領地を広げる前の休暇
93話
次の日レインとミレイヌを連れて領内を回ることに。
何故か護衛と称してアリアとカグラがついてきている。
屋敷を出発してからずっとレインとミレイヌに腕をとられているから歩みはゆっくりだけどその分二人の胸の感触が楽しめるから悪くない。
最初にカグラさんが連れてきた人たちだけの時よりも家が増えて村っぽくなってきたのがわかる。
歩いていくと時折出会う住民が声をかけてくれる。
子供達も元気に走り回っていて活気があっていい。
「ミナト様、活気が出てきてますね。」
「みんなが笑顔でいいね。」
「そうだね。これからが楽しみだよ。」なんて雑談しながら歩いていく。
新しい家を建てている職人たちの声が響いているのを聞きながら農地に向かう。
多くの住人が楽しそうに田畑を耕していた。
それを見ているだけで楽しい気分になってくる。
こちらに気づいた人たちがやってきて囲まれてしまった。
レインとミレイヌをみてみんなでからかってくるから2人は照れてしまっている。
せっかくこっちまで手を止めてきてくれたからオークの塩焼きを差し入れしておいた。
そこから移動して、まだ家が建っていない区画にある大きな木の下で、4人とお昼をとることにしてシートを敷いて準備をする。
レインとミレイヌがシートに座るけど、何故かカグラとアリアが座らないからどうしたのか聞いてみたら、遠慮してるってそんな必要ないから座りなよ。
今日持ってきたのはおにぎりとだし巻き卵だ。
シンプルな代わりにおにぎりの具は色々いれてみた。
コッコの唐揚げ、塩昆布、梅干し、チャーシュー、鮭、おかか、といったラインナップだ。
レインとアリアはチャーシューが気に入ったみたいでカグラは鮭と梅干し、ミレイヌはコッコの唐揚げをお代わりしている。
そんなに急いで食べなくてもお代わりはあるからって、言ってる傍からミレイヌがのどを詰まらせたからお茶を渡してあげて背中をさする。
それを見てレインとアリアは真似しようとしない。
背中くらいいつでもさすってあげるよ。
まあだし巻き卵でも食べて一息ついてもらおう。
食事が終わったら3人が膝枕をしてくれるっていうから頭を預ける。
木陰で風が吹くと心地よくて眠気が襲ってくるので身をゆだねる。
目が覚めたらカグラの顔があったからいつの間にか交代していたようだ。
「起きられましたか主殿。」
「ああ、すまないな眠ってしまっていたよ。」
「気になさるな。みな役得と思っておりましたゆえ。」
「みんなのおかげでゆっくりできたよ。」
そういうとみんな微笑んでいた。
それから警備隊の訓練を見に行って、冒険者ギルド、商業ギルド、ゼスト商会、を回った。
警備隊の訓練は順調そうだった。
まあまだ事件なんか起きてないし治安も問題ないから真価はわからないけど。
冒険者ギルドは暇そうだった。
それも仕方ない、ここアイアンウッドにはまだ冒険者がほとんどいないから。
商業ギルドは少しだけバタバタしていた。
ここまで辿り着いた商人たちが登録とかしていたみたい。
詳しくはわからなかった、邪魔にならないようそそくさと出てきたから。
ゼスト商会はレオンさんがすごかった。
アイアンウッドにラーメン店を作るために今の状況を熱く語ってくれた。
そろそろ店舗ができるところまで来ているそうだ。
そのほか宿泊施設などの建物も建築中とのこと。
領的にはその宿泊施設なんかの方が早くできてほしいんだけど、レオンさんはラーメン店を推していた。
最後に役所に行くと現在登録されている住人の数を教えてくれた。
アイアンウッドは住人が約1500人になっていると。
領土的にはもっと広げないといけないことが分かったから明日からボスを倒しに行くとしよう。
帰り道を歩きながら「今日は領地の様子をゆっくり見れてよかったよ。誘ってくれてありがとう。」というと
「わたしたちもミナト様の頑張りが形になってきているのを見れて楽しかったです。」
「最近山賊退治ばっかりしていて、それが終えれなかったからもやもやしていたけど、明日からまたやることが見えたからよかったよ。」
「もう仕事を考えてるんですか。まだ休日は終わってませんよ。」
といわれて苦笑してしまう。
屋敷について夕食をとったらお風呂に引っ張っていかれて、のんびりさせられてしまいました。
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