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Night of the lonely spy   作者: 果汁ミルク
2/2

部署のメンバーたち

結局欠点的なネタを掴むことなく、家へ俺は帰宅した。

家に帰るなり、浴びせられる痛い目。


「ただいま」

「……………レヲナ、もう寝よう」

「うんっ!」


レヲナは兄のジョンを慕い俺を少し見るなり遠ざかる。

ジョンなんか目も合わせてくれず、口をきいてくれたのはいつぐらいだろう。ジョンが小学校に入る頃には嫌われていたな。


「夜ご飯食べるか」


十一時近い遅めの夕飯。明かりは静まったリビングのみで。

ジョンやレヲナは寝たかな。部屋さえ入れない俺はあの二人の寝た顔を最近見てない。


「こんな姿、あいつは望んでなかったはずなのにな」


俺は食器を片付けて風呂に浸かった。少しぬるくなったお湯は俺の冷えた体を温めてくれやしない。カレンがいたら、温かいお風呂に浸かれたのだろう、なんて考えても戻れるわけ無い。

俺は自分の頬を叩いて、

「っうし、出るか!」

と、小さく気合いを入れた。



「ベル、リンダさんが及びよ」

「え?俺にか?」


リンダ・シェリジア、名前は女らしいがごっついおっさんで、一応この部のトップの人だ。最近、奥さんを亡くしたらしい。それでも、笑顔を絶やさないのはこの部のメンバーがいいやつだからだ。ちなみに部のメンバーは、

トップのリンダ・シェリジアを始め、俺に助手のサラ・クリシン、まだ入りたての生意気な若造のボーラン・グライン。

この部の中で一番経歴があるリュシカ・アンルナリ。

気立てがよく頭のいい副リーダー、グランド・ジリン。

俺を含めたこの六人で通訳者チームを組んでいる。

みんないいやつだから、この中に裏切り者がいるとは思わない。


「ベルさん、リーダーお呼びじゃあないんですかぁ?」

「ボーラン、貴方は書類読み終わったの?また私が助けるのは嫌よ」

「えっ、ちょ、読んでますよー」

「大丈夫、もし分からなかったら俺が変わりに読むから」

「グランド、お前は優しすぎるんだ。

で、サラ。どこにリンダさんはいる?」

「部長室でお待ちらしいですよ」



「失礼します」


軽くノックしてからそう言った。するとリンダの低い声が聞こえてくる。どうやら中で電話をしているらしい。もめていたようだ。


「ん?ああ、ベル。呼んですまなかったね」

「いえ。電話大丈夫だったんですか?」

「あ、大丈夫大丈夫。そんな大事なもんじゃないから心配しないでくれ」


そういったあと、白いカップに入ったコーヒーをテーブルに置いたリンダ。俺はお礼を言ってから一口いただいたが、苦いコーヒーは口に合わないので、砂糖が欲しくてたまらない。

「それじゃ本題に入らしてもらうよ。実は最近、この部を探る奴がいるらしいんだ」

「!?」


手に持っていたコーヒーカップが少し揺れた。多分リンダが言いたいのは俺だろう。だが、俺がスパイだということはどうやらバレていないらしい。


「そいつを見つけて欲しいんだ」

「グランドに頼むのが一番なのでは?」

「お前を信用して、なんだ」


俺は自分がスパイなんて名乗れるはずもなく、仕方なく見つかるはずもない犯人を上辺だけで探すことにした。探すと言っても軽く、周りを見る程度でスパイ行動の一環としてやることにした。



「えぇ!?ば、バレそうになったの!?」

「まぁな。バレてはないだろうけど」

「何年続けてるんだよスパイの仕事を」

「何年も続けてる仕事を感づかれたんだ。あんまり怪しい行動はできないな」


パソコンに向かい部署内のメンバーのことを一人ずつ探った。



「そう言えば、お前に調べて欲しいことがあるんだが」

「ん?俺にか?」

「あぁ………確か、〔プランダ〕とか言っていたな」

「プランダ…………ね。時間があったら暇つぶしに調べとくよ。で、なんなんだい。そのプランダとかいう………………」



「ああ。リンダが電話で話していた相手だ」

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