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一話

前書きとか後書きってなに書けば良いんだろうか?


2/3 読みにくいとリア友に言われたので、丸ごとに改行

『仮想現実《Virtual Realty》……VR技術が開発された。』


 このニュースが世界を駆け巡ったのがほんの五年前。

それから色々とあった。

全世界のゲーム会社に宛先不明でVR技術の技術提供が行われたり、日本のネットの掲示板で議論が紛糾し炎上したり、それに伴いサーバーがダウンしたり、世界のゲーム会社が我先にと出したVRゲームが出来が悪く「勇み足」となったり、日本の大小合わせ百に及ぶゲーム会社が合同でゲーム開発を始めたとニュースが流れて国内では再び議論紛糾からの炎上からのサーバーダウンが起きたり、国外ではお隣さんの国が開発中のゲームを奪おうとハッキングを仕掛け日本に雇われたハッカー集団に返り討ちにあったりと様々なことがあり、そして半年前ついに日本初のVRゲームが発表された。


  『Another Holizon Online』


 日本のラノベではお馴染みのVRMMOがついに現実となり、そのキャッチコピーは、

『現実とは違う地平線の彼方で圧倒的広さの大地が、海が、迷宮が、罠が、財宝が、モンスター達が、住民達が、君達を待っている。』

である。

βテストは今年の七月から日本で一万人で行い、βテストの結果の反映後に製品版を(ほぼ)全世界で販売するとのことで、ネット上ではβテスターになれるなら百万出しても良いってやつもいるって話だ。

そしてそんなβテストの招待状が……




 家の郵便受けに入ってた。

 封筒とかに入ってなく、生身で。


「………………え?」


 恐らく今の俺の姿を客観的に見れればなかなか可笑しな絵を見れたことであろう。

小太りのおっさん(に見えるけどまだ二十代)が郵便受けを開けて固まっている図。

ちょっと見たかった。


 Prrrr……


 おっと、電話だ。

相手は…なんだ、高校からの腐れ縁の平井凡雄(ひらいつねお、通称『平凡』)じゃないか。


「へいらっしゃい。ご注文をどうぞ。」

「えっと炒飯が一つと…ってどこの飯屋だよ。」

「ナイスノリツッコミ。」


 うむ、平凡のツッコミ属性はいまだ健在か、重畳重畳。

ツッコミがいないとボケても意味がないからな。


「はぁ…。まぁ、お前のボケは置いといて。影人、お前《AHO》は知ってるよな?」

「ん?そりゃな。」


 色んな雑誌で『大胆予想!日本初のVRゲームAHOはこういうゲームだ!』って感じで、公開されている画像や情報からどういったゲームなのか予想する特集が組まれてるから、よっぽどな人じゃない限り知ってるさ。



「だよな。で、それのβテスターにお前当選したから。」



 ………………ん?こいつ今なんて言った?


「Ah~pardon(訳:なんだって)?」

「何で英語?…だから、お前AHOのβテスターに当選したからな。てかさせて郵便受けに入れておいたからな。」

「マジでか?」

「マジでだ。」


 ……うぉぉおおおおおおお!!!?俺があのAHOのβテスター!?あれ?でも俺……


「俺βテスターの募集に応募してないはずなんだが?」


 そう、俺は仕事が警備員で休めないので(警備員はいつも人数が足りてなく忙しいのだ)、泣く泣く断念したはずなのだが……。


「あぁ、だから父さんに頼んでお前をβテスターにしたんだ。幸いスポンサー枠で何席かもらってたし。」

「さすが最大手スポンサー…」


 実は平凡の父親はAHOの最大のスポンサー会社の社長なのだ。

高校時代に平凡の家に遊びに行ったときに会ったこと有るけどゲーム好きな面白いおっさんだったな。

(ただ帰りに高校生に持たせる土産が高そうなウィスキーって……。)


「お前のことだから仕事が忙しくて泣く泣く諦めてそうだから父さん経由でお前の会社には話は通してある。形としては一ヶ月の出向扱いだな。父さんもお前にはスマ○ラでの借りがあるから良いって言ってくれてたし。で、テスターになるよな?」

「よく俺の状況をお分かりで…。当然なるに決まってる!」

「なら明日その招待状にも書いてあるけど、九時に父さんの会社に来いよ。」

「了解。そういや招待状に書いてあるんだけど、今回のβテスト専用施設に一ヶ月泊まり込むって書いてあるんだが、なに持っていけば良いんだ?」


 俺はいままで旅行なんて日帰りとか長くて修学旅行の三泊四日しかないから、どれだけの荷物が必要になるか見当がつかないし、どうするか……。


「あぁ、招待状さえ持ってくればあとは手ぶらで良いぞ。特に選り好みしないのであれば、βテスターの着替えとかは全部こっちで用意出来るし。」


 全部こっちで用意するって、三十日分だぞ?しかも手ぶらってことは食事も向こう持ちか。

しかも一万人分全部とか……。


「ずいぶん気前が良いな。それだけ金のかかってるって訳か。」

「そういうことだ。もはや国の威信をかけた一代プロジェクトだからな。税金が湯水のごとく使えるって気持ちいいぜ。俺も明日会社にいるし、あとは明日そっちで話せば良いよな。」

「あぁ、それで大丈夫だ。じゃあまた明日親父さんの会社でな。」


 ……さてと。

うぉぉおおおおおおおおお!βテスターだぜ、ヒャッッハァアアアアアアア!!!……っと、ご近所さん達に不審者で通報される前に家に入るとしよう。

夕飯とか風呂とかやることやったら、すぐAHOの情報集めて明日に備えないと。



あぁ、仕事で疲れてたのに疲れ吹っ飛んだわ。


読んでいただきありがとうございます!



……あぁ、文才とPCが欲しい。

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