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人物紹介

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 ・リリー(香月 鈴音) 二十二歳


 農大卒業後、実家の花屋を継ぐために下準備をしている時、事故に会い神様の元へ。そこで神様から頼まれた世界の浄化を目的にストレリチアへと異世界転移をした。


 のんびりと花でも愛でながらスローライフを送ろうかと思っている矢先、ひょんな事からロジーと名付けた薔薇の花の精霊を生んでしまった。

 そして、薔薇の花の精霊ロジーとの暮らしも落ち着きを見せる頃、今度は世界に十二体存在するという、聖獣と遭遇してしまう。

 その聖獣は名をスレイプニルと言い、呪いによって黒いオーラに纏われ、瀕死のところを助けると、今度はスレイプニルが仲間に加わった。スノードロップから名前を取ってスノーと名付けた。

 のんびりスローライフを……と思っていた生活だったが、クラウスと出会う事でその生活は大きく変化していく。


 クラウスを救ったこの世界では信じられないような魔法を使い、ブローディアの女性を悪徳子爵から救い、奴隷商人からは子供達を守り、王都では孤児院再生などの大きな慈善好意を行った。

 おかげで世間では【ブローディアの女神】や【祝福の魔女】など、様々な二つ名が知れ渡ることとなる。

 また、世間ではもう一つ有名な物語が生まれた。魔女と騎士の恋物語である。どこからどう見てもリリーとクラウスの事であることは間違いないこの本に頭を抱えてしまった。

 リリーが生み出した様々なハーブの品々は、貴族からも庶民からも人気を博す。


 クラウスとの事は世界の浄化も進めつつ、ゆっくりと関係を深めていければと思っているが、最近ではタガが外れかかったクラウスによって心臓が持たないんじゃないかと心配している。



 ・クラウス・フォン・ウィンザーベルク 二十七歳


 アズレア王国特務部隊隊長。ウィンザーベルク伯爵家の次男であり、唯一の魔法適合者。

 ウィンザーベルク家は伯爵の中でも辺境伯といった強い力を持つ伯爵家である。時に公爵と同じ程度の発言力を持つ。

 ウィンザーベルク伯爵家は既に長男が家督を継いでおり、跡継ぎにも恵まれている為、クラウスは自由な身である。

 幼い頃に魔法の才能を見せ、その属性は世界でも希少な雷属性だった為、その協力な魔力を制御するために日々努力を重ねてきた。

 魔法の制御は、国内トップクラスの魔法使いである師の元に師事する事となる。そこで出会ったのが、ライアンとディランであった。

 ライアンは火属性の魔法の適合者なので、制御及び次期国王となる為の勉強、ディランは世界に例のない五属性の魔力を秘めていた為に、クラウスと同じ目的で師に教えを乞う事となった。

 三人はその師の元で幼い頃から切磋琢磨しあった親友である。


 完全に魔力の制御が出来るまでは、その魔力のせいで高熱を出すなど幼いながらに辛い日々が続いていたが、努力の甲斐あって見事その魔力を完全に制御する事に成功した。

 

 母親はクラウスが高熱を出した際は付きっきりで看病をしてくれた。その時読んでもらったおとぎ話【女神と十二の神獣】が幼い頃のお気に入りの本。

 母親はブローディア伯爵の妹であり、美しい青銀色の髪と瞳を持つ美女。父親であるウィンザーベルク侯爵はその美しい髪と瞳に心を奪われ、すぐ様婚約話を持ちかけた。クラウスの青銀色の髪と瞳は母親譲りである。

 現在は長男であるクラウスの兄が王城に務めており、夫妻は領地でスローライフを楽しんでいる。


 学園(アカデミー)時代、ここで大きな運命の分かれ目となる事件が勃発する。

 容姿端麗なその姿が貴族令嬢は元より、ご婦人方からも好意の目で見られることとなる。

 そこで起きたのが、催淫剤混入事件である。この時より異様な程に女性を避け、学園(アカデミー)卒業後は騎士団へ入団し、女性との関わりを断つために騎士隊舎へと移り住んだ。


 最近ではリリーとの距離がぐっと近づき、触れ合うことも多くなったため、このまま押し倒してしまいたいとの葛藤に悩まされている。

 リリーもリリーで無防備な姿を見せることがあるので、もしや試されているのでは? と考えることもしばしば。


 

 ・薔薇の精霊 ロジー

 

 リリーのローズガーデン用の薔薇から生まれた精霊。

 リリーの魔力を吸収し精霊化した為、二人には家族の様な絆がある。

 イタズラ好きでリリーには手のかかる弟と思われている。

 リリーが大好き、リリーが世界で一番大切。

 怒ると髪の毛まで薔薇の枝と化し、同じく枝と化した両腕を巧みに操りリリーを守る。



 ・神獣スレイプニル スノー

 

 神によって生み出された世界に十二体存在する聖獣の内の一体。

 元々はサラセニアで神獣として崇められていたが、ベラドンナを初めとする謎の集団が、スレイプニルのその力を利用し呪いをかけ隣国アズレア王国を破滅させようとしていた。

 そもそも神獣に呪術をかけるなど余程の力がないと出来ないはずなのだが、強大な力が働いているとみていいだろう。

 サラセニアとアズレアの国境であるシレネの森をさ迷い、瀕死のところをリリーに助けられた。

 基本優しい性格をしているが、リリーに危険が迫ると敵を大型魔獣が生息するシレネの森に捨てるなど、冷酷な一面も併せ持つ。

 リリーには優しい兄のように思われている。

 時々何も言わずにフラリとどこかへ行く事もあるが、何をしているのかは謎である。


 

 ・ディラン 二十七歳


 アズレア王国、王太子付き第一秘書官。秘書官との役職だが、実は国内で一番の五属性の魔力を操る魔術師である。

 本来であれば第四騎士団、もしくは宮廷魔導師として筆頭魔導師の職に就くところを、ライアンの強い希望(わがまま)によって護衛兼秘書官として傍に置かれた。

 庶民の出だが、幼い頃に強力な魔力に目覚めた為、ライアン、クラウスと共に魔術を学ぶ。

 リリーから言わせると魔法馬鹿で、魔法に関して貪欲に知識を溜め込む。おかげでこの世界にない魔法を使うリリーは、ディランの魔法研究によく付き合わされている。

 自由気ままなライアンにいつも振り回されて胃痛に苦しむこともしばしば。

 クラウスとは身分を関係なく軽口を叩けるほどの仲。ライアンとも軽口を叩くこともあるが、ライアンの余りの自由奔放さに週一でキレている。



 ・ライアン・ベルナルド・アズレア 二十七歳


 アズレア王国王太子。次期国王となる身。

 自由奔放に見えるライアンだが、クラウス、ディラン、リリーの前以外では完璧な王太子像を演じている。

 お忍びと称して庶民の生活を身分を偽って調査をするなど、体当たりの調査を行っている。

 何故堂々と街中を歩いても気付かれないのかが謎である。通称はライ。

 これは父親譲りで、その昔現国王もお忍びと称して街へと繰り出していたそうだ。

 リリーのローズガーデンがお気に入りで、度々城を抜け出しては息抜きにやってき来る。

 ちゃらんぽらんに見えるが、部下を纏める手腕は見事なもの。

 


 

読者様からのご要望につき、ちょいちょい本編に加え、人物紹介をぶっ込んでいきたいとおもいます。

人物紹介とは言い難い長さになってしまいましたが……これでもだいぶ削りました(汗)

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