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Tiny Story  作者: 夏蜜柑
14/25

ことの始まりPart1

三枝くんのことで何となく

すっきりしない一週間だったけど

再テストも終わり

何かから解放された良い気分。


そういえば、この一週間

毎日図書館に行ったけれど

三枝くんには会わなかったな……

別に淋しかったわけではないけど


久しぶりに本を読むためだけに

図書館に行った。

この頃真面目に勉強してたもんね!

今日は閉館まで本読むんだ!!



本当に閉館まで粘って

司書さんに笑われつつも本を借り

図書館を出た。

初雪の日から雪は降っていないけど

夜になるととても冷える。


心なしか速足で家へと向かう。

……って、おっと、忘れてた!

今日は本の新刊発売日だ!!


むぅ、ちょっと考えた。

今から本屋さんに行くとなると

今日は町の本屋さんがお休みだから

バスに乗って隣町に行かなきゃだし

帰りは8時かなぁ。

寒いなぁ…でも………


悩んでないで行くことにした。

どうせ、夕飯の材料もないし

明日は土曜日でお休みだし

ついでに買い物も済ませばいっか。


お財布を確認してバスに乗る。

隣町って言ってもバスで15分もすれば着く。

早く買って早く帰ろっと。


本を読んでるとすぐに隣町に着いたから

バスを降り、本屋さんに向かった。

ふふふ、好きな本が平積みになってるって

何か嬉しいなぁ…


中身を見たいのをぐっとこらえて

レジに持って行き、本を買った。


本屋さんから少し離れたスーパーで

ちょこっと買いものをして

バス停でバスを待ってるときだった。


長峰の制服に身を包んだ

女の子3人がお喋りしながら歩いてくる。

内容が筒抜けだ。


「知ってるー?D組の三枝くん

入院しちゃったんだってー!」


えっ…?


「うそっ、三枝くんって三枝 圭くん?

何それ初耳!!」

「あっ、それ私も聞いた。

何か結構重い病気らしいねー。」


重い病気……?



「えー、三枝くんって地味っていうか

女の子に興味なさげだけどさ

ちょっといいかなって思ってたのに!」

「まーた、みっちゃんは…」

「もう…お見舞いとか行ってこればー?」


ちょっと待ってください。

どゆこと……?


私はただ呆然としてたけど

長峰の女子3人は特に周りを

気にすることもなく去っていった。


バスが来たことにも全く気づかなくって

列の後ろの人が押してきたので

流されるがままにバスに乗り込む。


乗ったあともずっとあの3人の言葉が

耳にこびりついていた。


三枝くん、大丈夫なの……?













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