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涙空

作者: 緋桜

今もまだ、あなたを好きでいるわけじゃない

あの日のあなたが、心から消えないだけ


あなたとの思い出を忘れられないんじゃない

あの時見た空が、綺麗過ぎただけ


ハンドルを握りながら微笑む優しい横顔

握りしめたあたたかい手


でも、私との未来なんて思い描けずにいる

あなたに気がついた


大丈夫、大丈夫、大丈夫

忘れられるわ


恋なんて、愛なんて

時間の前では無力だもの


いつか、ただの記憶に変わるわ


だからせめてその時まで

この想いを抱きしめて眠るの


染まる木々、降り積もる雪

ともに過ごした季節にあなたの面影(すがた)を探してる


舞い散る桜、降り続く雨

あなたがよぎらない季節(けしき)が私を一人にする


可愛げのない強がりごと、

ほんとうは抱きしめて欲しかった


愛してる、愛してる、愛してる

心が叫ぶの


私を見つめるあなたなんて

夢に見ることもできない


今夜もまた目を閉じて

振り向かないあなたに会いに行くの

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