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Tiny Story  作者: 夏蜜柑
24/25

決断Part2

その次の日、身体はだるかったけど

学校には行った。


何にも変わってなかった。

びっくりするほど。


恵ちゃんが10年の眠りから覚めても

三枝くんが死んじゃったかもしれなくても

私がここから消えそうでも

世界は何も変わらない。

怖いような、安心するような気分。


昨日あれだけ寝たくせに

授業中はやっぱり眠いし

4時間目近くになるとお腹も空く。

何にもなかったかのように世界は続く。


立ち止まってるのは、進めないのは

私だけだった。


次の日も、その次も

何もない、平和でそれなりの日常だった。

その週を空っぽのまま過ごした。


金曜日の夜。

そろそろどうするのか決めなきゃいけない。


思考は空回りするばかりなのに

不意に涙が出てきた。自分でも驚く。

えっ、どうして、なぜ?

声まで漏れる。

戸惑ったまま、泣き続けた。

分からない。何にも。

でも、涙を流すのは案外心地よくて

盛大に泣き続ける。

悩みも何もかも溶けちゃう感じだった。


少しずつ少しずつ、考えが落ち着いてく。


真っ赤な目になりつつも、泣き止んだとき

心は決まっていた。












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