第四話 ハルツィアの決断
第四話です!
また新しい国が出てきます!
名前だけの登場となりますが、覚えておくとこれからの展開がわかりやすくなると思います!
ハルツィア軍政社会主義国首都・ハル市 大統領府
ハルツィア大統領「我々がAI革命連邦共和国の首脳らと会談しロボットの大量ライセンス生産を決議した今、やるべきことはなんだろうか。」
外務大臣「第二日本帝国との外交情勢でしょう。日本帝国と我が国は前政権の反日運動の影響で過去最低クラスの外交関係にあります。このままではロボットを作っても第二日本帝国に潰されてしまいます。」
防衛大臣「いや、やはり第二日本帝国よりキッド社会主義共和王国連邦と手を結ぶのが正解でしょう。キッド社会主義共和王国連邦の方が軍備、経済的にも圧倒的に上です。王国連邦に手を借りましょう。」
外務大臣「いや、日本帝国が先だ!」
防衛大臣「王国連邦の方が圧倒的に強い!王国連邦だろう!」
ハルツィア大統領「もうやめんか!くだらない!」
ハルツィア大統領補佐官「大統領、たった今第二日本帝国とキッド社会主義共和王国連邦から通信が。読み上げますと、『我が東アジア2カ国はクラリア連邦への支援を決定した。そこで、東アジア全国の歩調を合わせるためにも貴国にクラリア連邦を支援していただきたい』とのことです。」
ハルツィア大統領「くそ!ただの圧力をかけるだけか!もういい!我が国は1カ国のみとなるがAI革命連邦共和国に
全面的な支援を行う!いいな!」
防衛大臣「御意。」
外務大臣「チッ。」
北部要塞戦線ーーーー
クラリア砲兵18「にしても、戦車やヘリコプターがソ連やらアメリカやら。一体どこから仕入れているんだ。」
クラリア砲兵5「ほんとだよ。IS-7が一瞬で粉砕されたのは衝撃だったがな。」
クラリア砲兵10「そりゃそうだよ。ソ連の重戦車、しかも重量が最大級の戦車がたかが一門の砲で吹き飛んだからな。」
クラリア砲兵21「あれは………!?」
クラリア歩兵30「すいませーん、弾薬補充に参りましたー。って!?あの戦車は!?」
クラリア砲兵9「間違いない…九七式中戦車、チハだ……」
クラリア砲兵23「チハだと?第二日本帝国の前の名称、大日本帝国が開発した主力中戦車じゃないか……」
クラリア砲兵15「なんだあの数……見るだけで25、いや30を超えるぞ…………」
クラリア砲兵8「いいから撃とう!このままでは要塞が危ない!撃てぇぇえぇえ!!!!」
ズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァンズドガァアァァン
チハ隊は、あっという間に壊滅した。だが……
チハ3「撃テェ!」
ズドガァアァァン!!!
ズドォォオォオォォォオォォォオン!!!!!!!
クラリア兵士26「ブハァ!」
クラリア兵士28「グハァ!!うわぁあぁぁ!腕が!腕がぁぁぁあ!!!!」
クラリア兵士31「うわぁぁぁぁあ!!!たすけてぇぇ!!!足が!!足が吹き飛んだぁあぁぁぁぁ!!!!」
クラリア砲兵5「兵士たちの仇じゃ!喰らえぇ!!」
ズドガァアァァン!!!!!!
ズドォォオォオォォォオォォォオン!!!!!!!
チハ隊は、すべて灰となった。だが、チハの砲撃による要塞壁の損害は惨いものであった。機関砲陣地がひとつ破壊され、兵士5人が犠牲になり、15人が四肢が吹き飛ぶなどの重軽傷を負った。
この事態を重く見たのは、要塞の総指揮を執る橘秀一大統領だ。
橘秀一大統領「国内にあるすべての自走砲と迫撃砲をかき集めろ!敵の要塞を吹き飛ばすぞ!!」
その頃、『スーパータスクフォース小隊」ことS隊は、クラリア側の要塞にいた。
S2「まさか、とは思いましたがやはりハルツィアが関わっていましたね。」
S1「ああ。おれも''ボス''から聞いた時は耳を疑ったさ。だがあれほどの生産力を有するハルツィア軍政社会主義国ならできるだろう。」
S5「にしても、さっきから戦車の種類がすごいですよね。」
S6「ああ。砲兵から聞いた話だと、IS-7重戦車、M4中戦車、九七式中戦車チハだったな。」
S1「そうだ。だが、IS-7やM4中戦車は朝鮮半島時代は米ソ干渉があったからだと思うが、チハがいるというのはどういうことだ?」
S9「敵の装備を探るためにも、潜入調査が必要ですかね?」
S8「それもいつかはやらねばならんだろうな。」」
S4「にしても、国防総省が開発した新型砲弾ですか……」
S3「ああ、俺も思った。胡散臭いよな。」
S1「やはりお前らも気づいていたか。実は俺もだ。調べる必要がありそうだが…」
ドガァァァァァァァアァァァァァァアァン!!!!!!!!
ドガァァァァァァァアァァァァァァアァン!!!!!!!!
S10「なにぃ!?」
クラリア歩兵36「ブハッ」
S5「おい君!大丈夫か!しっかりしろ!」
クラリア歩兵36「グッ………グハッ……ゲホッゲホ………うぅ、あ、あり…がとう…ござい…ます……」
S6「S5どけ!治療する!無理に喋るなよ、楽な体勢にしてくれ…」
クラリア歩兵35「おい36番!?大丈夫か!おい!A小隊長!しっかりしろ!」
S8「キャプテン、手伝いましょう。」
S1「ああ、そうしよう。」
こうしてS隊の応急処置により、36番は一命を取り留めた。
その時。
ドガァァァァァァァアァァァァァァアァン!!!!!!!!
ドガァァァァァァァアァァァァァァアァン!!!!!!!!
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