表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Tiny Story  作者: 夏蜜柑
13/25

勉強Part3

三枝くんはすべて終わるまでそばにいた。

私が問題を解くたび

すっとノートに視線がいき

あの真剣な目で私の解いた問題を確認する。


最初の何問かは気になっていたけれど

途中からはあまり気に留めなかった。

ただ、ずっとどきどきしてた。

でも、ちょっとだけだもん。


時計を見ると7時5分前。


「先生がよかったからだな」


またしれっと不遜なことを言う。

今回は素直にすごいと思ったけど。


「ありがとう。助かった」

と、だから、ちゃんと伝えられた。


言った瞬間三枝くんの目が少し丸くなった。


「よろしい。倭谷、素直にもなれんじゃん」


全く意地悪な感じがない

それこそ、素直で幼い少年みたいな笑顔で

三枝くんは言った。


「俺は帰るな。じゃな、倭谷」


そして、特に何も意地悪なこと言わず

去って行った。


もうすぐ図書館も閉まる……

私も帰ろう。


家に帰る道すがら

あの最後の笑顔が思い浮かんできて

考えを打ち消すように首を振っていた。

でも、何となく楽しい気分になる。


何か変なの。これじゃ私……





三枝くんのこと好きみたいじゃない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ