新しい生活が始まる2
78話
いくら対応がひどかったとはいえ、助けを求める国で問題を起こしては受け入れてもらえるわけがないとムサシさんが言うとカグツチさんはうなだれてしまった。
そこで俺は今度村を作ることを伝えて、住人をこれから募集するからそこに住まないかと提案してみたところカグツチさんは喜んで受け入れてくれた。
それでも全員がいきたいわけではないと思うので戻って話をしてくると帰って行った。
ムサシさんにリーナを助けてくれたお礼を言ってから、お茶を飲みながらしばらくお互いの近況を話すことに。
爵位をもらって村を作る件は頑張ってくだされと応援してくれた。
ムサシさんはアンさんといい感じのようで、すぐではないが家を購入して結婚を考えているとのことだった。
リーナもムサシさんの話を喜んでいた。
そんな話をしていると、カグツチさんが戻ってきた。
先ほどの話をしてみたら大半は是非ともそこへ行きたいと言ったけど、小さな子供を抱える家族は出来るなら王都で暮らしたいとのことだった。
しかし住む家や仕事などはすぐに見つかるものではないから困ったものだ。
そうしたら院長が孤児院の空いている部屋で住みながら仕事と住居を探してはどうでしょうかと言ってくれたのでカグツチさんは感謝しつつ戻って聞いてみると言って帰って行った。
外を見れば日が暮れていたので今日は城で泊まることにした。
城に帰るとアイリスが戻ってきていると教えてもらったから部屋に行ってみた。
ドアをノックしてどうぞって返事があったので入る。
「ミナト様、会いに来てくれて嬉しいです。」
「アイリスが帰ってきたと聞いたからね。」
「どうぞ座ってください。」って椅子を出してくれたので座ることにした。
「帰って来てから何か聞いたかい?」
「いいえ。まだ戻ってきたばかりですから。何かあったんですか。」
「実は今度爵位をもらうことになったんだ。」というとすぐさま
「おめでとうございます。」と言って喜んでくれた。
「それで鉄の森の解放したボスエリアに村を作ることになったから、リーナたちと籍を入れて一緒に向こうで暮らすことにしたんだ。もちろんアイリスたち隊は全員向こうに連れていくんだけど、アイリスには籍を入れて一緒にくらしてほしいんだけどどうかな?」
と言ったらしばらく反応がなかったからどうしたのかなって思ってみていたんだけど
「ミナト様、それはつまり結婚するってことでいいんでしょうか。」と聞いてきた。
「その通りなんだけど。」
「私でよければ、喜んでお受けします。」
「アイリスでいいんだよ。じゃあここに名前を書いてくれるかな。」
と用紙を出したらすぐに名前を書いてくれた。
用紙を受け取ってからアイリスにも指輪をはめて調整したらしばらく指輪をはめて見つめてボーっとしていた。
アイリスの親にも挨拶に行きたいんだけど、落ち着いてからになるけど大丈夫か、と聞いたらなくてもいいですよ、と言ってきた。
その後は風呂に入って、アイリスとついてきたミレイヌと一緒に寝ることになった。
次の日孤児院でカグツチさんに会って昨日の話について聞いたら、50人くらいが残りたいそうで孤児院の大きな部屋2つに敷居を作って暮らしてもらうことになった。
カグツチさんにはベイカーさんを紹介して一緒に鉄の森を目指してもらうことにした。
その分の食料、水なんかはカグツチさんに預けておいた。
カグツチさん達はベイカーさんの準備が整い次第出発するようです。
城に帰ってリーナに籍を入れる手続き、屋敷のことなんかを頼んで森に戻って作業に入った。
さらに2週間が経過した。
その間にクレイジーベアを倒してボスエリアを解放してボスエリア同士をつなげることができた。
ボスエリア間の木は半分くらい伐採を終えて、泉からの水路を作り、そこに落ちないように蓋をしていく。
ボスエリアをつなげたことによって3千人くらいは余裕で住めるんじゃないかな。
さらに整地に2週間をかけた。
一通り整地が終わったので家を設置していく。
クレイジーコングがいた一段高いところに自分の屋敷を作っていく。
屋敷は王都の高級住宅街を参考にした。
中央には各ギルド支部とゼスト商会支部の建物を建てるつもりだ。
その周りに区画を作って行って家をいくつか置いていく。
これは前にチュートリアルの世界で作ったやつなので設置するだけで楽だ。
各家に水道をつけて排水も用意していく。
そのあたりは気功錬金が活躍してくれた。
クレイジーベアがいた場所に大きな建物を建てる。
これは騎士が住む寮にするつもりだ。
あとは住民が増えてきてから考えることにした。
何だかんだで2週間以上かかってしまった。
それから畑の区画を作って耕していく、これ以上は住民に頑張ってもらおう。
ここまで休みなしでやってきたので、さすがに疲れたから今日は屋敷の風呂に入ってゆっくり休むことにした。
次の日、屋敷の中に転移ポイントを作って、王都に帰る。
王都の屋敷の中にも転移ポイントを設置しておく。
これでリーナたちはいつでも行き来できるようになる。
この転移ポイントは許可されたものしか使うことができないようになっている。
リーナ達に渡した指輪に付いている石が役割を果たしてくれる。
あとは実際に機能するか試す必要があるので城に向かった。
シズクさんにあったのでリーナはどこか尋ねたら、今日は休みで部屋にいると教えてくれたのでそっちへ行ってみる。
ノックするとドアを開けてくれたのはレインだった。
中に入るとリーナ、カティア、プリシア、ミレイヌが集まっていた。
そちらへ向かうとみんなに抱き着かれてしまった。
「ミナト、帰ってこなさすぎです。」って頬を膨らませたリーナを可愛いなって見ていたら次々怒られてしまった。
「申し訳ない。」と謝るしかなかった。
その後婚姻届けはすべて受理されたことを教えてもらった。
これでみんなとは正式に夫婦になったことを喜んだ。
それからみんなで屋敷に行って転移ポイントを試してもらったけど無事に往復できました。
森の屋敷を見てもらったらみんな満足していた。
しかし家具は購入しないといけないから王都の王家御用達の店にみんなで買いに行くことになった。
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