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作者: 佳月紫華

 雨。

 シトシト降る雨。

 雨垂れの優しいリズム。

 規則的な静かな音は

「よしよし」と頭をポンと撫でられているよう。

 慈愛に満ちた大きな手のひらみたい。

 雨音は子守唄のように響き、瞼の裏の世界へと誘う。

 瞬きが一瞬を運び、永遠を閉じ込める。

 表の眼に映るのが現実か。

 瞼の裏。暗闇から明るく輝く世界が現なのか。

 夢か現か。

 境界線は目覚めの時程曖昧で、どちらも本当。

 意識や自我、魂はきっとどちらも生きてる。

 瞳を閉じたらそこは……。


 †


 そこは……。









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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは。 ある方に紹介されて読まさせて頂きました。 雨から繋がる世界。魅力的でした。最後に残る余韻が心地良かったです。 短い世界なのに、のめり込める。驚きました。
[一言] 200文字以上、の設定限界に迫る作品ですね! ……でも、ご自身の周りで何かありました? いつもの柔らかくてカラフルな世界とは違う、モノクロみたいな感じがして。 思い過しでしたら、すいません…
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