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Tiny Story  作者: 夏蜜柑
21/25

ターニングポイントPart1

顔の赤みがひかないまま

家に帰って携帯を確認した。

着信1件。

なんだろ……と思うとお母さんからだった。

ざわざわ、ざわざわ…

何故か胸が騒ぐ……


コールバックすると、お母さんはすぐ出た。

「な、和!?早く帰ってきなさい!

恵ちゃんの容体が変化したそうなのよ!!」


なにかそのあともお母さんは

まくし立てるみたいに喋っていたけれど

私には何にも聞こえなくて

ただ、さっき病院に持って行ったバッグを

ひっつかむや否や、家を飛び出た。


恵ちゃん…恵ちゃん……!


バスに乗り、電車を乗り換え

最期にもう一度バスに乗り

懐かしの千草町[ちぐさちょう]に着いた。


バスを降りるとお母さんが

タクシーを停めて待っていてくれた。

急かされて乗り込む。

約半年ぶりの母娘再会だけど

喜ぶことも懐かしむこともできない。


お母さんはゆっくりと話してくれた。

「今日、急に未祝さんから連絡がきたの。

この頃少しおかしかったみたいだけど

今日容体が急変したって。

こんなことははじめてよ……

…………覚悟がいるかもしれないわね…」


覚悟。その言葉に打ちのめされる。

お母さんはそのあと何も喋らず

黙り込んだ私を心配そう

痛ましそうな目で見ていた。


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