二 第二の生
転生をしてから五年が経った、、
先生はネフムという名を授かった、、
そして、父から学園への推薦の話が出る、、
ネフムは、自身の力を確認、そして、常軌を逸した調整を行った、、
転生を無事に終えた、先生はある夫婦の間に生まれた、、
「おぎゃ!!おぎゃ!!」
「あぁ!!何と可愛いの!!私の愛おしい息子よ!!」
「生まれたか!!おぉ!!可愛いな!!」
「えぇ!あなたそっくりよ!!」
「眼はお前そっくりだ!!」
「名前は何にする?」
「名前は、ネフム、、決して折れることなく進み続ける、、という意味を込めて。」
「ネフム、、いい名前、、これからよろしくね、ネフム、、」
「最古の先生」の今世の名はネフム、、「決して折れることなく進み続ける」という意味を持つ名を授かった、、
生を受けて、五年が経った、、
「ネフム!!何処にいる!!」
「父上?どうしたのですか?」
「おぉ!!ネフム!!そこにいたのか!!」
「えぇ、それでどうしたのですか?」
「実はな、お前に入学推薦が来ているのだ、どうだ?学園に入る気はないか?」
「学園ですか、、」
「あぁ、王国随一の「魔武学園」だ!!」
「、、「魔武学園」とは?」
「その名の通り、魔術、剣術、武術すべてを収めることができる学園だ、ここに入れるものは冒険者なら世界に名を残し、師範になったのであれば数十人の門弟を持つことができると言われている。」
「そうなのですね、、」
「あぁ、しかし、推薦には数名の教員の許可を取ることが必須だが、、お前ならば大丈夫だろ。」
「どこからその根拠が、、それに、僕はまだ五歳、、学園に入ることなど、、」
「大丈夫だ、この学園には初等科、中等科、高等科の三つがある、このうち、初等科は最低五歳からの入学が可能だ。」
「なるほど、、つまり、僕は初等科に入れるから入れというわけですね。」
「そういうことだ。」
「はぁ、、わかりました。」
「よし!ならば明後日が試験だ!!」
「、、っ!?ち、、ちょっと!!そういうことは早く言うものですよ!!父上!!」
「ははは!!まぁまぁ!!お前ならば大丈夫だと言っているだろ!!」
「、、僕は心配性なのです。」
「おい!何処に行くのだ!?」
「少し鍛練をしてきます。」
ネフムはそういうと、山の方へと向かって行った、、
「相変わらずだな、、」
そうして、ネフムは山の最奥よりも少し前のところまで来ていた、、
「、、ここまでくれば大丈夫か、、よし、、」
ネフムは軽く運動をし、拳を突き出す、、
すると、木々がのけぞる程の風が起きる、、
「おや?軽く振っただけだが、、なるほど、技量はそのままというのはそういうことか、、なら、、」
ネフムは自身に弱体化魔術をかけ、さらに、重力魔術で自身の体重を数倍にした、、
そして、もう一度拳を突き出す、、
すると、今度は木々が少しなびく程度まで抑えられていた、、
「うん!この程度なら大丈夫だろう、、だが、このままでは地面が沈んでしまう、、ならば、、」
ネフムは自身の足を浮遊魔術で地面と接する部分を軽くする、、
そうすることで、自身の数倍の重さを空間と地面で分散させることに成功した、、
だが、今、ネフムが発動している魔術は全部で三つ、、そのうち二つが自身を弱らせるもの、通常であれば弱体化によって手足に力が入らず、重力魔術で地面に押し付けられている状態、、
だが、ネフムはその弱体化と重力魔術を自身にかけながら、浮遊魔術で精密な魔力操作をしながらそれを維持するという、常軌を逸した集中と加減が要求されることを動きながら難なくこなす、、
「うん!!このぐらいであれば、僕が平然としていればばれることもない、よし!!明後日の試験のために鍛練と調整だ!!」
ネフムはそれから、数時間ほど鍛練をした、、
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