第二章 最後の1人
私はあいたままの一番後ろの席が気になっていた。誰か転校生でもいるのだろうか。それとも、突然の転校でまだ対応出来ていないのだろうか。
気になった私は入学式の次の日に澤村先生に尋ねた。
「一番後ろの席は誰の席ですか? 」
「明日来る転校生の席よ。すっごい美人なんだよね~」
「……なぜ遅いのですか」
「んとね、色んな事情があるんだってさ。ちょっと担任としては心配、かな」
「分かりました、ありがとうございます」
あののほほんとした先生のことだ。転校生なんてありえない。
とりあえずみっちゃんたちに聞いてみることにした。情報はどこまで正確なのだろうか。
「うちは転校生来るんやって聞いたで」
「本当なの? 」
「みたいだよ~、ねえ、委員長」
「うん。私も聞いた。クラスの仲をよくするのもクラス委員の役目でしょ? だからそういうことは早めに聞いておかないと困るからね」
「へえ」
正確だった。よかったよかった。
私達はその後、寄り道をして帰ることにした。高校生だから皆寄り道が許可されたらしい。
私達は駅ビルでショッピングを楽しむことにした。高いから中々これないんだよね。
「お買い物も久しぶりだね」
「春休みは色々大変だったから遊べなかったし。さ、次はパフェ食べよっか」
「さんせーい! 」
それなりに大きいパフェが有名なカフェ。私はイチゴパフェ、みっちゃんとほのはチョコパフェ、委員長はティラミスパフェを頼んだ。
「ん~甘くて美味しい! 」
「そうだね」
「やだ、凛子のはすっぱいでしょ」
「あっ、いつの間にイチゴを」
「凛子ったら相変わらずジョークうまいなあ」
「あ、あはは」
夕方まで私達は楽しみ、帰宅することにした。
「それじゃあまた明日ね! 」




