は値下げ、売値は値上げ」
テヨク
「詳しい情報も聞ける万能ぶり」
エナは三体目の召喚獣と一騎打ち。
イフリートとエナの前衛、捻る技と計二十七回の連続突き、総合ダメージは二十七%の追加。
三体目はアースガーゴイル、攻撃も単調で契約した。
ソラ
「どう?」
エナ
「爪、パンチ、キック、急降下プレス、単体下位大地攻撃魔法」
ソラ
「うーん」
イフリートの継続、エリア解放後の最前線は山頂から登った天空大陸の初回エリア。
小都市は農園が多い、公園が多い、緑の多い、豊かな自然の小都市。
最前線の4名、他もそろそろ来る。
アサルトライフルとアースゴーレムを連れたメジャースキル構成も詳しい。
最前線は増える傾向。
エナ
「アサルトライフル、アースゴーレムね」
召喚士兼銃使い連射用ステータス重視型。
ソラ
「うーん。召喚獣を壁にアサルトライフルに削る、ステータスは召喚士とアサルトライフルに重視した構成ね」
エナ
「なんていうか」
ソラ
「うーん、効率はいいけど」
最前線人口は100名をこえる。
プレイヤー人口が400万人を超過したタイトル、PK向けのアースゴーレムエナ用、前衛のイフリート、使えないアースガーゴイル。
またアップデートにスキルレンタルが可能になり、お試しスキルを借りる。
銃レベル1、防具、装飾品、召喚、魔具、露店、錬金術、採取、採掘、釣り。
アサルトライフルとアースガーゴイル、この遠距離から削る楽にエナは泣いた。
ソラ
「だから言ったじゃない」
エナ
「ソラ、魔具」
ソラは杖、防具、装飾品、攻撃魔法、攻撃魔法強化、魔具、錬金術、採取、採掘、釣り。
ソラは泣いた。
ソラ
「物凄く便利じゃない!」
トクラは魔具に泣いた。
テヨク
「なるほどね」
エナ
「ちくしょう。アサルトライフル」
この為にプレイヤー側からスキル構成の交換の要望が募る。
運営からはスキルは買えます。買ってくださいと回答。
ソラ
「瞑想なんていらない」
トクラ
「魔具で決まり」
瞑想と魔具を交換、エナはオーブを勧めた。
ソラ
「買うわ」
トクラ
「MP三倍、射程距離三倍、威力1・5倍」
二人もオーブを装備。
エナ
「オーブは射程距離+1で3・5倍、MP+1で3・5倍」
この最前線の情報を取引する情報屋プレイヤーが来る。
情報屋プレイヤーのタミー
「ちわ~、情報屋プレイヤーのタミーで~す。情報を買います」
エナ
「作戦会議」
メールに作戦会議、魔具の情報を売る。
タミー
「なるほど、魔具のオーブですか、流行りますね」
この歩合制となり、タミーが魔法スキルのあるプレイヤー達に魔具のオーブのネタを売り、この顧客数の100名から売り上げの半分を渡した。
エナ
「なるほど、タミーさん、秘密を守れる?」
タミー
「うーん。ネタによります」
エナの魅了剣に魅了+1、店買いに四割-、店売りに四割+。
タミー
「素晴らしい、なるほど、これは確かに、ネタにしては少し危険ですね」
エナ
「剣スキルの特権、魔剣」
店で四割+、四割-。
タミー
「すると詳しい聞きこみが?」
エナ
「そうなの」
詳しい聞きこみ中、タミーは秘密を守る誓いを立てる。
捻る技、受け流し、絡め捕る技、カウンターをネタに売る。
タミー
「ダメージボーナス付きですか、流行りますね」
ネタに売る、タミーのネタは売れた。
プレイ時間外は露店、この為にエナは資金が豊富。
白兵系スキルはダメージボーナスが多く、難易度は高いも、銃よりもダメージに秀でた。
また銃は弾薬から積載量が限定され、課金商品のタクティカルベスト等を装備した増量でも、長期戦に負けた。