表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
99/141

領地を広げる6

99話



クリスに起こされてから、食堂にて朝食を全員で食べて少し休憩したら執務室へと向かう。


今日は最近のアイアンウッドについてシェリルさんからの報告を受ける予定だ。


まあシェリルさんが来るまでやることもないから果汁ポーションでも飲んで待っていよう。


ボケーっすること10分ドアがノックされたのでどうぞと声をかけると、ドアが開いて「失礼します。」とシェリルさんが執務室に入ってくる。


ソファへの着席を勧めて反対側に腰掛ける。


「早速だけど留守にしていた間のことを教えてくれますか。」


「はい。先ずはミナト様が出ていかれてからですが続々と住人が増えています。住居に関してはすでにアパートやマンションを建設しなければ足りないくらいになってきております。同時に冒険者たちも訪れるようになってきているため宿が2件営業を開始しています。」


「それはすごいな。どれくらいの人数になったんだ。」


「およそ4000人が登録を完了しています。その他にも未登録者がまだ順番待ちになっています。」


「ええー。2倍以上になっているじゃないか。」


「そうですね。やはり山賊をある程度の減らせたのが大きいのかもしれませんね。」


「それなら山賊退治もやった甲斐があるってもんだね。他にはあるかい?」


貴族が関わっているからと中途半端になっていたけどそれでも効果があったのは嬉しい。


「住民から治癒院を作ってほしいと要望がありました。現状は怪我をしてもゼスト商会のポーションしかありませんから急いだほうがいいと思います。」


「それはうっかりしていたな。この世界に来てから行ったことがないから思いつかなかったよ。とりあえず建物の建設だけ進めておいてくれるかな。」


「ご安心ください。すでに建設は進んでおります。」


さすがシェリルさんだ仕事が早い、となると治癒師を早急に探さないといけない。


その後も細かい出来事を聞いて話は終わった。


報告も聞き終わったから執務室を出て、助けた子たちの様子を見に行くことにした。


隣の屋敷に入ると何人かは一階の広場にいたから、声を掛けたら一斉に2階に行ってしまったのでまだ男は怖かったのかなとショックを受けた。


仕方ないから戻ろうと思ったら、待ってくださいって聞こえてきたから立ち止まる。


そして振り返ると全員が2階から階段をかけ降りてくるのが見えた。


どうやらみんなを呼びに行ってくれていたみたい。


怖がられていたわけじゃなくてよかったよ。


全員が集まると一斉に「ミナト様、ありがとうございました。」とお礼を述べられた。


助けてもらったことをもう一度と、ここに住まわせてもらってお世話になっていることに対してだそうです。


ずっと言いたかったけど留守にしていたからみんなもやもやしていたようだ。


まあこの子たちは被害者だからそんなに気にしなくてもいいんだけど。


十分な休息と食事、そして妊娠はしていなかったのがわかったことで、大半の子は普通に生活する分には問題ないくらいに回復しているようだ。


何か要望はあるかを聞いてみたら働かせてほしいと言われた。


無理に働かなくてもいいよって言ったら、元気になってきたので何か恩を返したいということらしい。


それならと思って治癒院で働いたことのある子がいるかを聞いてみたら2人が手をあげてくれた。


名前を聞くとセラとアンナというらしい。


詳しく話を聞くとセラとアンナはある治癒院で癒し手として働いていたみたいで、何故山賊に捕まったかというとその治癒院が定期的に各村への巡回を行っていて、その途中で山賊に襲われたということのようだ。


セラとアンナには治癒院で治癒師として働いてもらいたいけど大丈夫かな。


男が来たら治療できるかどうかが心配だ。


他にも助手も必要だし何人か訓練してもらうことに。


やりたい子が多すぎてくじを引いて決めることにして、セラとアンナに訓練をお願いしておいた。


他の子はうちの屋敷で何人か働いてもらうことになった。


当たらなかった子は引き続きここの世話をお願いするからがっかりしないで。


様子を確認できたから今日のところは帰ることにした。


帰って昼寝をして夜からシロと一緒にアイアンウッドを広げるために開発を行うことに。


1ヶ月かけてアイアンウッドまで整地が終わった。


さすがに疲れたからレインとミレイヌにお風呂で癒してもらってから、商業ギルドへ新たな土地の販売を委託しておいた。


シェリルさんがそれでいいというから任せておこう。


そして治癒院の建物が完成したとの報告があったからセラとアンナと助手のテストをすることにした。


治癒院は彼女たちに任せることになるんだけど、もし男を相手にしてトラウマがよみがえってパニックにでもなったら大変だからね。


セラとアンナには治癒院に来てもらって、変装した俺が患者になって登場する予定だ。


服装は普通にするけど、顔つきは化粧を重ねていかつい感じになるようにしてもらった。


この辺をサラッとしてくれる辺りシェリルさんの万能さを感じられる。


ちなみに俺以外はカグラの変装とダームでやってみることに。


最初はサラが担当だ。


荒々しい感じでサラに挑むが上手に対応してくれている、試しにサラの手に触れてみたりもしてみたけど大丈夫そうだ。


無事に治癒を終えることができた。


次はアンナだけどアンナは手に触れると一瞬こわばったけど、乗り切ってくれた。


カグラの時もダームの時も無事に終えたようだ。


これなら大丈夫だろうとシェリルさんと話し合って来月までには開店したいところだ。


だからサラとアンナと助手の子たちには開店準備に入ってもらう。


同時に治癒師を育てることも考えなくてはならない。


助けた子たちの中からオーラスカウターで特性を探ることから始めよう。


いなかったら王都へ行って探すしかないかな。


読んでくださってありがとうございます。


よければブックマーク、評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ